【子供の矯正42】いつまでが子供の矯正?


【2018年5月26日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①子供の矯正っていつまで?
②お口の中を見て考えましょう。
③「子供の矯正」という言葉に惑わされると時期が遅れてしまう。
④今子供が何本が大人の歯で何本が子供の歯かわかりますか?
⑤反対咬合はそれとも少し違ってきます。
⑥大事なことは今の子供の状態をお母さんが把握することです。

 

①子供の矯正っていつまで?

当院が行っている小児の矯正というのは実は定期があいまいだったりします。

例えば一般的な小児歯科や小児科でいうと、まぁ高校生ぐらいになったら小児科にしようか内科にしようか考えるようになります。バス料金や電車のなら中学生から大人料金です。

 

バスは中学生から大人

 

では「子供の矯正」というのはいつまでが子供の矯正でしょうか?

 

②お口の中を見て考えましょう。

基本的には矯正の中でいうと子供と大人の違いは大人の歯になっているかどうかになります。

早い子だと小学生で乳歯が全部抜けてしまったりしますが、もうその時点で口の中は大人と変わりません。別に大人の歯に全部なったからといって小児歯科に行ってはいけないということではありません。

あくまで矯正的視点からといって子供の矯正か?大人の矯正か?ということです。

 

全部乳歯が抜けた後ぐらに12歳臼歯が生えてきて、さらにその後親知らずが生えてきます。そういった歯がいい位置に必ず生えるかどうかはその時点ではわかりません。まだ新しい歯が生えてきて次の問題が出てくることはありますが、乳歯が全部抜けて大人の歯になってしまえば大きく環境が変わることは無くなってきます。それはもう大人の口の中と大きく変わることがありません。

 

③「子供の矯正」という言葉に惑わされると時期が遅れてしまう。

「子供の矯正」というのが、例えば小学生や中学生という観点で見てしまうと「ズレ」が出てきます。小学生は子供なんですが、もう全部大人の歯になっていればそれは「子供の矯正」ができる環境ではありません。

 

中学生は子供でしょうか?

 

乳歯がいつ生えてくるか?前歯の生え変わりでも個人差や男女差というのはかなりあります。例えば上の真ん中の前歯などは6歳ぐらいに生えますが前後1年ぐらいの幅があります。5歳で生えてきたりする子もいれば7歳で生えてくる子もいます。

乳歯が全部抜けるのはその幅よりもあります。小学校の5年生ぐらいで全部大人の歯になっている子供がいたり、中学3年生なってもまだ乳歯がある子供もいます。

 

以前にブログでも書いていますのでこちらを見てください。

【永久歯への生え変わり】お友達は生え変わりが始まっているのにうちの子はまだ・・。生え変わりの個人差

 

つまり「全部大人の歯になるとき」というのはかなり幅があり、いつまでが「子供の矯正」かというも幅がかなりあります。学年や年齢でこの時期までと判断しようとすると難しくなります。同級生のお友達が適切な時期に矯正ができたからといって、同じようにできるかというとそうではないのが子供の矯正の難しいところになります。

 

 

④今子供が何本が大人の歯で何本が子供の歯かわかりますか?

例えばこういったお口の中

7~8歳の口の中

ちょっと奥の歯が切れていますが、7~9歳ぐらいの6歳臼歯が生えて、前歯4本が生え変わって犬歯から後ろの乳歯の生え変わりがお休みしている状態です。

 

この状態で乳歯と永久歯の数は半々です。つまり9~10歳の犬歯より後ろの乳歯の生え変わりが始まって永久歯が一本でも生えてきたら口の中は乳歯よりも永久歯のほうが多くなります。ここから一本でも生え変わりが始めれば大人のほうが多くなります。

つまり口の中では小学校2~3年生で半分子供で半分大人になります。

 

「子供の矯正」とうのを、小学生を子供、もしくは中学生まで子供と考えてしまうと治療の時期が大きくずれてしまいます。お母さんや本人は子供の矯正治療と思っても、もう全部大人の歯が生えたらそれは大人の矯正と変わらなくなります。

 

⑤反対咬合はそれとも少し違ってきます。

反対咬合はそもそも、10歳前後で前方の成長が終わる上の顎の骨と、身長が伸びる時期に同時に前方への成長を始めます。この上の顎の骨と下の顎の骨の前方への成長のアンバランスが反対咬合・下顎前突、受け口の大きな特徴です。

上下の骨の成長ピークの違いを知りましょうつまり反対咬合の場合、子供の矯正、大人の矯正というよりもできるだけ早い時期、可能ならば乳歯からに上の顎の骨を前方に誘導してその後の経過をみる矯正と、成長がぴったり止まってから身長が伸びなくなってから抜歯や骨格的な問題が大きければ外科処置などで対応する矯正に分かれます。

 

小学校高学年のころに治療を始めるとなっても子供か?子供じゃない改善に第二次成長期の身長がぐんぐん伸びる時期になるので、その時期に対処療法てきなことができても大きく改善するような治療をするのは難しくなります。

 

⑥大事なことは今の子供の状態をお母さんが把握することです。

 

今矯正をしたほうがいいのか?

大人の歯になってからでいいのか?

様子を見てもよくなるのか?

 

こういった判断はその子の年齢、どういった成長発育の状態にあるのか?歯並びの状態など様々な状況で変わります。そういった今どういった状態にあるのか?が理解していないと、いつ矯正すればいいのかという話も変わってきます。

 

多くのお母さんは治療法や費用が気になってしまい、そういったことで歯科医院を探してしまいます。しかし大前提として今の子供の状態が簡単な治療で可能であれば費用は抑えられますし、難しい状態であれば費用をある程度負担したり抜歯なども必要になってきます。矯正を始めたほうがいい時期なのか?まだ待った方がいいのか?そういった判断も正しい今戸どの成長の時期にいるのかを知らなければ

判断できません。

 

ただ歯科クリニックの矯正治療の初回は無料相談になっています。そういった治療法や費用の話だけでなく今の子供の状態をお母さんが知ることが大事です。

 

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

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