【小児歯科2】歯の生え変わりが遅いので心配・・・


【2018年2月23日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項があります。こちらの記事に目を通してください。

 

今日は子供の歯の生え変わりのお話です。

もくじ
①うちの子生え変わりが遅いかも・・・?
②単純に生え変わりが早いか遅いかを知っておくには?
③10人に1人の先天欠如歯に注意しましょう
④6歳臼歯は乳歯に引っかかって出れないことがある
⑤早く歯が抜けちゃうと・・・?
⑥基本は乳歯が抜けたら永久歯が生えてきます。
⑦生え変わりの時期は何かあったらすぐに相談を

 

①うちの子生え変わりが遅いかも・・・?

歯の生え変わりは気になるところです。早いお子さんだと5歳ぐらいから生え変わりが始まる子供もいますし、7歳過ぎてもまだ乳歯のままの子供もいます。大体前歯の生え変わりは6歳の前後1年ぐらいの幅つまり5歳から7歳ぐらいで見てもらっていいと思います。ついつい友達がどんどん大人の歯になっていると焦ってしまいますが、2年ぐらいの幅はあります。

 

全部永久歯になるのはもう少し幅が出てきて小学校4~5年生で全部永久歯になっている子供もいれば、中学生になってもまだ乳歯が残っている子供もいます。

 

結構周りの子供と比べて生え変わりが遅いと心配するお母さんがいますが、実際はそういった個人差の範囲や男女の範囲でおさまる話だったりします。

 

 

②単純に生え変わりが早いか遅いかを知っておくには?

大人の歯の生え変わりの早い・遅いの一つの基準として赤ちゃんの時に乳歯が何歳で生えてきたかを覚えておきましょう。

 

結構早い時期に生えてきた子供は、永久歯の生え変わりも早いですし、乳歯が生えてきたのが遅い子は生え変わりも遅いです。この生え変わりが始まった時期に「乳歯って何か月ぐらいに生えてきましたか?」と聞くと結構忘れて答えられないお母さんも多いです。後は1歳半検診の時に乳歯が全部生えていたかどうか?とか。

 

 

生え変わりが早いのか遅いのかを知るひとつとしては簡単にわかりますし、知っていれば周りの友達を見て焦るようなことはなくなります。

 

 

③10人に1人の大人の歯がないことがあるので注意しましょう

一つ注意をしてほしいのは、2011年に発表になった国立大学の小児歯科で1万人以上の調査で10人に1人の子供で先天欠如歯といって永久歯がない子供がいることがわかっています。乳歯の下に永久歯がないから生え変わりが起きないというケースです。これはレントゲンを撮らないとわかりません。

 

先天欠如歯の多くの子供は1~2本の先天欠如歯です。上下左右の同じような部位の歯が生え変わっているのに1か所だけ全然生え変わらないときにはそういった可能性があります。

 

先天欠如歯

 

一応歯が抜けてなかなか生えてこないような場合は歯医者さんに行って問題がないかどうかを見てもらった方がいいとおもいます。

 

④6歳臼歯は乳歯に引っかかって出れないことがある

6歳臼歯はだいたい6歳に生えてくるのでそう呼ばれていますが、前歯と同じように前後一年の幅があります。5歳で生えてくる子供もいれば7歳でもまだ生えない子供もいます。

 

6歳臼歯もただ生えてくるのが遅いのか?まれに手前の乳歯に引っかかって出れないことがあります。これも単純に生え変わりが遅いだけなのか骨の中で引っかかっているかはレントゲンで見ないとわかりません。引っかかって出れなくなっている場合には何らかの処置が必要になりことがあります。特に手前の乳歯の根っこを吸収しているような重なりが深い場合には早目に対処をしないと手前の乳歯が本来の時期よりも3年前後早く抜けてしまい奥歯の歯並び、かみ合わせに影響がでます。

 

⑤早く歯が抜けるのはいいことなのでしょうか・・・?

たまに何らかの理由で歯が早く抜けてしまうことがあります。

 

虫歯で大きな治療をした歯などは体が異物とみなしてほかの歯よりも早く抜ける傾向にあります。

1か所だけ順番を無視して全く違う時期に生え変わりがあったりすると、最終的な歯並びやかみ合わせに影響が出ることもあります。乳歯の虫歯は治療して痛みが取れればいいといったわけではなく大きい虫歯があったりするとこういったことも起こったりします。

 

あとたまに、ちょっと揺れてきただけで抜いてほしいというお母さんもいます。本来は抜けた乳歯のすぐ下には永久歯が来ていてすぐに生えてくるのですが、予定よりも早く永久歯が上に登ってくる前に早く抜けてしまうと歯ぐきがかぶってあつくなってしまい、永久歯が生えづらくなったりする原因になったりします。

 

 

 

⑥基本は乳歯が抜けたら永久歯が生えてきます。

当たり前といえば当たり前ですが乳歯が抜けたら必ずその下から永久歯が生えてきます。

 

乳歯の下の永久歯が上に上がる中で乳歯の根っこを吸収していくので、最終的に乳歯は歯ぐきの上に載っているだけになり抜けてしまいます。基本抜けた乳歯には根っこがありません。

 

たまにスペースがない子供の場合、1本の永久歯が生えるために2本の乳歯を抜けさせせてしまうことがあります。2本の乳歯のところに生えてくるのでパっと見るとスペースがあるような感じですが、もう一本永久歯の生えるスペースが全くない、将来歯並びが必ずガタガタになります。

 

乳歯の抜けた数と永久歯の数を必ず確認しましょう。もしくは左右の歯の数があっていないと何か問題がある可能性があります。そういったチェックは忘れないようにしましょう。

 

⑦歯の生え変わりの時期は何かあったら相談を!

毎回歯が抜けそうになるたびに歯科医院に行く必要はないのですが、ちょっとおかしいなと思ったら歯科医院で見てもらうことをお勧めします。

 

特になかなか乳歯が抜けない、抜けたのに生えてこない、他の同じ部位の歯が全然動かないのに1本だけ生え変わったなどは見てもらった方がいいと思います。基本としては左右反対側の歯を基準にして同じ部位が同じようになっているのならいいですが、そうでなければ問題かもしれません。上下では下の方が同じ部位なら必ず生え変わりは早いのでそうでなければ問題かもしれません。

 

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。 

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 


SH療法は狭窄した歯列を正常にする治療法です。歯列が狭窄していることで起こるかみ合わせや歯並びの問題を改善しする機能を重視した矯正治療です。1日8~10時間の装置の装着でいいので、学校が忙しい中学生や高校生、仕事がある社会人の方にも負担が少ない矯正治療です。

SH療法~中学生と高校生と成人の萎縮した顎を元に戻す

「SH療法」HPのSH療法を受けられる歯科医院にただ歯科クリニックも掲載されています。


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




前へ:
次へ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



カテゴリ【歯についての話】の関連記事


Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る