【子供の矯正11】正しい機能を教えてくれるEF-line


【2017年10月17日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

ただ歯科クリニックでは何種類かの小児の既製マウスピース矯正装置を使用しています。

そのうちの一つEF-lineについて今日はお話をします。

 

もくじ
①EF-lineとは?
②EF-lineの説明の動画があります。
③大きなコンセプトはプレオルソやムーシールド、T4Kと同じです。
④低年齢から開始をするのがいい効果を生みます。

 

①EF-lineとは?

EF-lineは成長期のお子さんの正しい機能を獲得するための既製のマウスピース装置です。EFというのはeducation(訓練)とfunction(機能)からきているので文字通り機能訓練のための装置です。そういった機能を重視した矯正が発達しているヨーロッパ、フランスで開発された装置です。

 

日本ではオーソデントラム社から発売されています。

EF-LINE 生体親和性の高い矯正装置の開発

 

当院ではEF-LINE以外にもプレオルソやムーシールドなど様々な既製のマウスピース矯正装置を使っています。各装置について知りたい方はこちらをご覧ください。

3~5歳のプレオルソ・T4K・ムーシールドを用いた乳歯の筋機能矯正

 

細かい形の違いで行くと、プレオルソやムーシールドが低い位置にある悪い舌を上げるのに対して、EF-lineは唾を飲みこんだ時正しい動きができるような作りになっているところです。この辺りは日本人の開発した装置はまずは正しい位置に上げれる筋肉がついてくるようになれば、正しい動きもついてくるのを期待しているのに対して、ヨーロッパ生まれのEF-lineは動かしながら正しい位置に収まるように動かし方を覚えるするというコンセプトの違いがあります。

 

またEF-lineはブラケットのような歯の表側に矯正器具をつけた時にも使えるタイプがあったりするものがあったりします。歯並びと歯の生え変わり、また種類によっては歯を誘導するようなタイプがあり、その場合歯の大きさに合わせて種類が変わるので既製品と言ってもかなり細かい種類大きさの指定ができます。

 

②EF-lineの説明動画があります。

海外で製作されたものなので字幕になります。

 

EF-lineの概要

 

動画でも説明されていますが

EF-lineを用いた効果的訓練により、口腔周囲の筋肉のバランスをととのえること

そのために正しい呼吸と嚥下(飲みこみ)を覚えないといけないこと。

また

12歳過ぎからの固定装置を用いた矯正治療だけでなく、4~8歳くらいから発育を利用した矯正も始めることができることも説明されています。

 

また実際に装置を入れているときの呼吸や嚥下の訓練についての動画もありますのでご覧ください。

 

EF-line呼吸の訓練

 

EF-lineの嚥下の訓練

 

それぞれひとつの動画にしているように、歯並びも大事ですが「正しい呼吸」と「正しい嚥下(飲みこみ)」を覚えてもらうことも大変重視しているということです。

 

どうしても日本人が開発したプレオルソは舌を正しい位置に置くことを重視しますが、舌の動きを重視するEF-lineの動きは日本人とフランス人のアプローチの違いと考えると興味深いです。EF-lineも寝ているとき装着しますが「正しい舌を動かす」というのを重視しているために、起きているときの装着時間にトレーニング等などで動かしたかを覚えてもらうことを重視しているのも特徴です。

 

③大きなコンセプトはプレオルソやムーシールドやT4Kでも一緒です

EF-line以外でもプレオルソやT4K,ムーシールドなどの装置を使った矯正を当院では既製マウスピース矯正とお話しています。EF-lineだから呼吸や嚥下(飲みこみ)を重視しているのではなく、基本的にはどれも同じように呼吸や嚥下(飲み込み)を重視しています。

 

装置の目的は正しい機能の獲得をするためにつけてもらいます。正しい機能を獲得できた結果として歯並びにも動きが出てきます。どの装置も機能の獲得が最優先で歯並びはそのあとの話になります。

つまりぽかんと口を開いていて唇がかさかさ、つばを飲み込むと歯と歯の間からベロが見える、これではいくら装置を入れていても歯が動いてきません。

 

④低年齢から開始するのがいい効果を生みます。

EF-lineだけでなくプレオルソやムーシールド、T4Kなどの既製マウスピース装置は低年齢のお子さんでも装着しやすいものになっています。正しい呼吸や嚥下(飲みこみ)を覚えることで正しい成長をしてその結果として歯並びも正しい方向に誘導されます。逆に成長が終わった成人、もしくはもうほとんど乳歯が抜けて永久歯になっている年齢では、低年齢のお子さんのような劇的な変化を求めるのは難しくなってきます。

 

 

 

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プレオルソやT4Kなどの既製マウスピース装置は寝ているときをメインに行う正しい機能を獲得する装置です。乳歯の歯並びの3~4歳前後のお子さんでも負担が少なく装着をすることができます。

プレオルソ・T4K・ムーシールド~乳歯(3~5歳)の矯正治療

プレオルソ公式サイトは(こちら


お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。

子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

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