【子供の矯正24】歯を抜かないで矯正をするなら、低学年の成長の力を利用してましょう


【2018年1月18日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市から近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

よく「歯を抜かないで矯正をしたい」という相談があります。今日はそのことについてのお話です。

 

もくじ
①矯正のために歯を抜くのはいいこと?悪いこと?
②歯を抜いてもいいのか?抜きたくないか?で考えるのは危険
③電車の椅子で考えてみましょう
④抜歯をして矯正をするのは一人抜けてもらうということ
⑤狭い顎に抜歯をしないで並んでみましょうというのは・・?
⑥もう一つ歯を抜かないで矯正をすると言う考え方としては?

 

①矯正のために歯を抜くのはいいこと?悪いこと?

よく「大人の歯になったら矯正をしましょう」といわれて、中学生くらいになって矯正をすることになったら「永久歯大人の歯を抜歯しましょう」といわれてびっくりしてしまう方がいます。

まずお母さんに知ってもらいたいのは大人の歯になってからの矯正治療はスペースやアーチの前後的な問題があれば抜歯が必要になります。必要があれば矯正治療では抜歯をします。

 

抜歯矯正のイメージ

 

②歯を抜いてもいいのか?抜きたくないか?で考えるのは危険

矯正のために歯を抜きたいですか?抜きたくないですか?となると

10人聞いたら10人は抜かないで済むなら抜かないでお願いしますとなります。

歯を抜く・抜かないと考えてしまう方の間違いは

歯を抜いた矯正のゴール

歯を抜かないときの矯正のゴール

が変わるからです。

 

自分の最終的な歯並びのゴールをどこにするのか?でそのために必要なら抜歯が必要ですし、そのゴールが歯を抜かなくてもできるのであれば非抜歯になります。

矯正をすればすべて同じ歯並びになるわけではありません。

 

 

③電車の椅子で考えてみましょう

ある電車の6人掛けの椅子があったとします。(便宜的に人ではありませんがあまり気にしないでください)

窮屈に並んでがたがたになっているのはこういった状態です。

 

ガタガタの歯並びのイメージ

一応椅子みたいなものと思ってください。

さてこの6匹にきれいに並んでもらいたいとなっても椅子の幅が足りなければ・・・・?

スペースが足りなければ並ばない

はみ出てしまいます。

現実として顎から歯がはみ出るわけはないので無理です。

 

④抜歯をして矯正をするのは一人抜けてもらうということ

単純に6匹が座れないなら5匹で座りましょうというのが抜歯矯正の考え方になります。

抜歯矯正のイメージ

現実では上下左右の4本の第一小臼歯の抜歯という形でスペースを作ります。

 

 

⑤狭い顎に抜歯をしないで並んでみましょうというのは・・?

では椅子は狭いけどなんとか6匹で座りたい!というのが「歯を抜かないで矯正してほしい」という考え方になります。狭い椅子に無理やり座って、かつガタガタにならないと?

非抜歯の矯正のアーチのイメージ

このように無理やり窮屈なところに並ぶのでアーチが外側に出ます。これが抜歯をしないで矯正をした場合のイメージです。ゴールが全く違います。

「歯を抜く」「歯を抜かない」という考えで決めてしまうと最後にこんなはずじゃなかったという話になってしまうという事です。

大事なのは「ゴールをどうするか?」ですアーチが外側に出てきてもガタガタが取れればOKなのか?並んだアーチが内側に入るところまでなのか?で抜歯する・しないが決まるわけです。

 

⑥もう一つ歯を抜かないで矯正をすると言う考え方としては?

もう一つ6匹で並んでもらうには単純に椅子を広げるという考え方もあります。

スペースを作る矯正のイメージ

これが当院で行っている床矯正やSH療法の一部になります。しかし椅子を広げるのは基本時間がかかります。またいつでもできるというわけではなくて椅子に当たる部分つまり顎の骨の発育がいい小学校低学年くらいがいい時期です。どんどん年齢を重ねれば椅子を広げるのは難しくなります。

 

⑦まずはご自身の状態・ゴールを知りましょう。

まずは相談矯正のために歯を抜きますか?ときいたら100人いたら100人抜かなくていいなら抜かないで矯正するというでしょう。でも抜歯をした矯正と抜歯をしないでの矯正のゴールが違うのであれば大事なのはどちらをゴールにするか?です。

また「矯正のために歯を抜かない」というのが本当に最優先事項であるのであれば、小学生低学年くらいからスペースを作る矯正をするべきです。もうほとんど大人の歯になってから歯を抜かないでスペースを作っていくというのは、治療そのものはできなくはないですが期間がかかります。

ただ歯科クリニックの矯正治療の初回は無料相談になっています。まずは今のご自身の状態・ゴールを知りましょう。

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 


大人の前歯4本の部分矯正は前歯に治療範囲を限定することで期間や費用を抑えることができます。奥歯のかみ合わせに問題がある場合や八重歯の矯正などは適応ではありません。まずは矯正の無料相談をご利用ください。 

成人矯正・歯並びのお悩み

大人の前歯4本の部分矯正

目立たないマウスピース矯正

「プチな矯正」HPで前歯に特化した矯正治療が可能な歯科医院にただ歯科クリックも掲載されています。


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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