子供の機能の発達から考える学校給食の考え方


【2021年9月16日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

学校給食しっかり食べていますか?

ただ歯科クリニックでは母親教室もしているのですが、離乳を始めたお母さんに「これから食べるの覚えていく中で、食べるときの目標はなににしていますか?」という質問をします。

全然そういったことを考えていなかったのか答えられなかったり、「好き嫌いがそんなになければ・・」といったあいまいな答えがほとんどです。

 

離乳を始めて食べるの覚えるときの一つの目標は

学校給食で苦戦をしないところまで食べれるようにする

になります。

 

 

学校給食というのは同じ年齢の子供が、同じ時間に、同じものを、同じように食べるわけです。つまりそこで比較検討ができるわけで自分の子供の「食べる」ということがどれだけできているかの可視化になります。

 

好き嫌いのある子どもはいけないですか?

例えば

好き嫌いがない子供になってほしい

はいいのですが、全く好き嫌いがない子供というのは難しいです。じゃあ1個ならいいのか?10個ならいいのか?30個あると多いのか?と聞かれてもよくわかりません。

これも学校給食で毎週1~2個嫌い物が出てきて困るようになると多いなと思いますし、月に1~2個であればそんなに多くないよねといったことになります。(アレルギーとかはもちろん別として)

 

このように、食べる量はこれぐらいでいいのか?どうかとか、逆に残しているけどこれはいいの?といったことも、学校給食で残すようであればちょっと食べる量が少ないかもしれないし、みんなと同じものを食べているのに間に合っていなければ食べるのが遅いかもしれません。

食べるのが遅い子供も、実は家で量がそんなに出ていないのであれば家では食べきるので遅いのはお母さんはわかりません。でも給食ではそれがはっきりわかるわけです。

 

 

6歳前後の「食べる」問題は「好き嫌い」にせよ「食べるのが遅い・早い」にせよ家だと実は、無意識にお母さんが苦手なものを避けたり、食べる時間もあったりしてお母さんが気にしていなかったりします。

 

給食の量は減らしていいの?

最近では給食の時間に間に合わない子供は量を減らせるようになっています。(間に合っている子がみんないいかというと、噛んでいない早食いの子供もいるので、そちらはそちらで改善が必要です。)

また先生が「残さず食べなさい」と完食指導をするのもいけないといった意見が一部にあります。

 

しかし、例えば本当は食べられるのに時間内に間に合わないから給食の量を減らすといったことがあるとどうなるでしょう?その子のお腹の中はまだ食べられるわけなので、お腹がいっぱいでないために早くお腹が減ります。そうなるとひとつは早くお腹が減るので夕ご飯までに「おやつ」が欲しくなります。虫歯のリスクという点でも問題ですし、食べる時間によっては甘いもので満腹中枢が刺激されたままだと次の夕ご飯もしっかり食べれなかったり、好きなものしか食べなくてもいいので好き嫌いが多くなります。将来的にはお昼に食べないのが習慣化されると、中学や高校になった時に放課後の部活の運動とかですぐにお腹が減ってしまったりします。

 

 

給食の量を減らすのがいけないというよりも、みんなと同じように食べれるように改善をしていくべきなんだと思います。

 

家のご飯と給食の違い

給食と家のご飯との大きな違いがあります。

給食は子供たちに必要な栄養を計算してメニューが作られています。そういったことを細かく計算している家庭はあるかもしれませんがほとんどの家庭はそこまで厳密にメニューはたてていません。

そうなるとどうなるか

このように一つの品に多くの種類が入ってきます。

 

例えばご飯は食べれる、わかめも食べれる。でもわかめご飯だと苦戦するといったことが起こります。

他にも給食で豆ごはんやブドウパンみたいなのもそうですね。このように何種類かのグザイが混ざると子供が食べるのは途端に難しくなります。食感の違うものを同時に食べるには、二つの違いを理解して噛み方を無意識に変えながら食べないといけません。そしてこれは練習しないとできないことです。

これが上手にできないと、1個1個で食べていくので時間に間に合わなくなります。量的な問題ではなく、噛み方が上手じゃないために時間に間に合っていない子供です。そういった子供は先ほど言ったようにほんとはもっと食べれるのですぐにお腹が減ります。

 

豆ごはんとかが出ると豆は豆、ご飯はご飯で食べます。本人は一緒に食べれないので大真面目なんですが、はたから見ると遊んで集中して食べてない子供に見えたりします。「一緒に食べれなくて困ってるんだよお母さん」なんて家に帰ってきてからいうわけもなく、聞いても「今日間に合わなかった」とか「あれきらーい」と答えるぐらいです。

 

別に給食で苦戦しているから給食と同じようなメニューにする必要はないのですがこういった特徴は抑えて、できたら就学時の前に練習しておくべきだと思います。他にも生野菜は衛生面であまり出ないので、火を通した野菜や総菜サラダ的なものも慣れておく必要があります。

 

夕ご飯までにおやつをかなり食べちゃうのはよくない

食べる量も個人差があるので、本当に食べれない子に無理やり食べさせる必要はないですが、給食でいっぱい食べれてないなという判断基準の一つは

夕ご飯までにお腹が減りすぎて、おやつをたべる

ような兆候があれば給食でしっかり食べれてないんじゃないかな?と疑った方がいいと思います。

つまりそういった子のおやつを減らそうとするより、給食で食べれるようにしていった方が結果的に手を出さなくなると思います。給食だけ食べるようにというよりは、夜ご飯も食べれるようになると思います。

 

子供たちと毎日食事をしていれば食べるのに「むら」があるのは経験すると思います。

「え?こんなに今日食べるの?」って日もあれば全然食べない日もあります。

でも突然胃袋が小さくなったり、大きくなるわけじゃないので、それらも多分何らかの理由が出てきます。「むら」が多く出てしまう子供はやはり生活リズムがしっかりしていなかったり日によって違ったりすることも多いです。

 

こういった生活リズムの悪い子に虫歯が多いというのも様々な調査からわかってきており、新しい虫歯を作らないようにするためには生活リズムの改善が必要になります。

 

まずは給食を食べれるように

まずは給食で子供が苦戦していたら、何に苦戦をしているのかを見つけて家で改善していきましょう。改善していこうとする中でならいいのですが、安易に量を減らしたりしてそのままにしておくのは様々な口の機能の発達の問題がおいて行かれる可能性があります。

 

2018年から「食べること」の問題や遅れがある子供を「口腔機能発達不全症」という病名で継続的に管理をしていくことが可能になりました。ただ保険診療の場合には適用の条件、来院感覚の決まり等がありますのでご注意ください。まずは該当するかどうか、算定している医院に相談するのがいと思います。

 


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