【2019年9月2日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は抱っこのお話です。
もくじ
①抱っこの基本はなんでしょうか?
②縦抱きはポイントを押さえて抱きましょう
③抱っこで覚えてしまう口呼吸
④ただ歯科クリニックでは母親教室を行っています
①抱っこの基本はなんでしょうか?
抱っこの本来の形は「おんぶ」です。
このように子供の頭が前に倒れこむのが楽な姿勢です。つまりおんぶをすることでお母さんは体を前方に曲げないといけません。これは苦しい姿勢になります。本来のおんぶがみんなできるといいのでしょうがそもそもそれまでに重いものを背負ったりすることが少なくなっている現代のお母さんがおんぶを基本にすると腰を痛めたり様々なトラブルが出てきます。
②縦抱きはポイントを押さえて抱きましょう
そういった中で最近は縦抱きが主流になっています。
正し縦抱きは、さっきの抱っこで言う本来背骨を曲げるべき大人の方がしっかり立ってしまうので子供が後ろに頭を向けてしまう姿勢になりやすいです。
この姿勢は大人側は負担が少なく、また子供が下にいるので見やすくもあり、顔を上げたら歯科医も確保しやすいのでよさそうです。しかし子供の頭が後方にのけぞっています。
後ろに体を思いきりのけぞるとわかりますが、口を閉じていると開いてしまい、ぐっと噛み合わせていても顎が後ろに下がります。
つまりこのような後ろにのけぞる抱っこを日常的にすると
口が閉じづらくなってしまう→口呼吸
顎が後ろに下がる→かみ合わせの問題
の原因になってきます。
おんぶであれば背負う人が腰を曲げることで子供が呼吸しやすいい、かみ合わせがずれないようになりますが、縦抱きでそれをしようとすると背負う人がのけぞらないといけないのでコツが必要になりま
す。
さっきの悪い縦抱きは
まず子供の位置が低すぎます。
どのくらいまで上げるかというと、子供のおでこにすぐキスができるくらい
このくらいに上げないといけません。抱っこ紐で調節できるといいのですが、低い位置にどうしてもなってしまうようだと新しい抱っこ紐を買った方がいいかもしれません。
そしてこのくらいの位置になると
胸と顔の間くらいに子供が前に頭をとせるスペースが出てきます。
これが子供の頭の位置がお腹や胸の位置ですと頭を前に倒せないわけです。
それなので抱っこ紐はなんでもいいのですが、買うときにチェックしてほしいのは頭の位置、高さと後ろにのけぞらせないよになっていることが必要です。
③抱っこで覚えてしまう口呼吸
よく「なんで口呼吸になったのか?」と口呼吸を指摘すると聞かれるのですが、見ていないので憶測ですがこういった子供の抱き方も原因の一つではないかと思います。
おんぶでもお母さんが背中を曲げなければ子供の頭は後ろに行きやすくなるので口も開いてしまいます。お母さんは疲れませんし、姿勢も悪くはなりませんがその影響が子供にいくわけです。
④ただ歯科クリニックでは母親教室を行っています
ただ歯科クリニックでは0~1歳半コース、1歳半から3歳コースの二つの母親教室を行っています。
抱っこ一つとっても今日は高さと頭の位置だけですが、他にも気を付けるポイントを知って、悪い成長をさせないことが大事だと思います。
「○○しなければいけない」というよりはこれをするとよくないということを知ってできるだけしないようにするのが大事です。
授乳のポイント、離乳のポイント、ハイハイから立つまで、ファーストシューズの選び方、虫歯の話そういったことでこれはあまりしないほうがいいですよというのをお話しする場です。実際小悪性くらいになって矯正の相談をした時に正しい成長をしていないと「なんで?」となってしまいますが、こういった様々なポイントをどこかで取り逃がしている可能性があります。
ただ歯科クリニックでは口元からの正しい機能の発達と発育、虫歯予防等を中心とした0~3歳までの母親教室をしています。0~1歳半コースは5/24、7/26、9/20、11/22、1歳半から3歳コースは6/21、8/23、10/25、12/6を予定しています。どちらのコースも12:30~で45分くらいを予定しています。受け付けはメール相談のところからのみで、電話等での質問や予約などは受け付けておりません。
詳しい内容・問い合わせ・予約は:母親教室のお知らせ
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。
子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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