【子供の悪い歯並び予防44】子供の「食べる」ことの悩み、それ矯正が必要かもしれません


【2019年4月6日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は子供の「食べる」ことについての悩みを持っているお母さんが多いことについてのお話です。

 

もくじ
①乳歯は抜けるから歯並びは気にしなくていいの?
②乳歯の時期の歯並びの問題の特徴は何でしょうか?
③乳歯の矯正治療では歯並びは主目的ではない
④子供の「食べる」ことの問題をどう考えますか?
⑤「食べる問題」をかかえたまま小学生になるとどうでしょうか?
⑥口腔機能発達不全症という病名がつくようになりました。

 

①乳歯は抜けるから歯並びは気にしなくていいの?

乳歯の時期から矯正をする必要があるかどうか?というのは意見が分かれることです。

実際乳歯は抜けてしまう歯なので、乳歯をきれいに並べる必要性はあるのか?と聞かれると僕も「ノー」というと思います。

また実際乳歯の時期の低年齢の子供たちに矯正治療という形でどこまで介入をするのか?どこまで協力してくれるのか?といったこともあると思います。

 

でもただ歯科クリニックでは必要あるケースでは乳歯の3~4歳ぐらいの子供たちにも矯正治療を始めています。

 

②乳歯の時期の歯並びの問題の特徴は何でしょうか?

乳歯の時期の歯並びの問題の特徴があります。

 

一つは乳歯の大きさに個人差があまりないということ。

例えば大人の歯が生えてきてからの6~7歳以降の子供たちのスペースの問題で歯が並んでいない場合は1⃣歯が大きい2⃣顎が小さい3⃣歯が大きくて顎が小さいという3つのパターンが考えられます。

 

一方乳歯の場合は、この時期でガタガタになっていたり隙間がほとんどない子供の場合、乳歯の歯の大きさに個人差があまりないことから、顎の成長不足のみが原因になります。つまり見た目の歯並びが気になるかどうか?治したいかどうか?ではなく何らかの理由で正しく成長ができていないということが問題になるわけです。

 

また乳歯での反対咬合、受け口や過蓋咬合と言われる深いかみ合わせのような顎の位置関係の問題の多くは機能面の改善で正常な位置へ戻っていきます。これも機能が何らかの理由で正しく発達できていないということです。

 

つまり乳歯の時期の歯並びの問題の多くは、正しい発育成長、機能の発達ができてない結果起こっていることになります。そのため今の歯並びの見た目が気になるかどうか?という問題ではなく、その子が正しい成長ができていないことに目を向けないといけません。

 

③乳歯の矯正治療では歯並びは主目的ではない

ただ歯科クリニックでの乳歯の時期から始める矯正治療のほとんどのケースは既製のマウスピース装置(プレオルソやT4Kなど)を使った矯正治療になります。これらの装置は結果的に歯が動いていきますが、装置の主目的は正しい機能の獲得になります。

 

 

どの装置も作りに多少の違いはありますが、正しい舌のポジションを覚えて呼吸や機能の獲得を目指していきます。その中で機能の改善があるとそれに合わせて歯やかみ合わせが動いてきます。

 

この時期にある成長の問題を放置することは、永久歯が生え変わりが始まってから矯正を始めるときにも大きなリスク因子になります。また永久歯が生えてきて歯並びに問題があったときに「自然に治るかもしれない・・・」と思ってももともと正しい成長ができていないので良い方向に行く可能性は低いわけです。

 

また仮にどこかで矯正治療をしても機能の問題が放置されたままだと、悪い機能に引っ張られてまた歯並びが悪くなったりする「後戻り」のリスクも抱えます。

 

④子供の「食べる」ことの問題をどう考えますか?

例えば過蓋咬合と言われるかみ合わせがあります。

本来だとガチッと噛んだ時に上の歯に隠れる下の歯が2/3ぐらいが正常ですが、上の歯に隠れて下の歯のほとんどが見えなくなるような噛み合わせのことを言います。一見かみ合わせが深いとよく噛めているように思ってしまいすし、見た目が気にならないのでこのままでいいというお母さんも結構います。

 

しかし元開らが調べたデーターでは

このように過蓋咬合の子供達には、「好き嫌いが多い」「水分摂取が多い」「噛み切れない」「食べここぼしが多い」などの問題が他のかみ合わせの子供より多く発生することが指摘されています。歯並びが気になるかどうか?ではなくこういった「食べる」ことの問題をどう考えるかとなると話は大きく変わってくるわけです。

 

⑤「食べる問題」をかかえたまま小学生になるとどうでしょうか?

こういった「好き嫌いが多い」「水分摂取が多い」「噛み切れない」「食べここぼしが多い」といった問題を子供が持っているとどうなるのでしょうか?

 

一つは小学生になったとき「給食」という形で問題が表面化します。

必ず小学校に入学すれば、お昼はみんなと一緒に給食を食べます。これはみんな同じものを食べるということで、この時に平均的な食べる能力を持っていない子供は、残してしまったり食べるのに時間がかかったりします。

 

例えばお弁当や家での食事であれば「好き嫌い」や「噛み切れない」なら嫌いなものを出さなかったり、噛みやすいものを出せばいいわけです。しかし給食ではそうはいきません。給食が始まってからそういった問題が表面化して「さてどうしよう」となっても、すぐに食べれるようになるかというと難しいと思います。

 

⑥口腔機能発達不全症という病名がつくようになりました。

2018年度からの保険診療でもこういった「食べる」問題や呼吸の問題などの正しい機能の発達がしていない子供たちに対して「口腔機能発達不全症」という病名が付くようになりました。正しい機能を獲得していない子供が将来老化とともに機能が衰えると、正常な機能を獲得していた人よりも早く様々な問題に直面するからです。

 

ただしこれらは「歯並び」については矯正治療の範囲に入るので混合診療の関係上同時に見れなかったり、通院の期間や間隔、ほとんどは3歳以上からの算定になるなど問題もあったりします。

 

特に3歳になったらこういった機能の発達に問題が出るということではなく、多くは生まれてから離乳や様々な成長過程での問題を含んでいます。ただ歯科クリニックではそういった早い時期からの正しい成長のために必要なことを伝える場として「母親教室」を行っています。特に1歳半までの離乳の時期までに正しいアプローチができるかどうかが正しい機能の獲得には重要と考えています。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

母親教室のお知らせ:0~3歳児の歯や健康にいい子育てのポイント

 

生まれてから哺乳や離乳の段階で本来必要な順番や抑えておかないといけないポイントがあります。ただ子供に「よく噛みなさい」といってもそういった環境や育て方のポイントを抑えていないと子供は正しい機能を獲得してはくれません。そういったことを母親教室では1歳半までのコース、3歳までのコースとしてお話をしています。

 


ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

成人矯正・歯並びのお悩み

 


プレオルソやT4Kなどの既製マウスピース装置は寝ているときをメインに行う正しい機能を獲得する装置です。乳歯の歯並びの3~4歳前後のお子さんでも負担が少なく装着をすることができます。

プレオルソ・T4K・ムーシールド~乳歯(3~5歳)の矯正治療

プレオルソ公式サイトは(こちら

 




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