【子供の矯正32】ただ歯科クリニックのプレオルソこども歯並び健康法


【2018年2月19日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項があります。こちらの記事に目を通してください。

 

今日はプレオルソについてのお話です。

 

もくじ
①プレオルソって何?
②プレオルソの種類は?
③プレオルソは装置であってどう使うかは歯科医院でごとで違います。
④矯正装置とは言うけれど・・・・
⑤朝起きたら装置が外れていても気にしない
⑥プレオルソだけできれいな歯並びになれる・・・・?

 

①プレオルソって何?

プレオルソというのは既製品のマウスピース矯正装置の名前です。岡山の矯正医の大塚先生が開発されたもので最初は「大塚式」こども歯並び矯正法といわれていましたが、現在はプレオルソこども歯並び矯正法と装置の名前がついています。プレオルソとして装置の販売が始まってからはまだそんなに長くなく新しい装置になります。当院は第2回とかのベーシックセミナーや最初のアドバンスセミナーとかに参加しているのでかなり早い段階から治療に取り入れています。

 

プレオルソ

 

歴史があまりないとい新しい装置になります。例えばT4Kなどの既製マウスピース矯正装置などはもう10年以上の歴史があります。プレオルソの特徴としては日本人の先生が日本人に向けて作った装置になります。だからT4Kが悪いということではなく、実際近年ではT4Kもアジア人向けのトレーナーの新製品というのも出てきています。

 

プレオルソ公式サイトは(こちら

 

プレオルソ・T4K・ムーシールド等の各装置の違いを知りたい方は

当院のこちらのページをご覧ください

3~5歳のプレオルソ・T4K・ムーシールドを用いた乳歯の筋機能矯正

②プレオルソの種類は?

プレオルソは大きく

・ガタガタの歯並び(叢生)や出っ歯(上顎前突)に使うTYPEⅠ

・開口に使うTYPEⅡ

・受け口(反対咬合)に使うTYPEⅢ

の3種類の形の違いがあります。他にサイズや硬さの違いで最近はかなりバリエーションが増えました。

 

最初は大きさも一つしかなかったんですけどね。最初のころは一つの大きさしかなかったので乳歯の子供なんかは切ったりして調整が大変だったのですが、後で話しますが逆にピッタリサイズだったらいいのかというとそういう装置でもないので面白いところです。今はサイズが選べる分どうしてもピッタリサイズに行きがちですが、このころの大きいプレオルソを乳歯の子供に合わせていく過程で学んだことってたくさんあるんですよね。

 

③プレオルソは装置であってどう使うかは歯科医院でごとで違います。

プレオルソは装置の名前です。どういったケースにどのように使用するかは歯科医院ごとで違います。当院では当院の治療の中でプレオルソが一番効果的と思われるときに使っていますが、他院でおdのように使っているかは当院の知るところではないですし、その使い方をどうこう評価するものではありません。

 

ただ歯科クリニックではプレオルソを主に

・乳歯から矯正治療が必要なケース

・型取りができなくて矯正装置を作成できないケース

・永久歯になってから治療を始めるケースで犬歯より後ろの乳歯の生え変わりがまだ残っているケース

こういったときに主に使用します。

 

プレオルソの使い方は医院ごとで違います

 

別にこれ以外の時にプレオルソがダメというわけではないですが、当院ではプレオルソよりも効果的な治療法があるのでそちらを使うということです。もちろん当院よりもプレオルソを効果的に使えるのでこういった以外で使うという医院があっても全然いいと思います。

 

④矯正装置とは言うけれど・・・・

プレオルソは矯正の装置ではありますが、装置自身が歯を動かすのではありません。

よく患者さんに説明するのですが、装置を入れたときに正しい機能の口の中を再現したのがプレオルソです。だから機能に問題がある子供は入れていると苦しいですし、問題がない子供は苦しくない装置ということです。そして装置を入れていることで正しい筋肉をつけて正しい機能を覚えていく中でそれに合わせて歯が動いていくということになります。あくまで正しい機能の獲得が装置の直接的な効果だと思っています。

 

喉の方から見たプレオルソ

 

のどの方から見ると口の中ではこのように入っています。舌はちょうどこの皿の上に乗せるような形になります。普段舌の位置が悪くて下の歯に当たっているような子供は舌を上にあげないと収まりませんし、正しい舌の位置にある子供の場合はいつもの位置なので苦しくありません。

 

そういったことでそもそも機能が弱い、装置を入れなければいけない子供は入れているのが苦しい装置です。

 

全く入れられないはさすがによくないですが、快適に入れれているのがいいかというと、負荷がかかっていないのであまり効果がないというわけです。舌も正しい位置に置くのが苦しいからといってそこを削ってしまったら元も子もないわけです。

 

この時にちょっと負荷をかけているというのが大事なのですが、この加減が難しいところです。その時に最初のころの大人でも入れれるサイズをあれやこれやと小さくしながら子供に入れてもらうことでこの加減を学べたというのがあります。今もそれでやるのはさすがに大変なのでしませんけど。

大事なことは負荷をかけて筋肉をつけていく装置という事です。

 

⑤朝起きたら装置が外れていても気にしない

寝ているときに装置が外れても気にしない

 

そういったことで使い始めのころは寝ているときに装置を入れても朝になったら外れているということがよくあります。これは入れているのが苦しいから無意識に外しているので全く悪いことではありません。気にしないで毎日入れていけばそのうち装置を入れて眠れるようになります。装置を入れているのが苦しいくらい機能が悪いということです。

 

全くダメなら別ですが、そうでなければ調整をしないほうがいいです。もし調整をして朝まで入れれるようになったら負荷がほとんどかかっていないということになります。なので当院ではあまり気にしないで毎日入れてもらうようにしています。

 

⑥プレオルソだけできれいな歯並びになれる・・・・?

プレオルソだけできれいな歯並びの獲得はできるのか?と聞かれると難しいかなと思ってはいます。というのはプレオルソの装置の限界もありますが、機能だけで歯並びをきれいするには、装置を入れるタイミングや成長の時期もそうですし、プレオルソにプラスどんなトレーニングなどをするかが重要になってきます。

 

トレーニングはいろいろやってみるように話はしますが、何でもみんなやってくれるわけではないです。また最初はよくてもそれを続けていくというのはもっと難しいことです。そういった意味でも誰でも同じような結果が出るのかというとそうではないと思います。

 

うまくいったとしても、もともとある程度機能があってうまくいったのか?機能が弱い子が頑張ったのかでも違いますし、こちらとしてはある程度そこを見越して最低装置でできることを予想してこの辺りまで行ってほしいなと使っているのが現状です。もちろん中にはこちらの予想を超える素晴らしい結果を出している子供もいますし、こういった既製マウスピースだけで素晴らしい結果を出している先生もいますけどね。

 

このあたりはプレオルソといわず、T4Kなど他の既製マウスピース矯正でもいえることかなと思います。

 

 

 

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注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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