【呼吸・睡眠・息育3】子供が寝ているときの歯ぎしり


【2017年11月16日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

最近お子さんの歯ぎしりが多いようです。

 

もくじ
①うちの子寝ているときに歯ぎしりをするんです・・
②大人なら寝ているときの歯ぎしりにマウスピースを使ういますが・・
③まずは毎日歯ぎしりしてますか?毎日していませんか?
④お子さんの歯並びやお口周りの機能は大丈夫?
⑤ある時から歯ぎしりするようになった・・
⑥子供の歯ぎしりの場合これといった確実な治療法があるわけではありません。

 

①うちの子寝ているときに歯ぎしりをするんです・・

最近ているときの歯ぎしりをするお子さんが多いみたいです。

寝ている時に歯ぎしりをしていてもどう対処していい変わらないお母さんが多いようです。

乳歯の場合永久歯よりもやわらかいのでかなりすり減ってきたりするお子さんもいます。

歯並びなどに影響がないのか?気になっているお母さんもいます。

 

子供の寝ているときの歯ぎしり

 

②大人なら寝ているときの歯ぎしりにマウスピースを使ういますが・・

大人の場合寝ているときの歯ぎしりにはマウスピースを作って歯ぎしりを軽減させる方法があります。ただし歯と歯が接触しなくなるだけで、歯ぎしり自体を止める効果はありません。しかし子供の場合マウスピースを作ってしまうと顎の成長を止めてしまいます。また歯が生え変わるたびに合わなくなるので新しいのを作らないといけなくなり現実的な方法ではありません。

 

大人の寝ているときの歯ぎしり 歯ぎしり用マウスピース

 

③まずは毎日歯ぎしりしてますか?毎日していませんか?

まずはお子さんの寝ているときの歯ぎしりが毎日しているかどうかが大事です。

毎日していないお子さんの場合、ストレスでしている可能性があります。

 

例えば幼稚園や学校などで友達と喧嘩したり、泣いたり何らかのストレスがかかるようなことがあった、家庭でお母さんに怒られて自分の思い通りにならなかったことがあったなど何らかのストレスがあった夜だけ歯ぎしりするお子さんがいます。

 

子どもストレス

 

その場合は歯ぎしりを治すのではなくストレスをかけずにどうするかということです。幼稚園や学校では直接お母さんが何かできなくても、毎日会ったことを聞いてあげて、何かアドバイスをしたりお子さんが悪くないよとかお話してあげるだけでも少し違うでしょう。ご家庭での場合は怒り方とか納得してもらうために説明を変えるとかが必要になると思います。

 

大事なのはお子さんのストレスゼロを目指すのではなく歯ぎしりが減る程度にちょっと楽してあげるということです。歯ぎしりするので子供を怒らないとかは論外です。

 

④子供の歯並びやお口周りの機能は大丈夫?

毎日寝ているときに歯ぎしりをしていいるお子さんの場合、歯並びや口周りの機能は大丈夫でしょうか?

正しい機能を獲得してない、一番多いのは鼻呼吸ではなく口呼吸、それによって舌が下がっていることで寝ているときにいびきをかいたりしているような場合。また顎の成長で言えばこれも多くは口呼吸でですが、正しい上の顎の発育ができていない小さい上の顎に合わせて下の顎が劣勢長になったり、正しい位置で噛めなくて後方に押し込まれている場合。

 

口呼吸口ぽかん

 

こういったことなどで本人が本当は噛みたい位置ではない位置で噛んだりしている場合正しい方に噛みたい本人と咬めないので今噛める位置に戻るといったことを繰り返します。特に意識があるときはそれでも噛める方で何とか噛みますが、無意識ならば噛みたい方向に動かしてしまいます。

その行って戻っての中で歯ぎしりが起こってしまうことがあります。特にお子さんの場合は、全部大人の歯になる中学生くらいまでは顎の関節の位置が決まらないのでちょっとしたことで動きやすい状態です。そのためにこういったことが起こったりします。

 

歯ぎしりを治すために歯並びや機能の改善をするのではなく、こういったことを改善すると歯ぎしりが軽減するか経過を見ていきます。まずは機能や歯並びの問題があれば改善する必要があります。

 

⑤ある時から歯ぎしりするようになった・・

ある時から突然歯ぎしりするようになったというお子さんの場合注意しなければいけないのは「枕」です。

枕は硬く高すぎたりした場合と、やわらかかったり低すぎたりするとそれでかみ合わせが動きます。正しい位置じゃない方に動かされるのでそれに対し戻ろうとする力が働きいったり戻ったりしてうるちに歯ぎしりをします。

 

その枕子供にあっていますか?

 

お子さんにあった枕ではなく、キャラクターものにしたり、大人の枕などよくよく考えたら枕が変わってから歯ぎしりし始めたという場合は枕が原因のことがあります。

 

⑥子供の歯ぎしりの場合これといった確実な治療法があるわけではありません。

子供の歯ぎしりは大人の歯ぎしりと違って、これという治療法や対処方法があるわけではありません。またこれまでに述べたような原因がわかる場合はそれによって症状の改善があったりしますが、すべてわかるわけではありません。機能の改善も何か月ですぐによくなるというものではないので、時間がかかります。

 

 

 


お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。

子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?


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