【子供の矯正41】学校の歯科検診で歯並びがチェックされなければ大丈夫?


【2018年5月24日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は学校の歯科検診でよくあるお話です。

 

もくじ
①歯科検診で歯並びにチェックがなければ大丈夫?
②検診の歯並びには規定があります。
③そもそも歯科検診とはどういった位置づけなのでしょうか?
歯並びはお母さんが「おかしいな」と思っているほうがが正しくなります。

 

 

①歯科検診で歯並びにチェックがなければ大丈夫?

子供の歯並びをお母さんは気にしているけども、学校の歯科検診では歯科医院にいってくださいではなく、異常なしや観察に丸が付いていたのでうちの子は大丈夫なの?といった質問を受けます。もしくは当院に相談にきて、検診と違った結果で話すとどちらかが間違っているのではないかと疑ったりするお母さんもいます。これどちらも間違いじゃないんですね。

なんでこういった間違いが起こるのかを今日はお話します。

 

歯科検診の目的を知りましょう

 

②検診の歯並びには基準があります。

歯科検診での歯並びでは、基準があります。

例えば上顎前突、出っ歯の場合下の歯と上の歯の距離、下の歯に対して上の歯がどれだけ出ているか?というのが決まっています。7ミリ前後、歯医者さんで使う小さな鏡の半分くらいの距離が離れていないと要精検つまり歯医者さんに行って下さいとはなりません。

それより小さい場合は要観察とかになります。

 

じゃぁ7ミリを超えるような出っ歯じゃなければ、歯科医院に相談に来ても「大丈夫ですよ、様子を見ましょう」とはならないです。

 

このくらいが歯科検診でチェックされる出っ歯

 

受け口も2本以上の歯のかみ合わせが逆になっていないと反対咬合、受け口でチェックされませんが、当院では1本でも逆になっていれば治療をすることもよくあります。

 

つまり、歯並びに関しては(虫歯はまた少しニュアンスが違いますが)

チェックされていなかったり、観察とかにチェックになっていっても矯正をする必要がある場合があるということです。観察するとか異常なしだからまだ歯並びは問題がないという根拠にはならないということです。「歯並びがおかしいのは気づいていたけれど、学校の検診で観察になっていたからそのまま様子を見ていたんです」というのはダメということになります。

 

③そもそも歯科検診とはどういった位置づけなのでしょうか?

学校の歯科検診はある集団をみて「大きな問題がないか?」を見つけるものです。

 

歯並びであれば、子供の矯正の無料相談では当院ではA4で2枚分の問診票に記入してもらいます。

またそれぞれの歯並び合わせて無料相談で話をするうえで必要な簡単な検査や歯並びを悪くしている癖などがないかもチェックします。

そのうえでこういった原因があって今の歯並びがこうなっていますよという話をします。

 

つまり1人1人話す内容が違います。

よく兄弟で相談を一気にしたいというお母さんがいるのですが、そもそも兄弟の年齢が違えば歯並びが同じようであっても状態は変わってくるので話す内容は全く違ってきます。

 

そういった個別の案件までチェックできないで状態で見るのが学校の歯科検診です。

なので問題があるかどうか微妙なラインではなく、完全に歯並びの問題が起こっている子のみがチェックされます。

 

診療室ではライトを使って寝ているの診察

 

虫歯も同様で

その子が歯ブラシを毎日しているのか?自分でやっているのか?お母さんがしているのか?

お菓子はどれだけ食べているのか?歯医者さんに行ってフッ素を定期的に塗布しているのか?

といった個別の状態は考慮していないわけです。

 

それなので歯科検診で用紙をもらったけど、歯医者に行ったら削ったりしなかったとか、逆に毎月歯医者に検診に行ってフッ素を塗っているのに歯科検診でチェックされた(その場合は歯医者の方で毎月来ていて虫歯のリスクが低いので経過を見ていたということです)といったことが起こります。

 

あくまでも、ものすごい問題があった場合、歯医者さんにってくださいというのが学校の歯科検診の位置づけということです。

 

④歯並びはお母さんが「おかしいな」と思っている方が正しくなります。

つまりこういったお母さんは「歯並びがおかしいな?」と思っていたのに検診でチェックされない場合、お母さんが方が正しいということです。

検診で異常なしや観察になっているから来年まで様子を見ようではなく、以上にお母さんが気づいてるのであれば一度見てもらった方がいいわけです。

 

ただ歯科クリニックの矯正治療の初回は無料相談です。

どういった治療をして、費用はいくらぐらいといったお話もしますが、一番大事なのは子供の今の状態を知ることです。

 

例えば前歯のガタガタもどれだけガタガタ酷いかどうかではなく

歯が大きいのか?顎が小さいのか?歯が大きくて顎が小さいのかで話が変わります。

顎が平均より足りない子供は正しく発育ができていない子供です。何らかの原因があって正しく成長できていないわけです。それなのに「自然に並ぶかもしれないから様子を見よう」とおもっても成長はしません。

 

そうやって顎が小さい上に平均より大きな歯が生えたら、確実にスペースは足りなくなり治療の開始が遅れれば遅れるほど不利になります。

今の状態を正しく認識できなければは、どういった治療をするのかも話が変わります。

かといって学校の歯科検診で一人一人にそこまで時間はかけれません。

 

疑問があれば相談してください

 

学校の歯科検診の結果と、無料相談で当院が問題があるというラインは全く違います。お母さんが歯並びおかしいなと思っても学校からきた用紙にチェックがないからと言って問題がないということではありません。

それはどちらが正しいということではなく、趣旨がが違うからです。ご理解ください。

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。


SH療法は狭窄した歯列を正常にする治療法です。歯列が狭窄していることで起こるかみ合わせや歯並びの問題を改善しする機能を重視した矯正治療です。1日8~10時間の装置の装着でいいので、学校が忙しい中学生や高校生、仕事がある社会人の方にも負担が少ない矯正治療です。

SH療法~中学生と高校生と成人の萎縮した顎を元に戻す

「SH療法」HPのSH療法を受けられる歯科医院にただ歯科クリニックも掲載されています。


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




前へ:
次へ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



カテゴリ【子供の矯正治療を始めるタイミングについて】の関連記事


Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る