【床矯正治療4】床矯正の針金が壊れる!!


【2017年11月13日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は床矯正を使っているとよくあるこういったトラブルのお話です。

 

床矯正の針金の破損

もくじ
①床矯正とは
②床矯正の針金の破損は治療が遅れる原因になります。
③そもそも壊れやすい針金になっています。
④ということは床矯正の取り扱いを慎重に・・・
⑤最初はお子さんも約束を守ってくれるけれども・・。
⑥たまにかみ合わせが強かったりすることがあります。
⑦針金の破損は治療を遅れさせます。取り扱いは十分な注意を!

 

①床矯正とは?

床矯正(しょうきょうせい)とは当院では小学生の低学年を中心に、取り外しのできる矯正装置を毎日14時間以上入れることで歯が並ぶスペースを作っていきます。取り外しができるので固定のワイヤーの矯正治療と違い、矯正治療をしていても食事も普通に食べれたり、学校生活の負担も少なくできます。

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 

また床矯正研究会ではバイオファンクショナルセラピーと呼ばれる口腔機能へのアプローチも床矯正治療と同時に行い、より装置の力を生かし、その子の口の機能の発達を引き出すことも行っています。

 

②床矯正の針金の破損は治療が遅れる原因になります

床矯正の中で多いトラブルは「針金が壊れた!」というトラブルです。

「針金が壊れた!」と本人やお母さんが気づいてくれることもあります。壊れた時に気づくというよりは、ネジまきの時に気づいたというお母さんもいますし、全く気付かないで調整に来た時こちらで見つけてしまうこともあります。

 

針金が壊れると維持がしっかりできなくなっしまうので装置が浮いてしまい正しい力が歯に加わりません。必ず修理が必要です。修理は、型取りをして新しい針金を作るので、それまでの間緩い状態で装置を入れてもらいます。しかしその間ネジを回したりできないので治療は先に進めなくなります。また新しい針金に交換しても今までゆるゆるの状態で入れていたのでしっかり入っても適合が甘いので少し装置をそのままで入れてもらわないといけません。

 

 

③そもそも壊れやすい針金になっています。

床矯正の針金はそもそも壊れやすい細い針金を使っています。

 

針金が壊れないようにするのであれば、太い針金に変えるのも一つです。しかし針金が太くなると歯を抑える力が強くなります。そうなると遊びがなくなり装置を動かすときに痛みが出やすくなります。できるだけ痛みが出ないように治療をするために細い針金を使っています。

 

また取り外しが子供でもできるくらいの力と考えるとこのぐらいの太さがいいです。大人の入れ歯で鵜使うような太さのワイヤーでは取り外しがかない大変になると思います。この取り外しが面倒になってやる気をなくしたりすると困るのでやはり低学年の子供たちでもつけることを念頭に置くとある程度の細いワイヤーのほうがいいと思います。

 

④ということは床矯正の取り扱いを慎重に・・・

という事は床矯正をつけたり外したりするときは、慎重に行わなければいけません。セットの時に子供さにもお母さんにもお話ししますが、両手で外すのが大原則です。

 

片手で外したり、

ひどいお子さんは舌、べろで外したり、

適当にお口の中に入れてから噛んで入れたりして

遊んだりしてます。

 

そうなるともう壊れるのは時間の問題です。

こういった取り外しで両手を使うようにというのはセットの時にしっかり説明しているのですが・・

 

装置の取り外しは両手

 

 

⑤最初はお子さんも約束を守ってくれるけれども・・。

多くのお子さんは最初はきつく言われるので両手でしっかり取り外しをします。お母さんも最初は取り外しの時しっかり見てくれます。

 

だいたい2~3か月たつとお子さんもなれてきて適当に扱うようになります。またそのころになるとお母さんもチェックしなくなり針金が壊れてきます。最初の1~2か月で壊してくる子供はほとんどいません。つまり針金の破損は、子供や家族周りのモチベーションが落ちてきたことをこちらに知らせてくれるサインでもあります。

 

 

両手の取り外しを徹底してください

 

またそのような床矯正の取り扱い、最初に決めたルールが守れていないようですと、装置の装着時間も甘くなって来たりしています。取り外しの装置である床矯正は装着時間が足りないと治療が進まない大きな原因になります。

 

⑥たまにかみ合わせが強かったりすることがあります。

取り外しをしっかりしていても針金が破損することがあります。それはちょっとかみ合わせがきつく噛みこんだ時に針金が壊れてしまう時です。これはちょっと針金がきつく噛みこまないように維持にする歯、乳歯にですが針金が入る溝を掘ったりします。

 

こういったことがないように全部のケースで最初から掘るのもいいのでしょうが、お子さんの負担を考えて当院ではトラブルがあった時だけ溝を掘るようにしています。乳歯とはいえ削るとなると難色を示す方もいるので。

 

⑦針金の破損は治療を遅れさせます。取り扱いは十分な注意を!

床矯正の針金が破損すると、新しい針金ができて修理をする治療が進まなくなります。

 

また取り扱いが原因である場合はお子さんが取り扱いがそのままではまた壊れてしまいます。またそういった針金の破損は、子供や周りの家族の矯正に対する慣れやモチベーションの低下から起こっていることがあります。装置の取り扱いだけでなく装着時間なども再度しっかりしていくようにしないといけません。

 

取り外しはかならず両手でお願いします。

 

約束は守りましょう

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ります。取り外しの床矯正は学校生活に負担をかけないで、家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらいます。9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが床矯正成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

 


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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