【成人矯正】成人で前歯の隙間を閉じる。これもある意味矯正

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【2017年7月24日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

今日は前歯の隙間の閉じ方のある方法です。

ただ歯科クリニックは一般歯科で矯正治療も行う歯科医院です。矯正の専門のところと違い一般歯科の中に矯正が入ってくることもあります。また逆に矯正治療の中に一般歯科治療が入ってくることもあります。

今日はそういいったケースの紹介です。

①前歯の隙間をどうやって閉じますか？

②矯正治療だけが正解ではないです。

③歯の形態を修正するのは２つ方法があります。

④どれが正解かではなくどういったことを患者さんが希望しているか？が大事です。

①前歯の隙間をどうやって閉じますか？

前歯の隙間

このような前歯の隙間。この場合は先天欠如といって永久歯が足りないのですが。隙間が気になるので矯正をしたいということでした。もちろんワイヤーをつけて矯正して隙間を閉じることもできるのですが、色々診査をしてみて矯正をしないで隙間を閉じました。

ダイレクトボンディング

何をしたかというと、両サイドの歯に虫歯の詰める材料（コンポジットレジン）を足して隙間を埋めました。難しく言うとダイレクトボンディングというテクニックですが、言葉はどちらでもいいです。

②矯正治療だけが正解ではないです。

成人の場合矯正で隙間を閉じることもあります。この場合アーチが今より狭くなります。そのために別な問題が出るような場合はこのようにアーチをそのままにして歯の形態を修正することで隙間を閉じることの方が簡単でかつ治療後のトラブルが少ない場合もあります。

今の歯列をそのままに行うので後戻りのリスクも少なくなります。

③歯の形態を修正するのは２つ方法があります。

こういった歯の形態を修正する方法は

Ⅰ虫歯の詰める材料で今の歯に足す

Ⅱ歯を削って、隙間を閉じる形の歯をかぶせる

という２種類の方法があります。

どちらも見ればわかりますが歯は大きくなります。まずはそれがいいかどうか。またⅠの場合は歯を削らないで足しているだけなので欠けたり外れたりする可能性があります。Ⅱであればそういったリスクが減ります。しかし明らかにⅡの方が歯をたくさん削らなければいけません。

また元の歯があまり形がよくないとか色が暗いとかの場合はⅠよりもⅡにした方がいいケースもあります。

もちろん普通に矯正で閉じることも可能でかつ患者さんの要望に合うのであればそれもいいと思います。

Ⅱの方法は審美歯科、審美補綴といわれるものです。

④どれが正解かではなくどういったことを患者さんが希望しているか？が大事です。

必ず材料を足すのが正解でもないですし、被せるのが正解でもないですし、矯正が正解でもないということです。患者さんの希望やゴールをどこに設定するのか？可能なケースなのかどうなのか？を話し合って決めることです。それぞれの患者さんで答えは違うと思います。

この患者さんの場合は

歯の形は多少大きくなってもいい。

隙間を閉じるだけでも矯正治療だと患者さんが思ってたよりも大変そう。

あまり歯を削りたくない

という中でこの治療を選択したということです。

まずは相談

矯正治療をしていない歯科医院ですと、材料を足すかかぶせるしかできませんし、矯正治療だけのところは矯正の選択肢しかありません。もちろん専門的な知識が必要な難しいものは矯正専門医の歯科医院でするべきとは思っています。しかしこういったケースの場合はたくさん選択肢があった方が患者さんの希望により近づけることもあります。

参考までに

歯の教科書　すきっ歯になる２つの原因と歯医者さんでの治療方法

今日紹介したのはこのページでいう「5-1　ダイレクトボンディング」の方法です。

普通に閉じる場合、ただ歯科クリニックでは

大人の前歯４本の部分矯正

目立たないマウスピース矯正

の２種類の方法があります。

大人の前歯４本の部分矯正は前歯に治療範囲を限定することで期間や費用を抑えることができます。奥歯のかみ合わせに問題がある場合や八重歯の矯正などは適応ではありません。まずは矯正の無料相談をご利用ください。