【2026年2月21日 8:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
こんなお悩みないですか?
子どもの成長は本当に一人ひとり違いますよね。
歩いた時期や話し始めた時期が違うように、歯が生えるペースもお子さんによって大きく個性があるものです。でも、小児歯科で毎日ご相談を受けていると、多くのお母さんが同じような不安を抱えていると感じます。
「まだ歯が生えてこないのは遅い?」
「周りの子より歯が多くて早すぎる?」
「矯正が必要になるの?」
「育て方が悪かったのかな…?」

まず最初にお伝えしたいのは、
歯の生える時期や順番は “お母さんのせいじゃない” ということです。
そして、早い・遅いにはある程度の目安はあるものの、 “正常の幅” はとても広いのです。
このブログでは、小児歯科医として、歯が生える時期の「安心できる基準」と、遅い場合・早い場合に知っておくと良いポイントをまとめました。
1. 乳歯が生える一般的な目安(正常の幅は広い)
教科書的には、乳歯20本がすべて生えそろうのは 2歳半〜3歳ごろ と言われます。
しかし実際には、1歳代でほぼ生えそろう子もいれば、3歳を超えてゆっくり生える子もいます。
● 代表的な目安
-
最初の乳歯(下の前歯):生後6〜10か月
-
上の前歯:8〜12か月
-
奥歯(第一乳臼歯):12〜18か月
-
一番奥(第二乳臼歯):20〜30か月
ですが、これはあくまで “一般的な目安”。
実際の小児歯科では1年くらいのズレは珍しくありません。
● 遅い=異常 ではない
実際、乳歯が生えるのが遅い子は、
-
体がゆっくり成長するペース
-
遺伝
-
栄養や病気の影響を一時的に受けている
など、さまざまな要因が絡みますが、多くは心配いりません。
2. 「うちの子、遅いかも…」と気になるときのチェックポイント
「遅いかも」と感じても、それが問題に直結するわけではありません。
ただ、専門家として“念のため見ておくと安心” というポイントがあります。
● ① 生後12か月を過ぎても歯が1本も生えない
→ これは「遅い部類」ですが、ほとんどが正常範囲です。
ただし
-
家族にも同じタイプが多い
-
歯茎の厚みが強い
などの場合もあります。
心配な場合は、小児歯科でレントゲンを撮れば乳歯の芽(歯胚)があるかどうかが確認できます。
● ② 15〜18ヶ月で1本も生えない場合
→ 少し注意して観察したいタイミングです。
この時期でも、何の問題もなく自然に生えてくる子は本当にたくさんいますが、
-
歯の欠如(先天性欠如)
-
甲状腺の問題
-
成長発達の個人差
が関係する場合もあるため、一度小児歯科でチェックすると安心です。
● ③ 生える順番がバラバラ
→ リアルの診療ではよくあります。
順番が違っても歯列に大きな影響は出にくく、ほとんどは心配いりません。
3. 「早すぎる」場合のポイント
まれに、生後3〜5か月で生える「早めタイプ」の子もいます。
これは
-
遺伝
-
体の成長スピードが早い
ケースが多いだけで、歯の質や歯並びが悪くなるわけではありません。
ただし注意したいのは以下。
● ① 逆に虫歯になりやすい
早く生えた歯は、口の中で過ごす期間が長いため、むし歯リスクがやや上がります。また早すぎると、歯が生えたからと言って全身発達が早いわけではないので離乳食に行けるわけではありません。
● ② 授乳時に乳首を噛みやすい
これは授乳トラブルにつながることもあります。
抱え方や深めのラッチを工夫すると改善します。
4. 「歯の早い・遅い」と歯並び・小児矯正の関係は?
多くのお母さんが心配されるのがここです。
結論としては、
歯の生える時期と歯並びの悪さは “直接は関係しません”。
歯並びに影響するのは、どちらかというと正しい口腔機能や全身の発達です。
つまり、
早い・遅い=矯正が必要
ではなく、
口腔機能や全身の発達
が、将来の歯並びに影響します。
5. お母さんの「不安」は、決して間違いでも過保護でもない
小児歯科に来られるお母さんたちは、
「こんなこと相談してもいいのかな…」
と遠慮されることもあります。
でも、私はいつも思うのです。
「気になった時に相談できるお母さんは、子どもの成長をしっかり見ている、とても良い育児をされている」 と。
歯の生える時期は個性のひとつ。
その子にとって一番心地よいペースで育っている証でもあります。
6. まとめ:歯が早い・遅いは“その子のペース”を知るヒント
歯が生える時期の違いは、
「その子の成長リズムを教えてくれるサイン」
であって、
「問題の指標」ではありません。
もちろん、気になる時期はありますが、
ほとんどは正常な個性の範囲です。
そして、歯の早さ・遅さよりも大切なのは
食べる姿勢、呼吸、舌の位置、口の使い方
といった“口腔機能”です。
まずはご相談ください。
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*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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