成長と発達を見ながら子供の歯ブラシを考える


【2018年8月24日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

 

今日は子供の歯ブラシをまとめてみました。

 

もくじ
①歯ブラシは何のためにするのでしょう?
②歯が生える前から歯ブラシは必要!?
③上の前歯が生えたころ(1歳前後)
④奥歯の乳歯が生えそろったら(2~3歳)
⑤歯ブラシを嫌がる子供へのテクニック
⑥5歳過ぎたらとにかく奥歯をしっかり
⑦9歳ぐらいからは徐々に本人に磨いてもらうけれど・・。
⑧大人の歯になったら一安心ですが・・・。
⑨年齢に合わせた適切な距離感で

 

①歯ブラシは何のためにするのでしょう?

歯ブラシは何で毎日するのか?と聞かれたら多くの人が「虫歯にならないため」と答えます。

虫歯にならないことがゴールであるならば歯ブラシだけではなく、甘いものを食べないとか間食をしないといった食習慣も必要になります。

 

子供の歯ブラシの目的の一つは「虫歯にならないため」ではありますが、歯ブラシにはそれ以外のこともあると思います。例えば手の発達のための毎日のトレーニングとしての一面。まだ文字やしっかりとしたバランスの絵が描けない子供にいくら歯ブラシをさせても大人と同じには歯ブラシができません。体や脳の発達と歯ブラシは関係をしているので、「○○歳になったから」「早いうちから一人でやらせたい」といって仕上げ磨きをやめてしまうお母さんがいますが、そういった全体の発達を見ながら行わないとできないものはできないわけです。

 

 

 

②歯が生える前から歯ブラシは必要!?

「歯が生えたら歯ブラシをする」と思ってしまうお母さんは多いです。でも実際は歯が生えたら歯ブラシをするとなっても赤ちゃんからしたら、ある日突然お母さんが見たこともない変なものをもって口の中に突っ込むのですからびっくりしてしまいます。

例えば歯ブラシの態勢を練習する、口の中に指などを入れてみて触ってあげて慣れてみるといった練習は歯が生えなくてもできるわけです。口の中を触っていくと嫌がるところも出てきます。そういったところも歯ブラシの前に知っておくのも大事です。

 

 

③上の前歯が生えたころ(1歳前後)

前歯が生えてきたころもまだ歯ブラシの練習です。

この時期は「歯ブラシをしないと虫歯になる」という時期ではなく「いかに虫歯菌を親から感染させないか」という時期です。まずはお母さんやお父さんのお口の中がきれいであることが大事です。

この時期から砂糖などの甘いものを食べる必要はありません。むしろ食べることで味を覚えると、味覚の形成が不十分になったり好き嫌いや、食事を食べないといったことが起こります。

またダラダラ食いも虫歯の原因の一つです。しっかり時間を決めてご飯が食べれるように毎日の生活のリズムを作りましょう。

仮にこの時期に虫歯ができたら歯ブラシが原因ではないということです。

 

④奥歯の乳歯が生えそろったら(2~3歳)

奥歯の乳歯が生えてきたら歯と歯の間が虫歯になりやすくなります。どうしても磨きやすい前歯のみを磨いてしまいがちになりますが、まずはそこを必ず磨くようにしましょう。

「歯ブラシは毎日する」のが理想ですが、機嫌が悪かったり寝てしまったりと子供が毎日必ず歯ブラシをさせてくれるかというとそうではありません。1週間に何日も「やらせない日」があるのはまずいですが、1日くらいならば無理にしないでできる日にしっかりする、甘いものの管理をする、間食をあまりしないといったことをしっかりする必要があります。

 

 

⑤歯ブラシを嫌がる子供へのテクニック

歯ブラシを嫌がる子供たちは多いです。しかし、多くはちょっとしたところで防げたりすることが多かったりします。

 

例えば「歯ブラシをしよう!」と子供に言うと「嫌!」と言われます。「する・しない」という選択肢しかないわけです。例えば何色かの歯ブラシがあって「どの色の歯ブラシにする?」と子供に聞くと「赤」とか「緑」とか好きな色を選びます。歯磨き粉の味や磨く人でもいいのですが、「する・しない」じゃなくて違う選択肢を上げる、聞き方だけでもかわります。

 

 

また子供たちの口の中では本人が触ってほしくない、痛がる場所があったりします。そういったところはお母さんが知らないといけません。

 

歯ブラシは1回で全部磨かないといけないと思っているお母さんが多いのですが、唾を食べる能力の発達が悪かったり、口でためている間の鼻呼吸ができなければ苦しくて暴れたり嫌がったりします。そういった場合はこまめにうがいをして何回かに分けて歯ブラシをする必要もあります。もちろんそれと並行して足りない未発達の機能をトレーニングしていかなければいけません。

 

⑥5歳過ぎたらとにかく奥歯をしっかり

5歳を過ぎてくるとほとんどの子供の乳歯の前歯は生え変わりの準備で歯の根っこがなくなっていきます。こうなると仮に前歯の乳歯は虫歯になっても痛くなったり、しみたりすることはありません。一方奥歯の乳歯は生え変わりが遅い子供では中学生近くまで使いますし、8歳ぐらいまでは虫歯になったら痛くなる歯です。まずはこの歯を虫歯にしないようにしないといけません。

 

 

また小学校低学年の時期は、「奥歯を磨いてね!」というと「うん」と言ってくれますが、実際に奥歯に歯ブラシを当てるイメージができているかというとできていません。ただし習慣づけとしての歯ブラシが必要なので毎日してもらいますが、あくまでもお母さんの仕上げは必要と思ってください。

 

⑦9歳ぐらいからは徐々に本人に磨いてもらうけれど・・。

ある程度小学校の高学年になれば本人に磨いてもらうようになります。

 

本人が歯磨きをする→お母さんが子供の口の中に興味を持たなくていい

 

ということではありません。

歯ブラシも任しているからと、乳歯がまだ何本あるのか?どれが永久歯かといったことが全く分からなくなってしまうお母さんがいます。それはダメです。永久歯が虫歯になっているのに「これ抜ける歯だとおもってました」とか逆に永久歯が生えてこなくても気づかないそういったことで新しい問題がお母さんによって生み出されることがあります。

 

歯ブラシはある程度本人に任せても、口の中への関心を失わないようにしましょう。

 

⑧大人の歯になったら一安心ですが・・・。

生え変わりも終わって大人の歯になったら一安心ですが、それまでの経過から虫歯のリスクが高かった子には、管理や自分でお菓子などが買えるようになってもある程度甘いものの管理はしていく必要があります。また、虫歯にならないためにはどういったことをするのか?正しい知識をお子さんに伝える必要はあります。また学校の検診の時期でも用紙は出たのに親に渡さないといったこともあるのでそういった時期には歯科検診で何か胃言われなかったかどうか確認したり、怪しかったら夏休みとか春休みとかに歯科医院でチェックしてもらうのもいいかと思います。

 

⑨年齢に合わせた適切な距離感で

子供の歯ブラシは、最初は親が行いますが徐々に、子供が行っていくものです。

しかしそれぞれの年齢、その子の発達状態、歯の生え変わりの早い・遅いでそのバランスは変わってきます。小学1年生で仕上げ磨きをしないのも問題ですが、中学生になってもお母さんが仕上げ磨きをするのも問題です。

 

 

大事なことはそういった子供の変化や成長をしっかり把握していることが大事です。よくどの歯が乳歯でどの歯が永久歯かわからなくなってしまうお母さんがいますが、グラグラしている歯が乳歯なのか、抜けた後にしっかり永久歯が生えてきているかは確認しないといけません。

 


子供の虫歯はお母さんの正しい知識で大きく減らすことができます。

虫歯は砂糖を食べた虫歯菌が出す酸が歯を溶かします。いくら歯ブラシをしても、フッ素入りの歯磨き粉を使っても食生活管理ができていなければ子供は虫歯にないります。

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