子供の前歯の生え変わりの様々なトラブルに対応します。


6~7歳の前歯の生え変わりの頃には様々なトラブルがあります。

ただ歯科クリニックは小さい歯並びのトラブルでも治療をいたします。

①前歯の隙間(正中離開)・前歯が閉じない
②大人の歯がない(先天欠如歯)
③前歯が噛まない(開咬)
④乳歯の癒合歯・歯がくっついている
⑤前歯の捻転・ねじれた前歯
⑥矮小歯、小さい歯、歯の形の異常

 

①前歯の隙間(正中離開)・前歯が閉じない

生えてきた上の前歯の隙間を正中離開と言います。

①-1隙間の量はどのくらいでしょうか?

「自然に閉じるかもしれない」といいうことでそのままにしてしまうお母さんもいますが、隙間の距離で変わります。ある調査では1ミリで99%、2ミリで20%、2.7ミリで1%が自然治癒するとなっています。

 

つまり隙間が2ミリを超えてくると自然治癒は難しいので何らかの治療が必要になります。

 

次に隙間を閉じる時期です。上の前歯2本だけが生えてきた時に閉じれば、それに合わせて両隣の歯がはえてくるのを待つようになります。前歯4本が大人の歯になってからで真ん中の2本のを寄せて、次に両隣の歯を寄せます。9~10歳の犬歯以降の歯が出てきてから閉じると、動かす歯が多くなり大変です。

つまり2ミリ以上開いているのを「自然に閉じるかもしれない」と待っている間に治療はどんどん複雑になります。

正中理解すきっぱ

 

また前歯が閉じない様々な原因があります。

①-2上唇小帯付着異常

上唇小帯という唇を引っ張ると真ん中に誰でもあるスジがあります。上唇小帯は生まれたばかりの赤ちゃんは歯ぐきのてっぺんについていることで母乳を吸うことができるようになっています。その後乳歯の前歯が出てきて噛むのを覚えていく段階で本来は徐々に歯から離れていきます。しかし、理由の時期に前歯でうまく食べ物を捕まえる練習をしていなかったり、前歯であまり咬まなかったり、上の唇がうまく動かせていないと真ん中の歯と歯の間に筋肉が残ってしまいます。

上唇小帯付着異常

小帯が真ん中に残ったまま、矯正をして前歯の隙間を閉じても器具を外したらまた歯も離れます。6~7歳の前歯が生えた時に閉じない原因になっている場合は外科的に切除する必要があります。

 

①-3歯が多い(正中埋伏過剰歯)

過剰歯といってって余計に歯が作られる子供がいます。特に上の真ん中の歯と歯の間は好発部位で、正中埋伏過剰歯といわれます。骨の中で過剰歯が邪魔をしているので前歯が閉じることができません。(4.5%のお子さんに起こります。) 

  過剰歯

乳歯が抜けた後に普通の歯と違った小さい歯(過剰歯)が生えてきました。このように生え変わりで自然に生えてくる人もいれば、出てこないので外科的に取らないけない人もいます。

 

①-4悪い癖で前歯が閉じない

口呼吸などの子供でつばを飲み込むときに、べろ・舌を前に出してしまう子供がいます。異常嚥下癖ともいいますが、本来は唾を飲みこんだ時にべろ・舌を前に動かす動きは赤ちゃんが母乳を吸う時の動きです。乳歯が生えて離乳の時期を過ぎて3歳ごろになるとそういった動きは本来はしないのですが、正しい機能を獲得できていないと成人になっても正しく動かせない、赤ちゃんの動かし方をしている人がいます。

ワイヤーの矯正では数十グラムの弱い力で歯を動かしますが、こういった舌が歯を押すときの力は500グラム前後といわれています。まずは癖を除去をして正しい機能を獲得しないといけません。

 

 

「なぜ閉じないのか?」を知ることが大事だと思います。原因があるのに様子を見ていても自然に閉じません。

 

②大人の歯がない(先天欠如歯)

大人の歯がない(先天欠如歯)子供が増えています。日本小児歯科学会が平成19年から20年にかけて15000人以上に調査をしたところ、10.1%の子供に親知らず以外の永久歯の欠損が確認されました。男女別では男子が9.1%、女子が11.0%なので女子が少し多いようです。1歯欠損が5.2%、2歯欠損が2.9%なので多くのお子さんが1本から2本歯の欠損があるようです。

先天欠如歯

 

大人の歯がないかどうかはレントゲンで撮影しないとわかりません。また部位によっては撮影した時期によってはまだレントゲンに映らないこともあります。すぐに確定診断を出せずに必要によっては定期的に撮影をして確認していく必要もあります。

 

前歯の先天欠如歯は見た目の問題があります。上下のどちらかの前歯に先天欠如歯がある場合、ひとつは左右が非対称になるといった問題があります。また歯がない方のアーチは1本分小さくなるので、反対のアーチも小さくなってしまい、歯が並ばなくなります。そういった上下のアンバランスをどう合わせるか?ということも考えないといけません。

 

奥歯の先天欠如歯はかみ合わせの問題になります。矯正で歯がないところのスペースを埋めて対応するのであれば適切な生え変わりのタイミングで治療する必要があります。困ってしまうのは高校生くらいでも乳歯が抜けないのでレントゲンを取ったら歯がないということがわかってしまうことです。もう全部大人の歯になってからスペースをどうするか考えるのは大変になります。

 

③前歯が噛まない(開咬)

前歯が噛まなくて奥歯だけ噛んでいるのを「開咬」(かいこう)と言います。①-4の舌の悪い癖だったり、機能の問題でおこります。スペースがなくガタガタになっているのはそこまでひどくないので、自然治癒する、そのうち閉じてくるかもしれないということでそのままにしているお母さんもいます。また永久歯が生えてくるのが遅いと思ってそのままにしているお母さんもいます。

 

機能の問題は、早いうちから問題点を改善しないといけません。また仮に何らかの器具や装置で閉じてきても元の原因がそのままではまた咬まなくなりますし、予後が不安定になります。

開口オープンバイト

④乳歯の融合歯・歯がくっついてる

乳歯が癒合歯と言って2本の乳歯がくっついて1本の歯になっている子供がいます。乳歯の癒合歯自体の問題というより、癒合歯は部位にもよりますが15~70%でその下の永久歯がないことがあります。癒合歯の矯正治療する必要性ではなく、大人の歯があるのか?ないのか?を早い時期にレントゲンで確認しなければいけません。大人の歯がなければ②の先天欠如歯の状態になります。

癒合歯

 

⑤前歯の捻転・ねじれた前歯

歯が一本だけ曲がって生えてくることがあります。上の前歯は見た目の問題もあります。

まずはただ歯がねじれて生えてきただけなのか?歯が並ぶスペースがなくてねじれて生えてきたのかで話は変わってきます。後者はねじれを取る前にまずはスペースを作る必要があります。

また真ん中の歯であれば生えてきてすぐであれば動きやすいし、装置も大掛かりになりませんが、ほとんど大人の歯になってからねじれを取ろうとすると動かす歯の数がが多くなるので、そこだけで治療が終わらず大変になります。

捻転歯転移歯  捻転歯転移歯

 

⑥矮小歯・小さい歯・歯の形の異常

矮小歯

特に上の前歯の真ん中の両隣の歯に多いのですが「矮小歯」(わいしょうし)といって通常よりもかなり小さい歯が生えてくる子供がいます。これは歯の形の異常です。

 

まずは歯の形が気になるかどうか。歯の形が気になるのであれば、将来何らかの治療で歯を大きくしなければいけません。(かみ合わせが決まっていな小学生の頃は形を治さないのがいいと思います)もしそうであればそれを想定して隙間を空けて歯を並べないといけません。

 

逆に形が小さいままでいいというのであればそのまま歯を並べていいと思います。しかし小さい歯に合わせたアーチは通常よりも内側に入ります。反対側のの歯並びが悪くならないか注意が必要です。

 

困るのは将来大人になってから「小さい歯の形を治したい!」といっても、隙間なく並んでいるのであればスペースを作らないと歯の形が修正できません。

 

歯の大きさ、形と歯並びの問題、治療のタイミングの問題があるので、早いうちに方向性を決める必要があります。

 

 

上記以外にも生え変わりの時期の歯並びのトラブルがあればご相談ください。

 

矯正治療は初回は無料相談です。

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。初回は無料相談となっていますのでこちらをご利用ください。無料相談ではこちらで治療が難しいケースでなければだいたい1時間ほどお話をします。曜日や時間によっては予約が取りづらいことがあります。また無断でのキャンセルや何回も予約を変更された場合お断りすることがあります。

 

 

ご注意ください

このページの内容はただ歯科クリニックでの治療のお話です。他院での同様の装置を使っていても治療の目的・内容は違うものになります。特に受け口・反対咬合の場合治療の介入のタイミング・治療の是非については各医院ごとで大きく変わります。ご注意ください。またページの内容を無断で使用することはお断りいたします。

  



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