【2017年6月20日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日はお子さんの食べ物の好き嫌いの話をします。
多かれ少なかれ好き嫌いがあって悩んでいるお母さんは多いと思います。
もくじ
①青物を食べないのは気にしない
②まずお腹を減らすためによく遊ぶ
③間食でお菓子というよりも砂糖を摂取しない
④味覚の形成は3歳前後までが勝負!味覚の形成
①青物を食べないのは気にしない
子供の嫌いな食べ物で「ピーマン」というのはいつまでたっても上位に入ります。味そのものもあるのですがこれはピーマンの見た目もあります。例えば青いリンゴ、青いトマトを食べるという方はいますか?青いうちはまだ食べないで赤くなってから食べますよね。
つまり自然界では青い(実際は緑)のものはまだ食べてはいけないものになります。ホウレンソウや小松菜そういった葉物の場合は火を通すと食べますがそのまま食べる人は少ないと思います。薬味としてのねぎは生で食べますがあくまで少しで、ネギそのものを食べるのであれば鍋に入れたり焼いたり火を通します。人間が火を使うようになってからそういった葉物を火を通して食べるようになりましたが元々は人間が食べないものです。つまり
本能的に青いもの緑色のものを避けるのは正しい
ということになります。
特に日本の場合、栄養学が先行してしまい「バランスよく・好き嫌いなく食べる」というのが呪文のように言われていますが、青物を食べないからといって何か重大な病気になることはありません。むしろそれにとらわれて、細かくしたり味を何か濃いものでごまかしたり、特に子供に食べてもらおうと砂糖なんかで甘くして食べさせても正しく食べることをお覚えませんし、正しい味覚も形成されません。
②まずお腹を減らすためによく遊ぶ
基本的なことですが好き嫌いの多いお子さんの場合単純にお腹が減っていないというのがあります。
その一つが遊び足りない。たくさん遊んでお腹がすいたらたくさん食べるので好き嫌いといっている場合ではありません。山登りをして山頂で食べるおにぎりがおいしいということを経験したことがありませんか?あれです。遊び足りなくてお腹が減っていなければ、好きなものや食べやすいものを食べて満腹になります。わざわざ嫌いなものに箸を伸ばしませんし、お腹いっぱいのところに嫌なもの食べてもまずいだけです。外で遊ぶとといっても場所の問題やいろいろありますが、毎日家の中で遊んでいてはお腹減らないですよね。
③間食でお菓子というよりも砂糖を摂取しない
お菓子や間食、あとはぐずった時とかにすぐに甘いもので機嫌を取ろうとするお母さんがいます。砂糖をその時に摂取をすると甘いものでお腹が満たされます。食べる頃になってもお腹が減らなければ先ほど同様好きなものしか食べません。この場合はお菓子の量ではなく、砂糖の量です。特に大人ではそうでもないちょっとの量でも小さな体の子供は満腹になります。砂糖が血中に対して働いて脳が反応するからです。胃袋が満たされてるということではないからです。だからぐずるたびに一日何回もちょっとずつでもお菓子をあげていたらお腹は減らないし好き嫌いはなくなりません。
④味覚の形成は3歳前後までが勝負!味覚の形成
味覚の形成は3歳ぐらいで完成するといわれています。つまりこの時期までに正しい味を覚えないと食べる意欲が出てきません。先ほども出てきましたが3歳までの砂糖接種は非常に危険です。味そのものだけでなく血中から脳そのものに働きかけるので微妙な味の変化がわからなくなってしてしまいます。
たとえばご飯も噛むことで唾液が甘くしていきます。でもそういった噛むことでわかる「甘さ」よりも人工的な甘さに慣れてうと、ご飯の甘みがわからなくなります。
例えばお子さんが好きなソースを使ったものケチャップを使ったものそういった料理も、まずソースやケチャップに甘いものが入ってますし、濃い味なので咬まなくてもよくなります。むしろ味が濃いので噛む必要がなくなります。チキンライスなんかはそういった意味で食べやすいし味がわかりやすいということです。
もちろん今あげたことだけが食べ物のお好き嫌いの原因ではないです。しかしこのようなことは好き嫌いを多くする傾向にあるのは確かです。正しく「食べる」ということを覚えないようであれば正しい口の中の発達ができません。それは6~7歳の歯並びという結果で現れます。
大事なことは「好き嫌いをなくす」「バランスよく食べる」そういったことにお母さんが縛られてしまい、本来の「食べる」という行為がおろそかになっていないか?ということです。
追記:2023年5月
好き嫌いが多いといったこと以外にも「食べる」機能の問題がある子供の一部は2018年から「口腔機能発達不全症」という病名で保険診療での治療の対象になることがあります。ただし、歯並び・かみ合わせの問題がある場合矯正治療と同時に行うのは混合診療になるので当院では矯正治療の中で指導をしていきます。
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お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。
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注意事項
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