【2018年4月13日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項があります。こちらの記事に目を通してください。
今日は歯医者さんに定期的に通っているとよくある歯科検診のトラブルです。
歯医者さんに定期的に行っていないかたには関係のない話です。
もくじ
①いつも言っている歯医者で虫歯がないはずなのに・・・・
②虫歯だからずぐ削るというわけでもない
③歯科検診はどういった目的でするのでしょうか?
④乳歯の場合「痛い」ときと「痛くない」と気がある
⑤虫歯がなくても、痛くなくても歯医者さんに行きましょう
①いつも言っている歯医者で虫歯がないはずなのに・・・・
よく健診の時にあるトラブルで、定期的に歯医者さんに通っているときには何も言われたなかったのに、歯科検診で虫歯にチェックがある!!!
「さてはあの歯医者・・・・?」
といったことがたまにあります。
定期的に行っている歯医者さんでは毎回フッ素を塗って終わりなのに、歯科検診ではなぜ虫歯と言われたのでしょうか?
②虫歯だからずぐ削るというわけでもない
例えばこのようなちょっと黒くなっているところがあります。
虫歯といえば虫歯です。
じゃあ100人いたらすべての子供で削って治療するかといえばそうではありません。
例えば
この歯以外も虫歯だらけでボロボロの歯があちこちにある、そんな子供で、お母さんに甘いものを制限するように話してもダメ。だったらたぶん早く治療したほうがいいです。いつ大きくなるかわからないので。
例えば
3か月くらいで定期的に来ている子供で、ほかの歯には虫歯がない、ブラッシングのチェックをしても磨けているし、甘いものの管理もお母さんも努力しているならば
「ちょっと様子を見ましょう」といいます。
当院の場合
矯正で毎月来ている子供で同じように虫歯のリスクが低い子供
もちろん「様子を見ましょう」です。
逆に1か月で痛みが出るくらいこの虫歯が大きくなったら、ものすごいハイリスクなので矯正どころではありません。
虫歯があった、じゃあ全部すぐ削って治療するわけではないということです。
③歯科検診はどういった目的でするのでしょうか?
歯科検診の目的は何でしょうか?
歯医者に全く言っていない虫歯の子供にするのか?
歯医者に定期的に行っている子供にするのか?
答えは歯医者さんに全く言っていない子供さんに怪しいところがあれば歯医者さんに行ってくださいねというのが歯科検診です。
流れ作業でみているので、その子がどういった食生活で、歯ブラシはどのくらいできていて、お母さんの監視が低いかどうかなんていうのはわかりません。
だから、定期的に行っている経過観察されているものも虫歯としてチェックされるわけです。
つまり「健診で虫歯って言われた。あそこの歯医者虫歯も見つけられないで・・・」
ではなくて
いきなり歯医者に行ったらもしかしたらすぐに削って治療しないといけない歯が経過観察になっている。虫歯じゃなくても歯医者に行っててよかったなーが答えになります。
④乳歯の場合「痛い」ときと「痛くない」と気がある
さらにいうと、永久歯は小さくても早く治療したほうがいいですが、乳歯は治療した時に「痛い」ときと「痛くない」と気があります。
このように永久歯が生えてくる過程で乳歯の根っこはなくなっていきます。最後根っこがなくなると歯だけ歯ぐきに乗っかっているのですぐ抜けます。この永久歯による乳歯の吸収が始まると中の神経も死ぬので治療中に痛みを感じなくなります。前歯の乳歯だと4~5歳ぐらい、奥歯の乳歯は7~8歳くらい。つまりこの時期までに痛みが出るくらいの大きな虫歯にならないよう進行を遅らせれば削ってしみるとか痛いとかなく治療ができます。麻酔とかもいらなくなるのでお子さんの治療に対するハードルもかなり下がって負担が少なく治療ができます。(もちろんすべての子供ができるといわけではないです)
だから虫歯があった→削って治療はいいのですがその時しみる、痛いとなるんだと、経過観察しながら痛みなく治療できるときになってからするというのも一つになります。
もちろんこれができるのは
・定期的に通って経過を見れる
・虫歯のリスクが低い(歯ブラシができているか?甘いものの管理ができているか?)
といったことが大事になります。
逆に痛くなるまで来ないという子供ならば小さいうちにしてあげたほうがいいということになります。
⑤虫歯がなくても、痛くなくても歯医者さんに行きましょう
痛くなってから歯医者に行く、虫歯が大きくなったら歯医者に行くというのは虫歯がないけど痛くないけど定期的に歯医者に行く人よりもいいように思えます。でもそういった歯医者さんへの通い方、虫歯のリスクですぐに削ったり、経過を見たりする可能性が出てきます。そして明らかにこちらも経過を見る介入を最小限にできるのは定期的に通える子供たちです。定期的に歯医者さんに行った方が余計に削ったりしないで済む可能性ができます。特に子供の場合治療するといっても全員が協力的にできるわけではありません。そうなるとできるだけ介入しないようにするのがお子さんの負担を少なくすると思います。
そして学校の歯科検診は歯医者に行かない人に「ちょっと見てもらった方がいいですよ」というのをお知らせするものです。なのでいつも行っている歯医者さんに怒ったりしないようにお願いします。
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