【2026年2月4日 8:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
こんなお悩みありませんか?
日々診療をしていると、歯並びや虫歯の相談と同じくらい多いのが、
「うちの子、寝つきが悪くて…」
「布団に入ってからもずっとモゾモゾしている」
「眠いはずなのに、寝る直前になるとテンションが上がってしまう」
というお悩みです。

そして多くのお母さんが、
「私の寝かしつけが悪いのかな…」
「もっと厳しくすべき?優しすぎる?」
と、自分を責めてしまっています。でも、まず声を大にして伝えたいのは
寝つきの悪さは“性格”でも“甘やかし”でもありません。
体の“感覚”と“口腔機能”の発達が影響していることがとても多いのです。
この記事では、あなたが
「なるほど、だから寝なかったんだ!」
と納得していただけるように、分かりやすく整理していきます。
そして最後には、ご家庭でできる“今日からのケア”も載せていますので、どうか安心して最後まで読み進めてくださいね。
寝つきの悪さは「脳と体が落ち着けない」サイン
子どもがスッと眠りに入るためには、脳と体が“落ち着ける状態”になる必要があります。
ところが、感覚統合の観点から見ると、
① 固有覚が弱い子は「どのくらい力を抜けばいいか」が分かりにくい
固有覚とは、自分の体の位置・力加減・動きの大きさを脳に伝える感覚。
固有覚が弱い子は、
・布団の中でモゾモゾ動き続ける
・寝返りが多い
・落ち着く姿勢が分からない
・抱っこで寝にくい
・体が“ふにゃっと”しにくい
という特徴があります。
実際、歯科で“口がいつも開いている子”“咀嚼が弱い子”を診察すると、体の固有覚が弱いケースはとても多いです。
② 口呼吸の子は「体が休まる呼吸」ができていない
口呼吸のまま眠ろうとすると—
・胸式呼吸になりやすく
・呼吸が浅くなり
・体が交感神経優位(興奮モード)から抜けない
という状態になります。
結果、
✔ 布団に入っても眠気がこない
✔ 寝つく直前にテンションが上がる
✔ 夜泣き・中途覚醒が多い
といった“睡眠の不安定さ”が出ます。
「寝つきが悪い」というより「落ち着く準備が体の中で整わない」という方が近いのです。
③ 舌の位置が低い(低位舌)と、気道が狭くなり浅い睡眠に
舌が上に上がらない子は、
・口が開きやすい
・気道が狭くなる
・いびき、スースー音
・寝入りばなの息が荒い
などが起こりやすく、結果として“寝つき”にも影響します。
歯科ではこの「低位舌」が本当に多く、寝つきの悪さと結びつく理由が説明できます。
舌は、ただの“食べる器官”ではなく呼吸と姿勢のバランスを支える重要パーツです。
④ 噛む力が弱い子は夜に「体が落ち着く準備」が不足しがち
噛む動きは、脳の“落ち着き回路”を育てる大切な刺激です。
実際、
・やわらかい食べ物が多い
・噛む回数が少ない
・丸のみ気味
こうした子は“寝つきに時間がかかる”というデータもあります。
噛む刺激は固有覚を育て、“脳に安心感を与える働き”があるためです。
⑤ 姿勢・体幹の弱さが「休む姿勢」の取りにくさに直結
寝つきの悪い子は、
・うつ伏せになったり
・横向きになったり
・膝を抱えてみたり
・仰向けで足をパタパタしたり
“安定する姿勢が見つからない”ことが多いです。
姿勢保持の力は、口の筋力や舌の位置と密接に関係しており、
✔ 体が安定しない
✔ 呼吸が安定しない
✔ 眠りに入れない
という悪循環を起こします。
■ 寝つきが悪いときに見直すポイント(歯科×感覚統合)
① 鼻呼吸できている?
寝つきの悪さのひとつに呼吸の不安定さにあります。
✔ いびき
✔ スースー音
✔ のどの詰まったような呼吸
✔ 寝入り前の口呼吸
これらのサインがあれば最優先でケアすべきポイントです。
② 舌は上顎にくっついている?(低位舌チェック)
舌が上にあがる子ほど、気道が広く、落ち着いて眠れます。
✔ ベロがいつも見える
✔ ベロを上に上げられない
✔ “タ行”が弱い
✔ よだれが多い
は低位舌の典型。
③ 噛む力は育っている?(咀嚼発達)
噛む力が弱い子は、寝る前に“落ち着く刺激”が不足しがち。
噛むこと=固有覚を育て、睡眠を助ける働きがあります。
④ 姿勢が安定している?
寝つきの悪い子は、姿勢の崩れ(猫背・反り姿勢)が多いです。
姿勢は呼吸と舌の位置に直結します。
■ 今日からできる“寝つきを良くする”お家ケア
① 寝る1〜2時間前の過ごし方を“ゆっくりモード”へ
✔ 照明を暗めに
✔ テレビ・YouTubeは控えめに
✔ ゆっくりした遊びに切り替える(お絵描き・積み木など)
“睡眠に入るまでの助走時間”をつくることが大切です。
② 体を落ち着かせる「固有覚あそび」を取り入れる
寝る前は一見逆効果に見える遊びですが、実は脳が落ち着くための強い味方になります。
・ゆっくりスクワット
・布団の上で「ぎゅー」っと圧を入れてあげる
・ゆらゆら抱っこ(速い揺れはNG)
・タオルでロール状に巻かれる“おにぎりごっこ”
これらは固有覚を満たし、体が“もう休んでいいんだ”と感じられるようになります。
③ 噛む力を育てる“夕方の噛む時間”
夕方に
✔ りんご
✔ にんじんスティック
✔ コーン
✔ ちくわ
✔ さつまいも
のような“適度な噛みごたえのある”ものを取り入れると、脳が落ち着きやすくなります。
④ 寝る前の“深呼吸”をサポート
鼻から吸って、鼻から吐く。
難しい子は「くんくん吸って〜」「ふーんと吐いて〜」と声掛けを。
深呼吸は自律神経を整える最強のツールです。
■ お母さんにどうしても伝えたいこと
寝つきが悪いと、どうしても
「私の寝かしつけが悪いから…」
「もっと厳しくすべきだった?」
「他の子はすぐ寝るのに…」
と自分を責めてしまいがちです。
でも、どうか覚えていてください。
寝つきの悪さは性格でも育て方でもありません。
ただ、体が“落ち着く準備”を少し苦手としているだけです。
そして、その理由には
・固有覚
・姿勢
・呼吸
・口腔機能(舌・唇・噛む力)
・感覚の発達
という、誰にも見えない“体の内側の事情”があるのです。
それを理解しようと一歩踏み出したあなたは、すでに最高のお母さんです。
お子さんの寝つき、必ず良くなります。
まずはご相談ください。
こういった定型児の「食べる」機能の問題がある子供の一部は2018年から「口腔機能発達不全症」という病名で保険診療での治療の対象になることがあります。ただし、歯並び・かみ合わせの問題がある場合、矯正治療と同時に行うのは混合診療になるので、当院では矯正治療を行う場合は、矯正治療の中で指導をしています。また発達障害等の症状がある子供にはより専門的で細やかな介入や指導が必要になることがあります。
矯正の無料相談を行っています。(要予約)
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*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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