【2021年9月25日 6:10 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区富谷市ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
学校検診で歯並びに要精検とチェックされた
よく矯正相談で
「歯並びは気になっていたんだけど、学校検診ではチェックされなかったので大丈夫と思ってました」
とか
「学校検診でチェックされたのできました」
という人がいます。
学校検診のむし歯のチェックの勘違い
学校検診特に歯科というのは例えば虫歯でもよく勘違いが起こるのですが
・学校検診で虫歯とチェックされなかったからといって虫歯が必ずないとは言えない
また
・学校検診でチェックされたからと言って必ず治療するとも限らない
といったことが起こります。
前者の場合は学校検診ではあくまでも診療室のような光がしっかり当たって見やすいわけでもなく、レントゲンで精査できるわけでもなく、条件の悪い中で見ます。つまり見落としはあるということです。
後者のようなことは例えばこのようなちょっと溝が着色して黒い場合があります。
例えば継続的に通って管理をしている子供で、カリエスリスクも低い家庭の協力もあるという場合は、色が気にならなければ当院ではこのままです。でも学校検診ではいちいち全部の生徒が歯医者に定期的に行ってる、行ってないとか、その子供がカリエスリスクの低い家庭か?高い家庭か?なんてことはわかりません。基準にするのは「歯医者に全く行ってない」家庭で、そういった子供に一回怪しいので歯医者さんに見せに行ってくださいねとうことでチェックされたりします。
なので、継続的に来ていているのに「虫歯」にチェックされたとたまに怒られたりするのですが、チェックした先生も、定期的に通っている歯科医院も間違ってはいないのですね。
あと最近、そういった虫歯でチェックされたから行ってみたら、大丈夫と言われて何もしなかったから、用紙が出ても見せに行くのをやめたみたいな人が多いらしいですが自己判断はよくないのでやめましょう。
つまり学校検診で「虫歯」にチェックされても必ず治療するとは限らないということです。またチェックされていないからといって虫歯が絶対ないという保証でもないということになります。
歯並びはどういったものがチェックされるのでしょうか?
では歯並びのチェックはどうでしょうか?
歯並びは、それぞれの歯並びで基準が決まっています。
例えばこのように前歯が開いて生えてくるのを「正中離開」と言います。
この隙間の量が3.5ミリとします。
これ学校検診だとすぐに相談してくださいの要精検ではなく、要観察なんですね。定期的な観察が必要。そうなると「じゃ、みせにいかなくていいか?」とか「自然に治るのかな」というと
隙間の量が2.0ミリで20%程度しか自然に生え変わりの中で閉じないといわれています。3ミリになると自然に閉鎖を期待するのは難しくなります。しかし学校検診では6ミリ超えないと要精検にはならないんですね。
つまり自然には閉じないが、「2」ではなく「1」の要観察もしくは「0」の問題なしになってしまうのです。つまり「そのうち閉じる」保証ではありません。
これも学校検診の歯並びはあくまでも、要精検の場合はかなり歯並びに問題がったり、骨の成長や骨の中での異常が疑われる「かなり問題がある」場合が要精検になります。ましてやお母さんの見た目が気になる・ならないの審美的な目的で矯正が必要かは判断していないんですね。
だから、学校検診にかかわらず、気になるならば一回相談した方がいいし、気にならないのであれば学校の検診でチェックされなければそのままでいいかもしれません。ただし、学校の検診でチェックされなかったから相談しませんでしたとうことで、どんどん永久歯に生え変わってしまい状態が悪化した場合に「だって検診では大丈夫ってなっていた」というのは違いますよということになります。
出っ歯も同じように、要精検は7~8ミリ出てないとだめなのでこのぐらいでも要観察とかになります。でもほとんどのお母さんは心配するだろうし、例えば歯を抜かないでとなるともう治療介入のタイミングとしてはギリギリです。学校検診にかかわらず、「気になっているのであれば」相談に行くのが正解です。
さらに大きな基準は決まっていますが、細かい判断は検診される先生でも変わってきます。あと虫歯の時と同様限られた時間内で見るので見落としがないとも限りませんので絶対ではありません。
しっかり調べたいのであればお近くの歯医者さんにご相談ください
学校での歯科検診はあくまでも、虫歯も歯並びもある基準があって、それに該当する人をピックアップするためのものです。
なので虫歯の場合も「チェックされたのに行ってみたら治療しなくていいといわれて無駄だった」とか逆に「継続的に見てもらっているのに検診で虫歯が見つかったからあそこの歯科医院はだめだ」ということでもないですし、歯並びも検診でチェックされた・されないではなく「気になる」ならば相談をした方がいいと思います。
一番の問題はこういったボタンの掛け違いで、本当に治療が必要な虫歯が放置されたり、歯並びの治療介入のタイミングを間違って希望するような結果にならなかったりすることがあるのでそれは避けたいですね。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。
6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。
床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。
ただ歯科クリニックは床矯正研究会の会員です。
大人の前歯4本の部分矯正は前歯に治療範囲を限定することで期間や費用を抑えることができます。奥歯のかみ合わせに問題がある場合や八重歯の矯正などは適応ではありません。まずは矯正の無料相談をご利用ください。
「プチな矯正」HPで前歯に特化した矯正治療が可能な歯科医院にただ歯科クリックも掲載されています。
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