【プレオルソ・T4K・ムーシールド】3~5歳の矯正治療


乳歯から矯正治療が必要なケースがあります

ただ歯科クリニックでは小児の矯正治療の多くのケースでは前歯の生え変わりが始まる6~7歳の時期に治療を始めます。

しかし乳歯の時点で永久歯の歯並びの異常が予想されるお子さんは3~4歳の乳歯のころからでも、可能であれば矯正治療をします。

 

ただ歯科クリニックで乳歯の矯正治療の目的は

子供の歯をきれいに並べる矯正治療ではなく,

永久歯が正しく並ぶための準備をする矯正治療です。

永久歯の生え変わりが始まる6~7歳までに、正しく成長ができていない、機能の問題をできる限り改善していく矯正治療です。

 

 

①乳歯の前歯がガタガタ、段差があってきれいに並んでいない

4本の前歯の永久歯は乳歯よりも上の歯7ミリ、下の歯で5ミリ大きな歯が生えてきます。5歳くらいまでには、乳歯に隙間ができてないと、乳歯より大きな永久歯がはえてきても並びません。

 

乳歯の時点でスペースが足りなくて歯並びがガタガタのお子さんは間違いなく永久歯でもスペースが足りなくて歯がガタガタに並んでしまいます。

 

乳歯が隙間なく並んでいるとお母さんは「きれいに歯が並んでいる」と思ってしまいます。しかし隙間がなければ平均的な大きさの歯が生えてきても永久歯が並ぶのは厳しくなります。

 

 

1993年の日本小児歯科学会で難波らの報告では

上の顎で3ミリ以下、下の顎で2.5ミリ以下の隙間しかない乳歯の歯並びの子供の場合、2/3で永久歯の歯並びでスペースが足りなくなる。といった報告があります。

永久歯の歯並びに問題がほとんどないためには最低上の顎で6ミリ以上、下の顎で4.5ミリ以上の乳歯の隙間が必要だという報告です。

 

乳歯のガタガタは顎の発育不良です。

乳歯の大きさの個人差はほとんどありません。隙間がなかったり、ガタガタになっている原因は乳歯の大きさの問題ではなく、正しい顎の発育ができていないことでスペースの問題が起こっています。

そういった状況の子供が、6~7歳の前歯の生え変わりの時に、乳歯よりも大きな永久歯がはえてきてしまうと、歯が並ぶスペースは足りなくなってしまいます。

乳歯のガタガタ叢生

このような写真の子供は問題が大きくなる前に乳歯のうちから改善していく必要があると当院では判断します。治療目標はマイナスになっている顎の成長を正しい成長発育に、まずはゼロ、平均的なところに戻すことです。この乳歯がきれいに並ぶかどうかではありません。

 

きれいな乳歯の歯並びは隙間がある

正しい成長をしている乳歯の歯並びを知りましょう

写真のように歯と歯の間に隙間が出てくる歯並びが、乳歯の時に正しい機能を獲得して成長をしているお子さんの歯並びです。乳歯が隙間なく並んでいるのは、一見きれいなように見えますが、正しい成長をしている歯並びではありません。

 

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②乳歯の受け口、反対咬合 

乳歯で受け口になっている子供の多くはは機能的な問題でかみ合わせが逆になっています。

(無料相談時に機能の問題かどうか簡単な方法でお母さんに確認してもらいます)

 

乳歯の反対咬合

 

お母さんに知ってほしいことは頭蓋、頭の骨の一部である上の顎の骨(上顎骨)の成長は10歳ぐらいで終わるのに対して、下の顎の骨(下顎骨)は、第二次成長期の身長がぐんぐん伸びる頃に前方に成長していくということです。

 

つまり上の骨の前方への成長は、下の骨よりも早い年齢で終わってしまいます。

お子さんの顔貌は今の状態のまま全体が大きく成長して大人になっていくのではなく、第二次成長期に下の顎が急激に前下方に成長していきます。

 

そういった身長が伸びる時期になってから下の顎の成長を止めるのは難しいです。また成長している下の顎に合わせて、上の顎の骨を前方に成長させるのも難しくなります。

上顎と下顎の骨は成長のピークが違う

乳歯の時点での反対咬合の治療の目標は、まずは永久歯の前歯が出てくるころまでに、できるだけ多くの上の顎の前方への成長の獲得と永久歯の前歯を正常なかみ合わせに誘導する正しい機能の獲得になります。

 

反対咬合、受け口は上の顎の骨の前への成長が10歳前後で終わるのであれば、できるだけ早い時期からアプローチをするべきというのが当院の考え方です。第二次成長期、思春期の身長が伸びている時期に治療を希望されても当院ではその時期の治療はお断りする場合があります。

 

 

③かみ合わせが深い・過蓋咬合

上下の歯をかみ合わせた時に、下の歯が半分以上見えなくなるのを過蓋咬合と言います。そこまで気にしないお母さんもいますが、機能に問題があるお子さんに多くなるかみ合わせです。

 

 

元開らの2~11歳の子供に行った調査では、他のかみ合わせと比べて過蓋咬合は「好き嫌いが多い」「水分摂取量が多い」「噛み切れない」「食べこぼしが多い」といったことが多いといった報告があります。過蓋咬合の場合、噛む力自体はあるけども、噛む能力が大きく劣ります。

 

食べ物の好き嫌いというのも本人の感覚的なものと思ってしまいますが、噛む能力が弱いので、「違う食感の食べ物を同時に食べれない」とか「ご飯や葉物や野菜などの噛むことで味が出てくるものも苦手」になります。一方で噛む力自体はあるので飴玉や氷の塊などはガリガリ噛むのを好みます。そしてそういった噛む能力が低いのを補うために、丸のみをするか飲み込めなければ水で流し込むようになります。流し込みをすればまだいいのですが、それができないといつまでも口の中に食べ物があって、食べるのが遅いといったことにもなります。

 

過蓋咬合の多くの子供は正しい噛み合わせの前方での位置でうまく噛めないために、下の顎を後ろに押し込んで噛んでいます。押し込まれた結果顎が萎縮するので、永久歯に生え変わった時に上下のスペースの問題、顎の位置が悪くなり、将来的にかみ合わせの問題が起こります。

 

下の顎が下がることで下の唇も後ろに下がります。そうなると唇が閉じづらくなり、食べ物をこぼしてしまったり、くちゃくちゃ音がもれてきたりします。こういったことも行儀のいい・悪いではなく口の機能の未発達が原因だったりします。

 

また下の顎が後方に押し込まれて気道が圧迫されると「いびき」といった睡眠の問題も出てきます。

 

治療の目標は、6~7歳の永久歯の生え変わりが始まるまでに、下の顎を正しい位置へ誘導していくことになります。前方に出ることで噛み合わせの深さが改善されていきます。そして生えてきた永久歯の大きさなどに合わせて次の段階の治療に入っていきます。

 

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乳歯の矯正の治療方法

ただ歯科クリニックでは乳歯の矯正治療の場合多くは既製マウスピース装置(プレオルソ・T4K・EF-lineなど)を使い機能を改善します。乳歯の時期ででワイヤーや金具を付けた矯正治療は行いません。必要であればそれらとともに日常生活の中でのトレーニングの話もします。

 

これらの装置を日中に意識付けの1時間と寝ている間の装着をお願いします。

 

 

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治療の流れ

無料相談

初回は無料相談です。まずはお子さんの今の状態、今の状態になってしまった原因、今後起こりうること、正常な発育をしている子供と何が違うか?などをお話しします。

まずは無料相談

 

資料集め

レントゲン撮影・型取り・写真撮影などを行います。

(年齢が低い場合お子さんの治療の協力度によってはできる範囲で行います。)

 

装置のセット

既製マウスピースは様々な種類で大きさや形などが違います。負荷がお子さん強いものを装着すると効果は早いですが、機能が悪いお子さんは装置を入れているのが苦しくなります。反対に装着していても全く違和感がなく装置を入れられるのであれば負荷が全くかかっていないので効果はほとんどありません。

既製品を使いますが種類、形、大きさ、硬さなどひとりひとりに合わせた装置を選択してセットします。

プレオルソのセット

1か月に1回チェック

大きく問題がなければ1か月に1回来院してチェックします。

その時にクリーニングやお口の中の写真撮影、希望者にはフッ素塗布をします。

月1回のチェック

 

装置交換

既製マウスピースの場合、ある程度使うと装置が弱ってきて汚れてきます。ずっと1個の装置を何年も使えるようにはなっていません。必要であれば2個目に交換する必要があります。

 

悪い癖が強いと粘膜と装置がぶつかるところが傷になったり変形したりします。傷は汚れではないので取れません。また変形が大きい場合2個目の装置が必要になります。

 

 

 

上の前歯が生えてくる(6~7歳ぐらい)ときに再検査します。

上の前歯が出てきた時に、再び検査を行います。経過がよければこのまま既製マウスピースによる矯正を継続しますし、正常なところまでの発育ができていなかったり、永久歯が大きい、顎の骨の成長の問題などがこの年齢で分かる新しい問題が出てくれば他の装置・治療法に移行します。

 

 

前歯の生え変わりの時に再度診断

 

乳歯の矯正の注意事項

治療の目的をよく理解したうえで選択をしてください。

 

・乳歯をきれいに並べる治療ではなく、永久歯が並ぶ準備をする治療です。

当院での乳歯の時期に行う治療は乳歯をきれいに並べることを目的としていません。永久歯の生え変わりの時に起こるであろう問題を小さくすること、改善するために行います。「乳歯の歯並びの改善」の希望にはお答えしかねます。

 

・取り外しの装置です。毎日装置を入れないなどの問題があれば治療が進みません。

日中1時間と寝ているときの装着を毎日お願いします。

 

・機能が悪ければ、正しい状態が苦しいことを理解してください。

機能の低下が大きい場合、寝ているときに装置を入れても朝はずれていることがあります。日中入れていても苦しいのですぐ外してしまいます。それは装置を入れた正しい状態が苦しいということです。気にせずに毎日入れてはずさなくなるまで待ちましょう。逆に楽に入れれるように装置を調整すれば装置を入れることはできますが、負荷がかからないので機能は改善しません。

 

・正しい機能の獲得には個人差があります。

装置を1年入れて変化のある子供もいれば見た目の変化が全くない子供もいます。元々の機能が悪ければ改善には時間がかかります。装置を入れているのに歯並びがよくならないからと言って不安になる必要はありません。

 

・他院での同様の装置を使っていても治療の目的・内容は違うものになります。

このページの内容はただ歯科クリニックでの治療のお話です。例えば乳歯で使わないという先生もいますし、逆に当院では積極的には行いませんが成人で使う先生もいます。他院での使用方法について評価する立場にはありません。

 

・永久歯が萌出してからの治療を前提としています。

今乳歯の時点での問題を改善を行っているのであって、永久歯の生え変わりがあれば新しい問題や今ある乳歯の問題から起こる次の問題を改善しないといけません。永久歯に生え変わりが始まってからも治療は続くものと考えてください。ただしその時に、今ある問題を少しでも改善することでその後の治療もシンプルになって負担を少なくすることができます。

 

 

治療費

治療費は税別です。これらの治療は自由診療になります。

診断料

(レントゲン撮影、写真撮影、模型診査)

15,000円

既製マウスピース装置1個目

(プレオルソ・T4K・EF-line・ムーシールドなど)

30,000円
2個目以降の既製マウスピース装置 15,000円
管理料・調整料

1,000円

装置についての説明はこちらをクリックしてください

 

 

 

初回は必ず無料相談です。

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。初回は無用相談となっていますので予約をしてこちらをご利用ください。無料相談はこちらで難しいケースでなければだいたい1時間ほどお話をします。曜日や時間によっては予約が取りづらいことがあります。無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 

・ページの内容を無断で使用することはお断りいたします。



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