【2017年7月31日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は鉛筆のお話です。
もくじ
①HBの鉛筆って最近見なくなりました。
②手を使わなくてもいいのでしょうか?
③でも歯医者んだから鉛筆なんて関係ないでしょ?
④まとめ
①HBの鉛筆って最近見なくなりました
最近の小学生の文具売り場に行くと鉛筆は
HBがなくて2Bの鉛筆ばかりが置いています。
また学校でもHBの鉛筆ではなくBや2Bの鉛筆を使うようにしているところもあるようです。

毎日新聞 子育て親子 きれいな字を書かせるには
こちらには鉛筆の書くときに「腰ピン・足ペタ」ということで正しく鉛筆にに力をかけるには姿勢が大事と書いてあります。筆圧が弱いというのは、体感を保持する力が弱く姿勢が崩れているため、指先に力が入らないとあります。噛むときもそうですが両足が地面についてなくて姿勢が崩れてしまえば正しく噛む力がでません。鉛筆を使う時も同じですね。
そして正しい姿勢を保てないのは呼吸の問題でもあります。
②手を使わなくてもいいのでしょうか?
また今のお子さんたちは「書く」ということや「手先を使う」ことの経験が圧倒的にたりていません。色鉛筆で塗り絵をするのか?クレヨンでするのか?スマホやタブレットの塗り絵ソフトやお絵かきソフトを使うのか?あたり前ですが画面をタッチしても手先に何の刺激もありません。
同じように粘土やあやとり、手を使った遊びの経験も圧倒的に足りていないお子さんが多いです。
その結果としてHBの鉛筆が使うことができないのです。
③でも歯医者んだから鉛筆なんて関係ないでしょ?
歯医者なんだから鉛筆が使えなくても関係ないでしょといわれそうですが、
鉛筆が正しく握れない圧がかけられないのに歯ブラシは問題ないのでしょうか?
それとも筆圧が弱いお子さんのために、歯周病で歯ぐきに当てやすいような柔らかい歯ブラシを使ってもらいますか?手先の問題は歯ブラシの問題にもつながります。
箸は上手に使えるのでしょうか?
先ほど出てきましたが鉛筆を書くときは悪い姿勢でも食べるときはいい姿勢になりますか?

④まとめ
2015年10月のNHK 所さん!大変ですよ でも
「”消えたHB鉛筆の謎”再び!」
でもHB鉛筆が使えないことが問題になっています。
「やわらかい鉛筆では力が入らないので思考力の低下になる」
とか
運動の問題があることが番組でも指摘されています。
スマホやタブレットの操作では腕をほとんど使わないので結果として字を書くときに必要な筋肉も付きにくいことが指摘をされています。筋肉がついていないのは子供なのに「早いうちに老化をしている」とも言われています。

たまにお母さんと説明をしたりするときに時間がかかるようだと塗り絵をしてもらいますが、何枚かすると疲れて書くのをやめてしまうお子さんもいます。指に力が入らないですから、噛む力も弱いでしょう歯並びの問題が改善しても、噛めるようになるのでしょうか?
問題は小学生になってからHBの鉛筆で書けないことではなくて、そこまでの成長過程の問題だと思います。
よく小学生くらいからどのくらいで仕上げ磨きをして子供に歯ブラシを任せるか?という質問がお母さんから来ますが、絵や文字がある程度かけるようにならないとダメですよね。歯ブラシも鉛筆持ちにしないといけませんし。それこそ鉛筆が正しく使えないのに歯ブラシはできるということはないです。
ということで小さいころから鉛筆やクレヨンで絵や字を書きましょう。
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