【2022年5月17日 3:43 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区富谷市ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は口腔機能発達不全症という新しい病名のお話です。
もくじ
①子供の「食べること」の目標は何でしょうか?
②6歳までの「食べること」の目標を決めましょう。
③食べれないなら量を減らすは間違い
④さらに難しくする給食の特徴
⑤計画的に「食べる」機能を上げていきましょう
⑥ただ歯科クリニックでは母親教室からポイントを指導!
①子供の「食べること」の目標は何でしょうか?
離乳食を始めて子供の食事の中で悩んでいるお母さんは多いと思います。
日本歯科医学会の調査では約半数のお母さんが子供の食事で心配なことがある
とこたえています。
例えば「好き嫌い」
好き嫌いが多い子に育ってほしいというお母さんはいません。
でも
全く好き嫌いがないのがいいのか
5個くらいならいいのか
10個くらいならいいのか
と聞いていくと具体的に答えられるお母さんはほとんどいません。
仮に嫌いな食べ物が20個あっても、お母さんがそれを知って毎日の食事で出さなければ家庭では食事には困らないとなってしまいます。
一方嫌いな食べ物が5個でもそれをなくそうと毎日食卓に出して「食べて」「イヤ」とやっていたら食事は親子でつらい時間になります。
じゃあ嫌いなものを食べさせないでいるのがいいのかというとそれも間違いです。
②6歳までの「食べること」の目標を決めましょう。
6歳までの食べることの目標は何でしょうか?
正解は
給食です。
好き嫌いも
給食で嫌いなものが
1か月に1回くらい出るのであれば全然問題ないと思います。
でも
毎週嫌いなものが1回出るとかだとちょっと困ってきますし
2~3日1回嫌いなものが出るとかだと子供が給食が嫌になってきます。
給食は同じ年齢の子供と同じ量を同じ時間で食べるわけで
好き嫌いだけじゃなく
食べるのが早い遅い
量が少ない、食べてくれない
といったことも自分の食べる機能が平均に達しているかどうかの
指標になります。
③食べれないなら量を減らすは間違い
例えば食べるのが遅い、もぐもぐいつまでも噛んでいる子供で給食の時間に間に合わないと最近では量を減らすことができます。本当は食べれるのに時間に間に合わないからと給食の量を減らせば時間には間に合います。でもまだ食べれるのに量を減らされたらその子はお腹いっぱい食べたわけではないので夕ご飯までにお腹が減ります。
お腹が減るとお菓子でお腹を埋めようとしますし、夕方スーパーに買い物に行ったら、お菓子コーナーから動かなくなります。
そうやって6年間しっかり食べないお昼ごはんの生活を続ければ、中学、高校と部活が始まるとお腹が減って力や集中力は出ませんし、塾の前に買い食いとかするようになり、お母さんのコントロールが効かなくなると一気に虫歯が増えたりします。
④さらに難しくする給食の特徴
さらに給食は特徴的なことがあります。
それは品数が決まっているなかである程度の栄養を取らないといけないということです。
そのために何種類か混ざって出てくるといった特徴があります。
例えばご飯なら、豆ごはんやわかめご飯、パンならブドウパンとか言ったように混ざって出てくることがあります。サラダやスープとかも何種類か混ざってきたりするので「複数の食材を一度に食べる」能力がない子供は苦戦します。
家の食事だと品数は少なくなりがちであまり気づけなかったり、お母さんが食べたか食べてないかだけをチェックしていると一つ一つ別々に食べていたとかで気づけなかったりします。そういった子供は給食になると突然食べられないので間に合わなくなったりします。
もちろん本来は食べれる子供なので時間に間に合わないからと給食の量を減らしてはいけません。
ついつい「食べたか・食べてないか」をチェックしがちですが、どう食べているか?も大事です。こういった複数の食材を同時に口の中に入れて噛むというのは勝手に年齢が上がったらできるのではなく、練習をしてできるようになっていくものです。
⑤計画的に「食べる」機能を上げていきましょう
離乳食も本を読むと何か月でこれ、何か月でこれと書いてあるので、今できなくてもそのうちできるようになるかな?と思ってしまいがちです。
しかし食べる機能はしっかりと前の段階でこれが出てるから次にこれをするといったように下からしっかりレンガを積み上げていくようなものです。
しっかり下から積み上げていくことが大事なので当院では母親教室で離乳食についてお話をさせてもらっています。
多くのお母さんは困った時にどうしようか考えますが、下の積み上げがなければ上でいくら積もうとしてもうまくいきません。
多くのお母さんは3歳までに必要なただし積み上げができていない中で
「〇歳になったから」
「お友達の●●ちゃんはできているから」
と無理にやらせて親子で疲弊をしています。
⑥ただ歯科クリニックでは母親教室からポイントを指導!
子供の矯正相談をしていると歯並びの悪い子供の多くに
正し機能の発達ができていない子供をみます。
「ほら、これ1歳児と同じ動きですよ」
といった話をよくします。
1歳児の動きをしているのに口が正しく成長して歯が並ぶことはありません。
ただ歯科クリニックでは母親教室からそういった口周りの正しい成長のポイントをお話ししています。また母親教室の費用の中にはその後の実際にしてみて問題やわからないことがあった時のフォーローアップも含まれています。
またもうある程度成長してしまった3~5歳の子供達には筋機能矯正として正しい機能の獲得と大人の歯が生えてくるまでの準備をしています。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
プレオルソやT4Kなどの既製マウスピース装置は寝ているときをメインに行う正しい機能を獲得する装置です。乳歯の歯並びの3~4歳前後のお子さんでも負担が少なく装着をすることができます。
プレオルソ・T4K・ムーシールド~乳歯(3~5歳)の矯正治療
プレオルソ公式サイトは(こちら)
ただ歯科クリニックでは口元からの正しい機能の発達と発育、虫歯予防等を中心とした0~3歳までの母親教室をしています。0~1歳半コースは5/24、7/26、9/20、11/22、1歳半から3歳コースは6/21、8/23、10/25、12/6を予定しています。どちらのコースも12:30~で45分くらいを予定しています。受け付けはメール相談のところからのみで、電話等での質問や予約などは受け付けておりません。
詳しい内容・問い合わせ・予約は:母親教室のお知らせ
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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