【2019年2月2日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
もくじ
①何歳から子供の矯正を始めたらいいですか?
②成長途中に行う矯正と成長が終わってから行う矯正の2種類があります。
③矯正の方法だけで考えてしまうと・・・?
④子供の場合「じゃあ矯正をしようとなっても・・・?」
⑤まずは無料相談をご利用ください
①何歳から子供の矯正を始めたらいいですか?
よく聞かれるのが子供の矯正を開始する時期です。
「自分では歯並びが悪いと思っていたが様子を見ましょうと言われた」
「矯正の相談をしたほうがいいといわれたがよくなるかもしれないから様子を見ていた」
とか
「自分ではおかしいと思っていたが学校の検診でチェックされなかったからそのままにしていた」
逆に「学校の検診でチェックされたから相談に来た」ということもあります
そもそも
「何歳から始めればいいんですか?」
と聞かれたりもします。
結局答えから言うと、ケースバイケースです。どの時期、何歳から始めるかもその子によって違います。
結局「様子を見ましょう」といった先生も間違いでもないし、「今すぐ矯正を始めましょう」といった先生も間違いではないし、学校の検診でチェックされてもされなくても間違いがないではないと思います。
ただいろんな意見を聞いたうえで「矯正をしない」とお母さんが選択することは間違いではないのですが、お母さんの判断だけで「様子を見る」というのは賢明な判断ではないと思います。
②成長途中に行う矯正と成長が終わってから行う矯正の2種類があります。
矯正治療の開始のタイミングは
・成長途中、小さいうちから行う矯正
・成長が終わって全部大人の歯になってから行う矯正
の2種類があります。
違いは何かというと「成長」に対する考え方です。
まだこれからの変化がある成長の早い段階でのアプローチは骨格的な問題やスペースの問題などの改善には有利になります。一方もう全部大人の歯になった中学生くらいから矯正を始めるのであれば骨格的な問題やスペースの問題があれば抜歯や外科処置が必要になることがあります。
よく矯正のために「歯を抜く」「歯を抜かない」といった話になるのですが、歯を抜かないで矯正を勧めたいのであれば、できるだけ早い時期から始める方がいいと思います。もう全部大人の歯になってからでは抜歯をしたりする必要が出てきてしまうからです。
一方で成長途中に矯正を始めるのは、一度今ある問題が改善してもまだ生え変わりがある歯があればその歯が正しい位置に生えてきてくれるかはわかりませんし、骨格的な成長がまだあれば変化があるかもしれないので、そういった変化つまり成長がある間は経過を見ないといけません。逆に成長が終わってからの矯正は今初めても去年初めても来年初めても条件は変わらなくなります。また今の状態に対して行うので、抜歯や外科処置があっても治療期間はその状態に合わせた治療期間できまります。
成長の力を利用するのであれば、小学校1年生で始めるのと小学校3年生で矯正をはじめるのであれば1年生で始めたほうがいいですが、じゃぁ3年生で始めた子よりも早く矯正が終わるかというと、経過自体は1年生で初めても3年生で矯正治療を開始しても歯が全部大人の歯になるまで経過をみないといけません。
③矯正の方法だけで考えてしまうと・・・?
また大人の歯になってからの矯正治療は方法自体は悪いわけではありません。その時期に矯正をするのであれば抜歯をする・しないというのお母さんや本人がどう思うかは別として選択をせざるをえないとおもいます。
しかし全部大人の歯になるのは中学生以降の時期です。実際に矯正をしたくても、部活が忙しくて時間が作れなかったりテストなどがあったりすると来院間隔が空いてしまったりします。受験の時期になるとそもそも歯医者どころではないといったことも起こります。治療法としてできる・できないの前に矯正治療のために時間を作れるのか・通えるのか?といった問題が起こります。
④子供の場合「じゃあ矯正をしようとなっても・・・?」
子供の場合「このタイミングで矯正しましょう」となっても一つ問題が出てきます。
単純に椅子に座って、治療に協力してくれるか?
当たり前ですが矯正を始めようとなっても、椅子に座れない、口を開いてくれない、様々な検査やなどをさせてくれないとなったら一個一個できるようにしていかないといけません。つまり定期健診などをして歯医者に慣れている子供が、ある段階で歯並びの問題が見つかり矯正を始めるのと、初めて歯科医院に来てさぁ矯正治療を始めましょうというのだと話が変わってくることがあるということです。
もう一つは「型取り」です。
何らかの装置を作る場合は型取りが必要になります。型取りをする間は印象材という材料を入れた枠を3分程度口の中に保持をしていないといけません。その間に鼻でしっかり呼吸をしながら待てないと「おぇ」となってしまいます。
我慢できない子供が悪いのではなく、型取りができないほどに機能が悪いということです。歯並びに問題のない子供、正しい機能を獲得している子供は型取りをしても問題になることはありません。そうなるとまずは型取りができるところまで機能を上げる必要があります。早い子だと半年ぐらいでできるようになる子供もいればなかなかできるようにならない子供もいます。それは本人どうこうではなく、そのぐらい正しい発育と機能の獲得ができていないということです。
そういった子供にとっては、今の悪い歯並びのほうが使いやすくて、もしも明日朝起きてきれいな歯並びになったらうまく使えないし、噛めない歯並びだということです。
こういった子供たちの多くは乳歯の時点から機能の問題を持っていてアプローチをする必要があります。型取りだけではなく歯ブラシの時にうまく唾をためれないのですぐに動いたり嫌がる。歯ブラシをやろうとするんだけどやり始めると逃げる子供に多かったり、正しい飲み込みや呼吸ができていないので食事や発音などでも問題があったりします。
⑤まずは無料相談をご利用ください。
ただ歯科クリニックの矯正相談は無料です。
どういった治療をするのか?費用や期間も知りたいことだと思いますが、まずは今のお子さんの歯並びの状態を知らなければいけません。またその時にちょっと口の中を見たり写真を撮る程度でさえ泣いてできないようであればまずは診療室に慣れていくようにする必要があります。
治療方法だけでなく、通えるのかどうか?歯を抜く・抜かない等様々な違いを理解したうえで正しい選択をしないといけません。まずは無料相談でそういったことを聞いたうえで治療をする・しないを選択して欲しいと思っています。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。
6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。
床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。
ただ歯科クリニックは一般法人社団 日本床矯正研究会の会員です。
お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。
子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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