小児矯正で使用する装置


このページではただ歯科クリニックで使用している矯正装置について説明させていただきます。

装置があっての治療ではなく診査・診断に基づいたうえで治療方針が決まります。その中で必要な装置をお子さんに使用していただきます。これらの装置は自由診療です。

 

使用している装置
①プレオルソ(既製マウスピース矯正装置)
②T4K・myobrace(既製マウスピース装置)
③EF-line(既製マウスピース装置)
④ムーシールド(既製マウスピース矯正装置)
⑤床矯正装置
⑥SH療法
⑦マルチブラケット
⑧上顎牽引装置
⑨矯正治療が終わったら入れる保定装置
⑩様々なトレーニング装置

 

①プレオルソ(既製マウスピース矯正装置)

プレオルソは岡山の矯正歯科医の大塚先生が開発された装置です。既製のマウスピース装置で歯並びに合わせてTYPEⅠ・Ⅱ・Ⅲの3種類があります。受け口や出っ歯、ガタガタの歯並びなど様々な問題に対応します。

 

ただ歯科クリニックではプレオルソを寝ているときと起きてるとき1時間の装着をしてもらいます。

 

プレオルソは正しい歯並びのお子さんの口の中の機能を再現した装置です。機能に問題ないお子さんはプレオルソを入れていても苦しくないですが、機能に問題のあるお子さんは装着するとうまく唾が飲みこめなくなったり、寝ているときに外れたりします。

機能の向上とともにそういった問題はなくなっていきます。

プレオルソの使用は指定の講習を受けないと装置を使用することができません。

「プレオルソ子供歯並び矯正法」のサイトはこちら

・プレオルソの治療が可能な歯科医院はこちら

 

②T4K・myobrace(既製マウスピース矯正装置)

オーストラリアで生まれたTRAINER SYSTEM (T4K, MYOBRACE)を中心とした矯正法です。開発されてからもう20年近くの歴史があります。主に5歳から9歳までの乳歯の生え変わりの時期に一番の効果を発揮します。

 

ただ歯科クリニックでは前歯の生え変わりの時期に遅くとも始めたいと思っています。 T4K,MYOBRACEは日中1時間と寝ているときの装着をお願いしています。T4K, MYOBRACEの装着だけでなく、上の歯の後ろにBWSという固定の装置をつけて機械的な力も加えながら治療をします。

毎晩つけるT4K・MYOBREACE+固定のBWS

 

T4K MYOBRACE      BWS

 

③EF-line(既製マウスピース矯正装置)

EF-lineはフランス生まれの、機能的矯正装置の先進国であるヨーロッパで使用されている装置です。

 

EF-lineは乳歯の歯が並ぶ3歳ごろから9歳ごろの時期に、歯並びを悪くしている唇や頬、舌などの機能を改善します。それにより歯並びの改善、口の周りの表情・筋肉を活性化させ、正しい嚥下や呼吸を覚えさせる、本来の正常な姿に体を導くものです。

 

EF-line.のEはEducation(訓練)、FはFunction(機能)ということで、文字通りの機能訓練装置です。

 

効果として①舌位の改善②口腔周囲筋の訓練③下顎骨成長のサポート④本格矯正の前処置があります。叢生、反対咬合、上顎前突など様々なケースに使用できます。

 

EF-lineの説明動画です。

 

④ムーシールド(既製マウスピース矯正装置)

3歳児から使用できる受け口(反対咬合)の装置です。口の周りの筋肉の不調和を整え、正常な筋肉の働きにして、正しい咬合に誘導する装置です。夜寝ているときに口の中に入れてもらいます。

 

型どりが不要なので小さいお子様でも使用が可能です。

乳歯列期反対咬合を考える会にただ歯科クリニックも入っています。

 

ムーシールド

 

⑤床矯正装置

床矯正装置は装置の中に入っているネジを回すことで、顎を広げたり歯を動かしたりする矯正治療法です。6~7歳の前歯の生え変わりが始まった時期から9~10歳の犬歯の生え変わりの時期までが装置の力を一番発揮しやすい時期です。

 

取り外しの装置ですが1日14時間前後の装着が必要です。ただ歯科クリニックでは学校から帰ってきてから寝ている時、学校に行ってくるまでの間入れてもらうようにしています。

 

床矯正を行っている歯科医院による床矯正研究会というのがあります。全国で1500近い歯科医院が加入しています。年に2回の症例検討会などで会員の知識や技術を上げています。ただ歯科クリニックも床矯正研究会の会員です

 

 床矯正閉鎖床 床矯正拡大上顎 

 

 

⑥SH療法

床矯正がネジに対してSH療法はスライデックスという特殊なバネを使って萎縮した顎を元に戻していきます。床矯正が小学校低学年の頃が治療しやすいのに対して、SH療法は10歳以降の中高生、成人に行う治療になります。

 

装着時間が床矯正と違って8~10時間と少なくなることで受験や部活に忙しいお子さんや仕事がある社会人でも治療が可能になります。

 

ネジの取り扱いは日本では1か所の技工所が行っており、装置の使用も指定の講習を受けてないと取り扱うことができません。

ただ歯科クリニックはSH療法を受けられる歯科医院です。

SH療法  SH療法 

 

⑦マルチブラケット

金具(ブラケット)を歯につけて針金(ワイヤー)で歯を動かします。ブラケットは金属のと白いのがあります。固定の装置です。

 

ただ歯科クリニックの子供の矯正では9歳以降の犬歯が萌出しているケース、もしくは犬歯萌出まで時間がない時に歯を並べるために使います。またそれより前の6歳前後では生えてきた前歯がねじれていたり、開いていたりしたときにも使います。

マルチブラケット

針金の力で歯を動かすのではなく、歯と歯の引っ張り合いで動かします。一本だけ悪い位置にある歯を残りの歯で動かすのであれば動かしやすいですがほとんどの歯が悪い位置にあれば動かすのが大変なので時間がかかります。大きい歯と小さい歯が引っ張れば大きい歯の方が小さい歯を引きます。

 

ここで問題になるのは生え変わりが忙しい時期にグラグラしているもうすぐ抜ける乳歯に器具をつけると、早く抜けてしまうだけなのでつけられません。歯と歯の引っ張り合いという原則をお母さんが知らないと、あちこちの歯がグラグラしているときにでもこういった金具をつければ歯並びが治ると思ってしまいます。そのようなあちこちの歯がグラグラしている時期には積極的には使うことが難しくなります。

 

動く量が大きいと治療期間が長くなるだけでなく、痛みなども出やすくなります。成人と違って小児の場合はタイミングなどの問題もありますので適切な時期に最小限の使用をするようにしています。

矯正は歯の引っ張り合い

⑧上顎牽引装置

反対咬合の上の前歯が生えてきたあたりで、強制的に上の顎を前方にひく必要のある場合に使用します。固定装置を入れて、学校から帰ってきて家にいるときと寝ているときにお面のようなものをつけてゴムで顎を前方にひきます。引いてる分だけ前に行くので夏休みなどはできるだけ長くつけてもらうと早く動きます。

上顎けん引装置

 

⑨矯正治療が終わったら入れる保定装置

矯正治療が終わったら「保定」といって、動かした歯が元に戻らないように何らかの装置で抑えることが必要になります。

仮に口の中の機能が問題がない正しい状態で、それが永続的に維持をされるようであれば歯が動いたりしないと思います。しかし機能に全く問題がないのであれば、歯並びそのものが悪くならないわけで、何らかの問題があって歯並びが悪くなったのであれば動く可能性があるという方が自然です。

また将来の様々な環境の変化で、必ず歯並びに悪い新たな癖や問題が出ない保証はないと思っています。

そういった矯正治療後にまた歯が動くことを「後戻り」と言いますが、後戻りを防ぐために保定というのは必要だと思います。固定の装置や取り外しの装置また、大きさや装置もいろいろあります。費用は5000円~30000円(上下別)になります。

取り外しの保定装置    マウスピース型保定装置

 

⑩様々なトレーニング装置

矯正治療と同時に様々なトレーニング装置を一緒に使うことがあります。

・とじろーくん 口を閉じる筋肉をつける装置です。

とじろーくん

・あげろーくん 舌を上げる筋肉をつける装置です。

あげろーくん

・パナスティック てこの原理で歯を前に出します。単純ですがただ歯科クリニックではよく使います。

パナスティック

・パナリング 噛む力をつける装置です。

パナリング

オーラルアカデミー製作のあげろーくん、とじろーくんの使い方の動画になります。

 



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