【子供の歯並び14】今乳歯が何本あって、何本抜けたのかは知っておきましょう


【2019年1月31日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

 

乳歯の数と永久歯の数って何本か知っていますか?

 

歯の数知ってますか?

もくじ

①大人の歯の数は全部で28本、乳歯は20本
②大事なことは乳歯の下から必ず1本の永久歯が生えてきます。
③スペースが足りなくて永久歯が一本生えるのに2本の乳歯が抜けてしまうことがあります。④実際の治療はどうなるのでしょうか?

⑤もう一つは抜歯をするという考え方です
⑥乳歯が抜けたあとしっかり生えてくるまで確認をしましょう。

 

①大人の歯の数は全部で28本、乳歯は20本

親知らずを抜いた永久歯の数は28本、乳歯の数は20本です。

このうち上下左右の6歳臼歯と12歳臼歯は乳歯の後ろから生えてくるので

乳歯の数は28-8で20本になります。

 

まずお母さんが子供の歯の数は何本、それが最終的に生え変わりで何本になるかを知らないといけません。

 

②大事なことは乳歯の下から必ず1本の永久歯が生えてきます。

大原則として乳歯1本が抜けてその下から生えてくる永久歯は1本です。

乳歯が2本抜けたら永久歯はそこから2本出てこなければおかしいです。

乳歯が4本あったところに生えてくる永久歯の数は4本です。

 

お子さんの歯が何本あるのか

何本抜けたのか?

いつ抜けたのか?

抜けたら終わりでそういったことをあまり気にされないお母さんがいます。

 

③スペースが足りなくて永久歯が1本生えるのに2本の乳歯が抜けてしまうことがあります。

そうしたなんとなく歯が抜けた、生えてきたとしかチェックしていないと問題が起こることがあります。例えば写真のようなケースです。

歯が並ぶスペースがない

 

前歯のところに隙間が空いていて、なんとなくスペースがあってきれいに並んでいるように見えてしまいますが、全く逆でスペースがない子供です。左右の歯の数を数えていくと合わないことがわかります。スペースがかなり足りなかったために乳歯が2本抜けてそのスペースに1本の永久歯が生えてきてしまったからです。

 

だから隙間があるのはスペースがあるからではなく、あの隙間に次の永久歯が並ばないといけません。もちろん並ばないのでそうなると内側に生えてくるか?また隣の乳歯が抜けてその分のスペースを使って生えてくるか?です。内側に生えてきてくれれば見たらスペースが足りないことにほとんどのお母さんが気づきますが、問題はその隣の乳歯が抜けてそのスペースを使ってしまうことです。

 

 

そうなるとこのようになってきます。

 

犬歯のスペースがない

先ほどの状態からまた進んで、前歯4本が並ぶスペースがないために、犬歯の部分の乳歯が抜けてしまったケースです。隙間があって前歯4本の永久歯が並んでいるように見えますが、左右の歯を数えるとあっていません。この後、生えてくる犬歯のスペースが全くありません。赤丸のところです。

 

 

これを4本並んで、スペースに余裕があると思ってそのままにしてしまうと、9~10歳の犬歯が生えてきたときに全くスペースがなくてどうしようと相談に来てしまいます。

この時点で気づいて相談に来るか?9~10歳の生え変わりまで放置しているかでで、治療の方法や費用もおおきく変わります。

 

7~8歳の前歯のガタガタ叢生

このようにガタガタに並んでいても左右両方の歯の数が合ってるほうが、先ほどのケースよりはスペースの問題は少ないわけです。歯並びのガタガタだけで矯正をする・しないと考えてしまうと適切なタイミングでの適切な治療を受ける機会を逃してしまいます。

 

④実際の治療はどうなるのでしょうか?

実際乳歯5本のスペースに前歯4本生えてしまったケースは治療が複雑になります。

先ほどの写真で考えると

まずは反対側の犬歯に合わせて赤丸のところに乳歯入るスペースを作っていく必要があります。

左右の同じ部位の歯に合わせて黒い線を引きながら見ると、まず何となく並んでいた前歯4本は、本来並ぶべき位置からみてすごく内側に入っているのがわかると思います。本来4本はあの赤丸のあたりに並んでいないといけません。つまり前歯4本をより前に出さないと正し位置にならないわけです。

 

さらにその位置にあると

正しい位置の真ん中と比べるとずれていることがわかります。

 

犬歯の部分の乳歯を使って永久歯の前歯4本は、全体が内側に斜めに倒れこんでいる状態になります。

つまり犬歯1本分のスペースを作らないといけないのですが、実際は

・犬歯のスペースを作り

・4本の前歯を前方に出して

・真ん中を合わせるために反対側に押していく

という作業が必要になります。

 

さらに言うとこの場合は下の歯なのでこれに合わせて上の歯も合わせていかないといけません。

 

逆に見た目はこっちのほうがガタガタに並んでいますが

7~8歳の前歯のガタガタ叢生

必要なスペースは内側に入っている歯が前に出れる分でまるまる1本分のスペースではないですし、真ん中もだいたいあっています。真ん中2本の歯の前後的な位置も大体あっているので、内側に入っている歯が前に出ればいいだけです。明らかに動きとしてはこちらの方がシンプルです。

 

⑤もう一つは抜歯をするという考え方です。

このように明らかに1本分のスペースが足りない場合もう一つは抜歯をして合わせていくという考え方もあります。全部永久歯になるまで一回待って、上下左右のどこかで1本分のスペースが足りないのであれば、第一小臼歯という犬歯の後ろの永久歯を上下左右4本抜いてワイヤーで並べてしまう矯正です。

 

歯を抜くことが本人やお母さんがどう思うかは別として選択肢の一つとして考えなければいけないと思います。正し治療の開始は全部永久歯になった中学生以降の話です。

 

⑥乳歯が抜けたあとしっかり生えてくるまで確認をしましょう

乳歯の抜けた数とその下から生えてくる永久歯の数は必ず一緒です。

もし生えてこなければ先天欠如歯といって永久歯がない別な問題があります。

いつ抜けたか覚えていなければ、なかなか生えてきて来ないのかもわからなくなります。もちろん診療室で「あっ抜けたんですかー?」と聞かれてもこちらも困ります。

 

また見た目の歯が並んでいる・並んでいないに騙されて、左右の歯の数があっていない場合スペースが足りない難しいケースに移行している可能性があります。そういったこともチェックしましょう。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ります。取り外しの床矯正は学校生活に負担をかけないで、家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらいます。9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが床矯正成功のポイントです。

ただ歯科クリニック HP 

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは床矯正研究会の会員です。

 




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