【子供の矯正6】3~4歳の小さい頃から矯正治療をする必要があるのでしょうか?


【2017年8月22日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

当院では乳歯のうちから矯正を始めた方がいいケースの場合乳歯の頃の早いうちからの矯正治療を行っています。早いお子さんですと3~4歳ぐらいで始めます。よく出るお話として「そんなに早いうちから始める必要があるのか?」というお話があります。

 

3~4歳のうちから始める矯正

 

全部のケースで乳歯からの矯正が必要だとは思いませんが、乳歯からの矯正が必要なケースがあります。

 

もくじ
①反対咬合・受け口のケース
②正しい顎の成長ができていないために永久歯が並ばない可能性があるケース
③歯並びを悪くしているような悪習癖がある場合
④大事なのはお子さんの成長のタイミングを有効に矯正治療にいかすことです。

 

 

①乳歯の反対咬合・受け口のケース

例えば乳歯の反対咬合で、機能的な問題で乳歯のうちからかみ合わせが逆になっている場合は当院では矯正治療をお願いするようにしています。そういったお子さんの多くは既製マウスピース装置で乳歯または6~7歳の前歯の生え変わりの時に改善する可能性があります。また6~7歳の前歯の生え変わりの時期に歯の大きさやスペースの問題などかみ合わせの前後関係以外の問題が出てくることがあります。そういった次に出てくる問題にも対処しやすくなります。

 

また上の顎の骨の成長は脳の成長に合わせて9~10歳前後で前方への成長は止まります。一方下の顎は、身長が伸びる思春期の時期に前方に成長します。つまり反対咬合の場合は10歳以降に下顎が前方に成長する時期になってから、上の顎の骨を前方に成長させるのは簡単ではなくなってきます。そうであるならば早いうちから上の顎の骨の前方の成長を誘導するというのが当院のスタンスです。

 

乳歯の反対咬合

 

②正しい顎の成長ができていないために永久歯が並ばない可能性があるケース

乳歯のうちからスペースが足りなくてガタガタに並んでいるケースは永久歯の生え変わりになっても100%歯が並びません。永久歯の場合はそれぞれの歯の大きさにかなりの違いがありますが乳歯の場合はほとんど大きさの個人差はありません。つまり歯が並ばない理由は正しい顎の成長ができていないためです。

 

仮に正しい顎の成長ができていても、平均よりかなり大きい歯が生えてしまうと並ぶスペースが足りなくなります。顎の成長が足りないまま大きい歯が生えてしまうと、見た目は同じガタガタで歯が並んでいなくても必要なスペースの量は大きく変わります。

 

ただ歯科クリニックとしては6~7歳の前歯の生え変わりまでには顎の成長は平均的なところまでに成長するのが難しい場合は乳歯の時からの矯正治療をお願いしています。

 

乳歯のガタガタ叢生

あくまでも永久歯が生えてきたときにかなずきれいに並ぶのを保証する矯正治療ではなく、今あるマイナスの成長をどこまで改善できるか?という矯正治療です。

 

③歯並びを悪くしているような悪習癖がある場合

乳歯の段階で、歯並びに悪影響があるような癖がある場合はそれを止めるためのアプローチが必要になります。例えば

指しゃぶり
爪噛み
唇をかむ(上の唇をかむ、下の唇をかむ)
タオルや服をかむ
うつぶせ寝

こういった癖があり、乳歯の歯並びにも影響がある場合はやめていくためのアプローチが必要になります。理想は治すということですが、あくまでゴールは永久歯の生え変わり6~7歳のころまでに歯が正しい位置に出てくるのを邪魔しないようなところに収まるかどうかになります。

 

こういった悪い癖は、よくはないですが、「禁止する」ということでしていくと本人やお母さんがとてもストレスになってしまうことがあります。それぞれの癖の度合いに応じて様々な指導や改善の方法が必要になります。

 

指しゃぶり爪噛み  口唇癖

 

またこういった癖は、止めようとする年齢が遅くなればなるほど難しくなったりします。なにより、一回悪い癖に生えてしまった永久歯が悪い癖が止まったらといって正しい位置に移動するとは限りません。ならばそういった位置に生えないようにコントロールするのが大事だと思っています。

 

 

④大事なのはお子さんの成長のタイミングを有効に矯正治療に生かすことです。

例えば②の正しい顎の成長ができていないケースというのは乳歯の時期に始めたからといってその時期に治療が終わるというのは無理だと思います。なぜならその時点では永久歯の歯の大きさがわからないので最終的に櫃お湯なスペースの量がわからないからです。ただし乳歯の時期に正しい成長からそれていっているお子さんが突然正しい成長に戻って永久歯で自然に並ぶことは難しいです。そういった意味で症状が小さいうちに正常に戻すことが必要だと思っています。

 

子供にやさしい矯正治療

 

 

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