【小児矯正】子供の歯並び


子供の矯正治療はいつから始めますか? 

小児と成人の矯正治療は違います。

ただ歯科クリニックでは小児の矯正治療を行っています。

小児の矯正治療は成人の矯正治療と大きく違うことがあります。それは治療をするお子さんが成長途中である、状況はどんどん変わっていくということです。

 

子供の成長は不可逆的に変化をしていきます。今年身長が130センチだった子供が翌年に120センチに縮んで、2年後には140センチになるということはありません。最低でも前年よりは大きくなっていきます。

 

このように毎日成長する子供に対して、今どの時期にいるかを把握して、その子が持つ成長の力を最大限に利用して行うのが小児の矯正治療です。それぞれ歯並びやかみ合わせのいいタイミングの時期に治療を開始できるかどうかが小児の矯正では大事になります。

 

成長が終わってしまった成人は、今年治療を始めても、来年治療を開始しても、去年から始めていても、口の中の条件が大きく変わらないので、大きく違うことはありません。「本人が矯正治療をしたい」タイミングで治療を始められます。

 

この子供の矯正治療と、大人の矯正治療の「いつ始めるか?」という違いをまずは知ってないといけません。

 

前歯が生え変わる6~7歳が治療開始のポイントです。

ただ歯科クリニックではスペースの問題などは6~7歳の前歯の生え変わりが始まるころが、子供の矯正を始めるひとつのポイントになる時期だと思います。この時期からの矯正治療であれば成長の力を利用して負担が少なく矯正治療を始めることができます。

 

また歯並びによっては乳歯から始めた方がいいケースもあります。

・受け口や反対咬合

・乳歯でスペースが足りないガタガタの歯並び

・かみ合わせが深い

などのケースはは乳歯からの矯正治療が必要になります。これらのケースは治療の開始が遅れることで、その後の治療を難しくすることがあります。特に反対咬合・受け口はできるだけ早い時期からの治療を必要とします。

乳歯からの矯正治療はこちらのページ

 

6~7歳の前歯の生え変わりに矯正を始めるのがいい6つの理由    

①永久歯が生えた時に、歯の大きさがわかる。

歯の大きさの計測

大人の歯が大きい子供、歯が小さい子供がいます。平均的な大人の歯の大きさよりも、大きいのか小さいのかがわかることで歯並びに必要なスペースの量が変わってきます。この歯の大きさは生えてこないとわかりません。

 

また生えてきてから歯が大きくなっていったり、小さくなることはありません。また永久歯が生える前から何かをしたからといって大きい歯にすることも小さくすることもできません。歯の大きさは先天的な因子であって環境因子ではありません。

 

歯並びで考えれば、歯が大きい子供よりも小さい子供のほうがスペースがなくても並びます。

 

 

②永久歯が生えた時に、顎の成長の過不足がわかる。

顎の成長の計測

6~7歳の時期の顎の大きさをはかることで、同じ年齢の子供と比べて顎の成長が正しくできているのか?足りないかがわかります。

 

正しい顎の成長ができていないのは、それまでに獲得していないといけない機能が獲得されずに未発達になっている可能性があります。

 

正しい発達ができていない、顎の成長が足りないために歯が並ぶスペースが足りない子供が、様子を見ていても正しい成長をしていくことはありません。顎の成長の過不足は、先天的な問題ではなく環境的な要素が強くなります。

 

 

③永久歯が生えた時に、横顔のレントゲン撮影(セファロレントゲン)で、頭や顎の骨の分析ができる。

セファロレントゲン

骨格的な問題も、永久歯の前歯が生えてくることで分析することができます。見た目ではわからない骨の中の問題を見つけることができます。

 

骨格的な問題がこの時点で強ければ、矯正をいまするべきかどうか?といった判断も必要になってきます。逆に軽度の骨格的な問題であれば、治療を早く開始をすることで正しい成長に近づけて悪化することを防いでいくのを目標にします。

 

 

 

④前歯4本が生え変わると2~3年は生え変わりが休みになります。

7歳から9歳の矯正しやすい時期

上下の前歯がそれぞれ4本生えると、2年ぐらい生え変わりが休みになります。すぐに犬歯より後ろの乳歯の生え変わりが始まるわけではありません。

 

この生え変わりが休みになる2年くらいの時期が矯正治療のしやすい期間になります。

 

9歳を過ぎてくると奥歯の乳歯の歯の生え変わりが始まります。装置を製作するための型取りをしたくてもグラグラの歯があったら抜歯してからでないと型取りはできません。またこれから生えてくる永久歯に合わせて装置は作れないので上下左右のあちこちから歯が生えてくるたびに装置を修理しないといけません。もちろんグラグラしている乳歯や頭しか出ていない永久歯にワイヤーをかけたりすることもできません。

 

⑤6~9歳の時期が成長の力を一番利用しやすい。

小学校運動会 小学生

小児の矯正治療は子供の成長の力を利用します。スペースを作ったりする骨の成長する力が一番あるのは4~9歳くらいまでの時期です。それを過ぎてしまうと成長する力が弱くなってきます。もうほとんどの歯が大人の歯になってしまている頃には口の中の成長が終わりに近づいてきています。

 

同じ装置を同じように使っても、使用する年齢によって結果が大きく変わるのが子供の矯正の特徴の一つです。

 

 

⑥お子さんがお父さんお母さんの言うことを聞いてくれる時期です。

親子のコミュニケーション

 

小学校低学年であれば、子供自身が歯並びの問題を訴えるのではなく、お母さんが歯並びの問題に気付いたことがきっかけになります。

「ママ、歯が痛い・・」と子供に言われて歯医者に来ることはあっても「ママ、歯並びが悪いからうまく噛めない・・」と子供に言われて歯医者に来ることはありません。

 

また、低学年の子供は、矯正治療もお母さんがしなさいと言えば多くの子供は協力的に参加します。

一方小学校の高学年になると子供は「思春期」に入ります。この時期になると、お父さんとお母さんが子供の歯並びをきれいにしたくても、本人が歯並びを治したいと思わなければ治療に協力的にはなってくれません。

 

以上6つの理由から、ただ歯科クリニックでは6~7歳の前歯が生え変わりが始まる時期は、その前後の時期と比較をして子供の矯正治療を始めやすい時期だと思います。

 

子供の矯正治療には大きく2つの考えがあります

もしかしたら今これを読んでいるお母さんの中には他の歯科医院で

「大人の歯になってから矯正治療をしましょう」

と言われた方もいるかもしれません。

 

そもそも子供の矯正治療には

小さい子供のうちから始める
全部大人の歯になってから(中学生以降)始める

という2つの考え方があります。

 

どちらが間違っているいうことではなく、どちらも正しい治療です

成長の力による顎の発育を利用するか?

成長が終わってから必要であれば抜歯や外科処置を行い矯正治療をするか?

という2つの選択肢があるということです。

 

 

子供の矯正のメリットとデメリットを理解しましょう

ひとつは治療期間に対する考え方の違いです。

成長途中の子供の矯正では、これからの成長で、今ある問題以外の新しい問題が発生する可能性があります。新しい問題があれば、またそれに対応していく必要があります。

 

大人の歯が全部生えてくるまでは積極的な治療がずっと続くわけではないですが、大人の歯に全部交換するまでは今生えている永久歯がきれいに並んでしても経過を見ていく必要はあります。

 

一方成長が終わった大人の歯になってから治療は、そういった治療後の成長による変化の心配はありません。今の状態に対して治療を行い、治療が終わればそこからの変化はありません。

 

ある期間内で今ある問題を解決するのが大人の矯正で、今の問題を改善してこれからの成長の過程も見ていくのが子供の矯正です。治療期間に対する考え方が大きく変わります。1~2年で子供の矯正を終わりにするというのは無理ということです。

 

もうひとつは矯正治療のために歯を抜くのか?

もう一つは「抜歯」に対する考えです。

成長が終わった大人の歯になってからの矯正では、スペースの問題や歯列をアーチを下げる・出すといったことがあれば抜歯や外科処置が必要になります。一方成長途中の子供は、成長を利用することでスペースを作ったり、顎の前後関係を改善することができます。

 

歯を抜きたい人はいません。抜かないで済むなら誰だって歯を抜かないで矯正治療をします。

しかし成人になってから「歯を抜かないで矯正をする」というのはすべてのケースができる治療ではありません。また可能であったとしても治療は複雑になり、治療期間や費用もかかります。

 

大人の歯になってから「歯を抜く・抜かない」と悩むのであれば、成長の力を利用できる時期にスペースを作ったり、顎骨のバランスをよくするべきです。

 

 

歯科医院に通いやすいのはいつでしょうか?

ただ歯科クリニックは大人の歯になってからの矯正治療を否定するつもりはありません。

またそういった時期からの治療を開始するのであれば抜歯も必要になりますし、そういったケースは多くなります。ただしそういった将来、歯のほとんどが永久歯になる中学生以降に矯正を始めるの考えているのであれば、知ってもらいたいことがひとつあります。

 

中学生になるとお子さんの環境は大きく変わります。

全部大人の歯に生え変わるのは中学生や高校生の頃になります。この時期は、部活・テスト・受験ととても忙しくなります。そういった中で矯正治療がお子さんの中でどのような優先順位になるのか?

「ちょっと大会があるので・・」
「テストが近いので少し来れません・・」

そういったことで来院間隔があいて、治療がどんどん遅れていきます。

 

本人が歯並びをきれいにしたくても、部活の練習が毎日遅かったり、全く休めないような部活だったりしたら歯科医院に来るのも難しくなります。実際6年生の終わりに矯正治療を初めても、中学校になったら忙しくてやっぱり通えなくて中断するといったことが起こってしまいます

テストや受験      部活

様々な矯正の治療法があります。その矯正治療法で「治療できるのか?できないのか?」を気にするお母さんは多いと思います。しかし大事なのは、その矯正治療をするにあたり、しっかり通院できるのか?装置の装着時間など守らないといけないことは守れるのか?そういったことまで考えている方は少ないよう思います。当たり前ですが、通えないのであれば治療は遅れていきますし、装置をつけなければ治療は進みません。

 

 

大人の矯正と子供の矯正の2つの違いを、お母さんが理解したうえで「いつ治療を開始するか?」を選択することが大事です

結局中学生や高校生の頃に矯正しようと思っていたけど、忙しくて矯正治療ができなかったという方を一般歯科ではたくさんみます。成人になってからも仕事や結婚・子育てと忙しく歯並びを治したくてもなかなか治せないといったこと悩みをかかえてしまっている方をたくさん見ます。

あとで後悔しない

最初にも話しましたが成長というのは不可逆的なもので戻れないものです。「子供の時期から始める」「大人の歯になってから始める」という二つの考え方に対して、違いを理解して選択をすることが大事だと思います。

 

・治療期間を短くしたいのか?長くてもいいのか?

・矯正のために歯を抜いたり外科処置をしてもいいのか?

・大人の歯になってから矯正をするのであればその時期に歯医者に通えるのか?

そういったことも考えて「いつ治療を始めるか」を考えたほうがいいと思います。

 

今矯正治療をしないというのは、

「もう少し様子を見たらよくなるかもしれない」

「もう少し酷くなったら考えよう」

ということではなく、今治療を開始した場合と後でした場合に何が違うのか?、もう少し後から始めたらどういったリスクがあるのかを知ったうえで選択することだと思います。

 

ただ歯科クリニックでは矯正治療の初回は無料相談です。

今の歯並びになってしまった原因、治療についての説明もします。一番大事なのは、これらのことを理解したうえで、いつから矯正治療をするのかということを、後で後悔しないように選択して欲しいと思っています。

 

ただ歯科クリニックの矯正治療は自由診療になります。

詳しい治療の内容、年齢に適した治療法、費用については次のページに進んでください。

 

ただ歯科クリニックの9つの子供の矯正の安心

 

 



  • このエントリーをはてなブックマークに追加