乳歯の歯並びの目標


【2019年9月5日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は乳歯の歯並びについてのお話です。

 

もくじ

①正しい乳歯の歯並びって何でしょう?

②大事な乳歯の隙間

③乳歯が並ばない原因は何でしょうか?

④乳歯の問題は乳歯のうちに解決しましょう

 

①正しい乳歯の歯並びって何でしょう?

よく6歳ぐらいの大人の歯が生えてきて、歯並びの問題が出ていた時に

「乳歯の頃はきれいに並んでいたのに・・・」

というお母さんはいます。

 

確かに乳歯の時に問題がなくても「平均よりも大きな永久歯」が生えてくるとスペースが足りなくなって歯並びに問題が出てきます。しかしそういったことを言うお母さんの子供の顎の大きさを測ってみるとほとんどの子供が平均より少ないです。

そういったお母さんの言う「きれいな乳歯の歯並び」は

 

こういった隙間のない歯並びだったりします。

確かにきれいに並んでいるように思えますが実際は違います。

 

乳歯が抜けた後生えてくる永久歯は必ず乳歯より大きい歯です。このように乳歯がスペースがなく並んでいる場合、この乳歯より大きな永久歯が生えてくるとかならずスペースが足りなくなります。正しい乳歯の歯並びはこのように

 

乳歯の正しい顎の成長

隙間ができていないと、永久歯が並んできません。さらに言うとこのように隙間があっても生えてくる永久歯が平均より小さいのか?平均なのか?平均より大きな歯なのかでもスペースが足りたり、足りなかったりします。つまり必ずスペースが足りるというわけでもありません。

 

②大事な乳歯の隙間

難波らの1993年の報告では

上の顎で3ミリ、下の顎で2.5ミリ以下の隙間しかない乳歯の子供達は2/3の子供が永久歯のスペースが足りなくなるという報告があります。

ほとんど問題がなくなるためには上の顎で6ミリ、下の顎で4.5ミリ以上の乳歯の歯並びでの隙間が必要だとも言っています。

 

そう考えると隙間なく並んでいる乳歯だけでなく、乳歯の時点でスペースが足りなくてガタガタに並んでいる場合は永久歯になったらスペースが足りなくなる可能性がかなり高いということになります。

乳歯のガタガタ矯正が必要

この乳歯の正しい歯並びを知らないで、もう乳歯のうちに問題があるのに放置をしてしまうのは、6歳前後の永久歯が生えてきてから、特に大きい歯が生えてきた場合に必要なスペースが多くなり、治療をより難しくさせます。

 

 

③乳歯が並ばない原因は何でしょうか?

先ほど永久歯は大きい歯の子供と小さい歯の子供がいると話しましたが、乳歯の場合は歯の大きさの個人差はほとんどありません。仮にあったとしても永久歯のようにスペースに影響するほどの量ではありません。つまり乳歯の隙間の問題のほとんどは「顎の成長不足」です。

 

何らかの問題があって顎が正しく成長できなかった結果、乳歯に隙間がないということになります。

 

簡単にってしまえば「噛んでないから」ということになりますが、授乳の時の問題や、離乳の時の問題、つかみ食べをしてたかどうか?、呼吸は鼻呼吸か?口呼吸か?つばを飲み込んだ時にベロが前に出てこないか?(おっぱいを吸うているときの赤ちゃんの動きのままじゃないか?)といったこれ以外にも様々なことができているのかどうか?が大事になります。

 

そしてこういった問題があって正しい成長ができていないと、食事でも好き嫌いが多い、食事時間がかかる、丸のみして噛んでいない、遊び食べが多い、水がないと飲み込めない、飴や氷をガリガリ噛んで食べる、何種類かの食材が混ざると食べれないなどの実際の食べる中での問題も起こってきます。

 

永久歯が並ぶ・並ばない以前に食べるをはじめ何らかの機能の問題も抱えていることが多いです。

 

④乳歯の問題は乳歯のうちに解決しましょう

乳歯の時にある歯並びの問題や機能の問題は、6歳前後の永久歯が生えてくるころにリセットされるわけではありません。

 

例えば「顎の成長が足りない」隙間がない乳歯の歯並びの子供は普通の大きさの永久歯が生えてきても並びません。平均よりも大きな歯が生えてくるとさらにスペースが必要になってしまい、スペースを作るために装置や時間が多く必要になってしまいます。永久歯の生え変わりが始まるころまでに正しい顎の成長を誘導していれば、仮に平均より大きな歯が生えてきたときにはスペースが足りなくなるかもしれませんが歯の大きさにも限度があるのでそのスペースを作るのはそこまで大変ではありません。

 

また正しい顎の成長をしているということは、正しい機能を獲得しているということでもあります。そういった子供の場合は、生え変わりの中で起こる1個1個の問題をクリアしていくと、予後もある程度安定します。

正しい成長ができてない、正しい機能の獲得ができていなければ、矯正治療中にもそういった機能面の問題が治療の障害になったり、治療後の歯並びがなかなか安定しなかったり、これから生えてくる歯にも問題が出てくる確率は高くなります。

 

 

乳歯はびっちりきれいに並べたり、乳歯を並べるために器具をつけたりする必要はありませんが、正しい成長を促し、機能の獲得をして、問題があるのであれば早いうちに改善する必要があります。

 

ただ歯科クリニックの矯正治療の初回は無料相談です。まずは今の状態がどういったものかを知ることが大事です。また6歳くらいまでの子供の場合、矯正が必要であってもすぐに歯科医院に慣れない子供がいます。将来的にも矯正治療な可能性があるのであれば検診などで歯科医院に慣れる必要性がありますし、6歳過ぎから何らかの装置を使って行くのであれば、そのころまでにはある程度虫歯のリスクを抑えれるようになっていく必要もあります。

 

永久歯が生えてきて歯並びが気になったとなっても、虫歯だらけですとすぐに始められませんし、そういったリスクの高い子供の場合選択できる治療が制限される場合があります。

 

 

以前は虫歯でも「乳歯はどうせ抜けてしまうから」と言って虫歯だらけにあるのを放置して、「永久歯が生えたら歯ブラシします」みたいな人がいましたが、今はほとんどそのような家庭はないです。当たり前ですがそのようなリスクの高い子供であれば突然永久歯が生えたから虫歯にならないようにするというのはかなり大変です。

歯並びや機能といったところももう大人の歯が生えたらではなくその前から関心を持ってもらえるようになると嬉しいです。

 


ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

成人矯正・歯並びのお悩み


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは床矯正研究会の会員です。

 


お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。

子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?

 


ただ歯科クリニックでは口元からの正しい機能の発達と発育、虫歯予防等を中心とした0~3歳までの母親教室をしています。0~1歳半コースは5/24、7/26、9/20、11/22、1歳半から3歳コースは6/21、8/23、10/25、12/6を予定しています。どちらのコースも12:30~で45分くらいを予定しています。受け付けはメール相談のところからのみで、電話等での質問や予約などは受け付けておりません。

詳しい内容・問い合わせ・予約は:母親教室のお知らせ

 




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