【床矯正1】床矯正は1日入れ忘れると取り戻すのに2日かかる


【2017年8月31日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は毎日入れなくてはいけない取り外しの装置床矯正を入れ忘れてしまうとどうなるかというお話です。

 

もくじ
①床矯正とは?
②1日14時間以上入れましょうの意味は?
③1日8時間しか入れないとどうなるのでしょうか?
④うっかり入れるのを忘れてしまったら?
⑤何日も入れなかったときは・・?
⑥床矯正の紛失はもってのほか!
⑦固定装置に対しての取り外しの装置です。

 

①床矯正とは?

床矯正(しょうきょうせい)とは当院では小学生の低学年を中心に、取り外しのできる矯正装置を毎日14時間以上入れることで歯が並ぶスペースを作っていきます。取り外しができるので固定のワイヤーの矯正治療と違い、矯正治療をしていても食事も普通に食べれたり、学校生活の負担も少なくできます。

 

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 

また床矯正研究会ではバイオファンクショナルセラピーと呼ばれる口腔機能へのアプローチも床矯正治療と同時に行い、より装置の力を生かし、その子の口の機能の発達を引き出すことも行っています。

 

②1日14時間以上入れましょうの意味は?

主に当院では小学生低学年のお子さんの矯正に使っている床矯正装置。

 

床矯正顎を広げる

 

床矯正は取り外しの装置で、1日14時間以上の装着をお願いしています。

14時間というと夕方4時から朝6時までつけて14時間。

食事の時間は外します。

朝6時に起きてすぐ学校に行く子供はいないと思いますので、「学校から帰ってきたら装置を入れる、夕ご飯の時は外す。そのあとお風呂に入っているときも入れて、寝ているときも入れる。朝起きたら朝ごはんの時だけ外して学校に行くギリギリまで入れる」といった形で14時間を目指してもらいます。

 

この14時間の装着の理由は

一日の半分以上入れましょう

ということです。

 

少し広がった装置を入れて、それに合わせて顎が広がります。しかし外せば元に戻ります。

その外して戻ってを繰り返す中で入れている時間が外している時間より長いことが大事になります。

14時間の装着ということは外している10時間の間に戻ります。

しかしまた入れるので広がっていくのです。

 

子供の睡眠は鼻呼吸

 

歯が動くとそこで固定されると思う人がいますが、これは矯正全般に言えますが歯が動いたこととその位置に固定されたことはイコールではありません。動いた歯がすぐにそこに固定されるのであれば逆に、そう簡単に歯は動いていきません。

 

③床矯正を1日8時間しか入れないとどうなるのでしょうか?

床矯正を寝ているときだけ8時間入れるとどうでしょう?

外している時間は16時間です。

 

たまに子供が寝ているときだけ装置を入れさせているお母さんがたまにいます。そういったお母さんは「14時間のところを8時間で入れているので、同じようには動かないけれど半分くらいのペースで進むのではないか?」と思っているようです。しかし実際は

外して戻る時間の方が多いので広がりません。

床矯正の場合1日8時間しか入れないのならば、ほとんど入れていないのと変わらないことになります。

 

「毎日装置を入れる」

「寝ているときだけ入れる」

のではなく

「毎日14時間以上入れる」装置です。

 

顎が広がらないのに装置だけが広がるのでその時は入っているよう感じになってもある時点になったらかたついて入らないようになってしまいます。

 

 

④うっかり入れるのを忘れてしまったら?

では床矯正を入れ忘れをするとどうなるでしょう?

床矯正を1日入れ忘れたらその日のままではなく、そこから戻っていきます。

1日入れ忘れたら、そのままの状態で次の日に行くのではなく、マイナスになったぶんを取り戻さないといけません。

 

装着時間は守らなきゃダメ

 

つまり4日入れたらねじを巻く場合は、1日入れ忘れたらプラス2日ぐらい余計に入れないと忘れた分は取り戻せません。入れ忘れのマイナスをカウントしないと

顎は元に戻っているのに、合っていない床矯正を広げていけば必ず途中で会わなくなって装置ががたついたりする原因になります。

 

⑤何日も入れなかったときは・・?

連休の旅行にもっていくのを忘れた、

どこかに置いてきてしまってすぐに手元に帰ってこなかった

風邪やインフルエンザなどで装置が入れられなかった

など何日も入れられなかったら、その分どんどんせっかく広げた顎は元に戻っていきます。

 

そうなったら

とにかくがたつかないで入るところまでネジを戻しましょう。

戻した分だけそれまでの何週間や酷いと1~2カ月近くが無駄になります。自信がなければすぐに歯科医院にもっていって合わせてもらうのがベストです。

 

たった2~3日入れなくても顎の戻る量によっては何週間も行ったことが無駄になります。風邪などの体調の問題で入れられないのはしょうがないですが、不用意なミスは避けたいところです。

 

⑥床矯正の紛失はもってのほか!

そうなると一番困るのは「装置をなくしてしまった」時です。

 

新しく作るにせよ、新しい装置ができるまで期間がかかります。紛失したからといって明日できるわけではありません。その間に歯がどんどん戻っていきます。床矯正の装置の紛失は装置だけでなく今までせっかく広げたスペースもなくなります。装置ができるまでの間に戻らないように何らのあ処置が必要になったりします。

 

 

・・とは言いながら毎年何人もなくすお子さんが出てきます。後作り直しのお金がかかるからと何日も家の中を探し回っていたお母さんがいますが、その間に戻るのでせめて納得するまで探したいのであればまずは連れてきて戻らないような処置をしてから探すべきです。

 

 

⑦固定装置に対しての取り外しの装置です。

こいった装着時間のトラブルが多い子供の場合は固定の装置を入れたほうが治療は確実に進みます。

ただし24時間お口の中に装置が入っていることで、しゃべりづらいとか普段の生活だけでなく、学校などでもストレスがかかってしまいます。例えば給食を食べたときに食べ物が挟まったら昼休み自分で取らないといけません。

 

当院としてはできる限り取り外しの装置で治療を進めたいのはこういった子供の負担を軽減したいからです。しかし

「1日くらい忘れても・・」
「ちょっと入れない日があっても・・」

 

というような取り外しの装置は入れたい時だけ入れる装置ではありません。そういったことで入れたり入れなかったりすれば治療は遅れていきますし、結果も出てきません。

 

しっかりできるお子さんの場合半年くらいでネジが巻き終わるのですが、1年以上たっても進まないお子さんが出てきます。取り外しの装置である以上こういった、予定通りに終わる子供とそうではない子供の差というのはどうしても出てきます。

 

サボったり、装着時間の約束を守れないのを、ドクターの力で何とかすることはできません。

 

ということで床矯正装置の入れ忘れはしないようにお願いします。

 

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ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ります。取り外しの床矯正は学校生活に負担をかけないで、家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらいます。9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが床矯正成功のポイントです。

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注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

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