【歯科的哺乳・離乳の話10】離乳食を食べてくれない・・・の前に


【2021年10月14日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は母親教室で話しているお話です。

 

もくじ

①乳幼児を育てるときの落とし穴
②離乳食なかなか食べてくれない
③ただ歯科クリニックの母親教室でお話しするのは
④6歳になっても1歳の口の中?
⑤発達の全体の流れを知りましょう

 

①乳幼児を育てるときの落とし穴

乳幼児を育てていく中で

●●ができない

△△△をしてくれない

といったように

色々子供ができないことに遭遇します。

 

その時にどうしてもお母さんはそのできないことの解決法を知ろうとします。

「●●ができない」とグーグルで検索をかければ

正しいかどうかわからない、答えのようなものがズラッと並んできます。

 

当院では母親教室をしていますが、こういったことの「直接的な答え」はほとんどのケースで出していません。意地悪をしているのではなく、大事なことは「なんでできないか?」ということだからです。

そしてその「なんで」を知るためには乳幼児がどう育っていくかが大事になります。

 

②離乳食なかなか食べてくれない

前歯が生えてきたから

〇か月になったから

といって多くのお母さんは離乳食を始めます。

 

しかし実際に始めてみると多くの子供たちが嫌がり、うまくいきません。

 

 

離乳を始めるのに大事なのは年齢でも歯が生えたことでもなく

頭が安定して、食べる意欲が出てきたかどうか

です。

 

頭の安定は立った、歩いたではなく、ハイハイをしっかり一定期間(1~2か月)して首の筋肉、体幹の安定を獲得したか?が大事です。そういったことをしないで、何かにつかまりながら立ってしまい、お母さんもお父さんも喜んでそのまま立たせてしまうと頭が安定してません。

つまり離乳を食べさせているときに頭がぐらぐら揺れているような状態なので、実際やってみればわかりますがそんな状態で食欲はわきません。

あとは頭の安定では日常の抱っこ、抱き方が間違ってたりします。

 

 

食べる意欲があるかどうか、そういった子供はこの時期からよだれをだらだら出します。そして手当たり次第に見たものを加えます。これを「汚いから!」と言ってさせなかったりしていると、何かを口の中に入れるという意欲が出てきません。またこうすることで、過敏な口の中を慣れさせていく大事な行動になります。慣れていなければ、食べ物も味ではなく食感でびっくりして嫌がるものが多かったり(お母さんは気づかないで味だと思ってしまうのですが)、歯ブラシも嫌がります。

 

 

他にも生活のリズムが問題で食べるときにお腹が減っていないのが原因だったりすると問題も遊ばせたりないとか朝起きる時間を変えてみると変わったりします。

 

「食べること」の解決法が食べる以外のことだったりします。このためには子育ては全体の流れ、大事なポイントを押さえたうえで次に行かないと苦戦をしてしまうのです。これが「食べること」の原因を食べることだけで解決しようとすると、離乳食のレシピの本を買って色々試して、それでも食べてくれなくてみたいなことになりお母さんも赤ちゃんも疲れてしまいます。

 

 

③ただ歯科クリニックの母親教室でお話しするのは

当院の母親教室特に0~1歳半コースでは、事前に悩んでいることは聞くのですが、その多くがこの時期の子供の育っていく中での全体像を知ることで解決できることがほとんどです。

 

本来はこのように

しっかり積み上げて次のこと、また積み上げて次のこととしていかないといけないのですが

 

苦戦しているお母さんの多くが、積み上げが足りないのに「〇歳だから、〇か月だら」と次のことにいってしまい不安定なのでうまく積み上げられないといった状態になっています。この場合下の足りない部分を補助することが大事で、上に積み上げるのは一回おいておかないといつまでも不安定なままです。

ただし、戻ってできることもあればもう戻れないこともあります。離乳の時に、哺乳での問題があったからと言ってもう2か月哺乳瓶を使いましょうとはならないように、戻れないこともあります。

 

④6歳になっても1歳の口の中?

こういった積み上げができていないと、例えば6~7歳ぐらいの大人の歯が生えてきたときに、1歳児の母乳を吸う動きの前後運動の舌の動かし方をしている子供が出てきます。というよりも、そういった機能が1歳児のままなので、歯並びに問題が出てきます。

本来は離乳を始めていく段階で、舌は前ではなく横に動き3歳前後には上下の動きを覚えていくものです。これも、個人差とか癖とかではなく離乳食を食べさせるときに、しっかり待って本人が食べにきたか、お母さんが口の中に入れていったかといったことの違いだったりします。せっかちなお母さんやとにかく口の中に入れて食べさせちゃえばいいみたいな人に多いですね。

これも6~7歳で離乳からも一回はできないので、前歯を使うような食事の指導をして使ってもらうことで補っていくしか行けなくなります。ただし目標としてはもう年齢が年齢なので、「舌が前には出るけど歯並びに悪さをしない程度」をゴールにします。このあたりが先ほども言った全部取り戻せないところになります。

 

例えば6歳になっても1歳児のように「あー」とか「うー」しか言わなかったら間違いなくお医者さんにみせに言ったりすると思います。一方口の中は「どうやって食べたか?」じゃなくて「食べてくれたらOK」という見方をしてしまうとこのように1歳児の動きがそのままずっと継続してしまいます。それは食べることが生命の維持に必要なので、食べれなければ即生命にかかわってしまうから、1歳と同じでも生きてはいます。

 

⑤発達の全体の流れを知りましょう

何かできなきことがあるとどうしてもそこだけで何とかしようとしてしまいます。

しかしそれらの多くはその前の段階で必要なことが、できていなかったりすることでつまづいています。最近は育児本じゃなくてもネットでも調べられますが、その多くは、「その子はそれでうまくいった解決法」であり、前の段階で同じようなことをできていたわけではなければ、AちゃんはそれでできたけどBちゃんはできないとなってしまいます。

 

そしてそういった、どうやって3歳ぐらいまでに積み上げていくかの全体像を教えてくれる育児本とかは少ないです。(少ないというか、全体像を知る大切さを理解してくれてない人たちは読んでくれないので人気がないんですよね)

 

ただ歯科クリニックでは母親教室を行っていますが、そこではそういった話を中心にしていきます。

 


ただ歯科クリニックでは口元からの正しい機能の発達と発育、虫歯予防等を中心とした0~3歳までの母親教室をしています。0~1歳半コースは5/24、7/26、9/20、11/22、1歳半から3歳コースは6/21、8/23、10/25、12/6を予定しています。どちらのコースも12:30~で45分くらいを予定しています。受け付けはメール相談のところからのみで、電話等での質問や予約などは受け付けておりません。

詳しい内容・問い合わせ・予約は:母親教室のお知らせ

 

注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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