ただ歯科クリニックでは母親教室をしています。
よくお母さんから聞かれることの一つに
「歯医者はいつから行けばいいの?」
というのがあります。
一方「歯」ではなく「食べる」に視点を変えると
日本歯科医学会の「子どもの食の問題に関する調査」では半数のお母さんが子供の食事の心配事を抱えています。
「食べる」ということは突然できるようになることではなく、トレーニングをしてできるようになっていくものです。年齢とともに変化する身長などや歯の生え変わりのような発育とは別で、トレーニングをして口の機能を発達させるものです。
「もう少し年齢が上がったら・・・」なんて待っていてもできるようにはなりません。
生まれてからの積み重ねが大事になります。
こういった口の機能の発達は、生まれてから授乳・離乳とあることができて、それができたから次のことができるようになるといた、レンガを積み上げていくような作業です。
一方で離乳で苦戦をしたり、夜泣きで悩んだり、卒乳がなかなかできないなど、どこかで問題に直面する子供とお母さんの多くは前の段階の積み上げが不十分なことが多いです。下の積み上げがないのに、次のところで、上に積み上げようとしてもうまくいきません。
乳幼児の時期の困ったときの正しい対応は、前の段階に戻ってやれてないこと、しなかったことをできるようにしていくことが遠回りのようで近道になります。お母さんがそういった全体像の流れをつかんでいればいいのですが、多くのお母さんはそういった全体像を知らないまま子育てを始めてしまうのでうまくいきません。
母親教室ではそういった育て方のポイントをしってもらいます。そうすることで今困っている問題はそのひとつ前の何かができていないために起こっていることにきづいたり、妊婦さんであればポイントを事前に知ることでトラブルを防ぐことができます。
口の正しい成長は歯並びと虫歯の予防にもなります
本来乳歯は、ビッシリきれいに並んだ歯並びではなく
「隙間のある歯並び」にならないといけません。
乳歯より大きな永久歯が生えてくるので当然と言えば当然です。
そしてそういった隙間のある乳歯になれば
歯と歯の間の歯ブラシもしやすいし、そもそも汚れがたまらないので
むし歯のリスクも大きく減ります。
哺乳から離乳の中で正しい成長を獲得することは、大切なことだと考えています。
0~1歳半コース
対象:0~1歳半までの子供のお母さん、妊婦さんでも可能です。
時間:60分ぐらいを想定しています。
*個別のケースの対応は当日は行いません。
*お子さんを連れてきていただいてもいいのですが、こちらでお子さんを見たりすることはできません。あくまでお母さんがお話を聞けるような状態での参加をお願いします。
講義内容
⓵口をしっかり使った哺乳の仕方
哺乳に関しては、産婦人科や助産師のアドバイスを優先されてもらって構いません。こちらとしては口の機能という観点からの哺乳のポイント、お勧めの商品等の話をします。
②正しい発達をさせる抱っこの仕方
ある調査では2~3割くらいのお母さんしか正しい抱っこができていないといわれています。それは抱くお母さんだけでなく、抱っこ紐や使っている道具も問題だったりします。もしよろしければ今使っている抱っこ紐等を持ってきていただいてもかまいません。
③すぐに立たせてはいけないズリバイ・ハイハイの大切さ
すぐに子供が立つと喜んでしまいますが、実際はズリバイとハイハイがその後の成長だけでなく離乳にも大事になります。
④離乳の始めるポイントやこつ
離乳食をいつから始めるか?食べさせ方のポイント、飲ませ方の覚えさせ方などのお話をします。
これらをまとめた資料を当日配布いたします。
開催日(2024年度)
2/9(金)3/8(金)4/12(金)5/10(金)6/14(金)
12:30~
1歳半~3歳児コース
対象:1歳半を過ぎて3歳、小学校入学までの幼児の子供のお母さん
時間:1時間くらいを予定しています。
*離乳についての話を聞きたい場合は0~1歳半コースをまずお願いします。
*個別のケースの相談は当日は行えません。
*お子さんを連れてきていただいてもいいのですが、こちらでお子さんを見たりすることはできません。あくまでお母さんがお話を聞けるような状態での参加をお願いします。
講義内容
⓵虫歯だけじゃない砂糖摂取によって起こる問題
「虫歯になっても治療すればいい」「乳歯は抜けてしまうから虫歯になっても大丈夫」
虫歯になった・ならないではなく、この時期砂糖を摂取することによっておこる問題について話をします。
②とっても大事ファーストシューズ
せっかくズリバイやハイハイをして歩くようになっても、外で遊ぶようになって「靴」が正しくなければ足元からの成長が乱れていきます。靴屋さんでは教えてくれないポイントをお話します。歩き始めるとすぐに「抱っこ―」と言われてしまうお母さん必見です。
CSシューズアドバイザーの資格をもとに子供の靴を実際診てもらいながらお話をします。
③イヤイヤ期の乗り切り方
イヤイヤ期をどうやって乗り切るか?毎日の歯磨きでの対応を例にお話しします。
開催日(2024年度)
2/16(金)3/15(金)4/19(金)5/17(金)6/21(金)
12:30~
母親教室の費用について
21年度まで母親教室のみの費用をいただいていたのですが実際に話を聞いてやってみた中で、うまくいかないことや疑問等のフォローアップをしてほしいという要望がありました。
22年度から母親教室から3か月のフォローアップも含めた費用体系に変更することにしました。また夫婦等複数での受講の希望も対応するようにします。
受講費用:4000円(税込み) 二人で受講の場合6000円
*2人で受講の場合、配布資料は1セットになります。
*受講したうえで実際にやってみたうえでの相談やフォローアップは3か月間まで無料で行います。
問診票の入力で予約が確定します
希望する月の母親教室を必ず記入してください。
後日こちらから予約確認のメールが届き予約が確定となります。
可能であれば記入していただいたお悩みや疑問に対してのスライドも当日混ぜる可能性があるのでできる限り詳しく書いてください。
Instagramでも哺乳・離乳のお話をしています
ただ歯科クリニックのInstagramでは哺乳・離乳期のポイントや子育ての話、噛むことで子供の成長を引き出し正しい口腔期のを育成するコツの話をしています。
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