【歯科的哺乳・離乳の話12】離乳食の偏食の歯科的考え方と攻略法。


【2023年9月13日 9:07 AM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

最近では医科でも離乳期からの偏食外来というのもあります。

あくまで今日は歯科的視点から離乳食での偏食、食べてくれない

で困っているお母さんのヒントになればと思います。

 

もくじ
①食べる環境を整えよう!
②お腹が減らなければ食べません
③まずは食材を触らせよう。
④頭の安定は噛む力を作ります。
⑤食べる時両足ついていますか?
⑥大人の食べる姿を見せる
⑦良かれと思って難しい離乳食にしないのが大事
⑧ただ歯科クリニックでは母親教室をしています。

 

①食べる環境を整えよう!

離乳食をいざ始めてみたものの

なかなか食べてくれないと困るお母さんも多いようです。

なんとなく

「好き嫌いはない方がいい」

「バランスよく食べないと栄養に偏りが」

「成長に問題があったらどうしよう・・」

と悩みが増えていくようです。

 

ただし子供は突然料理が出てきたらたべるわけではありません。大事なのは食べる環境を作ることです。このあたりが最初に整理できないと

 

 

子供が食べてくれない

出してもよけたり拒否する

といったことがあるとお母さんはショックを受けるようです。

 

 

②お腹が減らなければ食べません

まずは子供が食べたくなるようにすることが大事です。

 

当たり前ですがお腹が減らなければ食べてくれません。

つまりたくさん遊んでから食事

という流れが大事になります。

ベビーカーに乗ってお出かけ

時間になったから食事

これでは食べてくれません。

 

 

火を通したりしたのならちょっと冷ます間にでも

抱っこしてグルングルン回してあげたりするだけでも

違うと思います。

逆に運動してないのに食べてくれないのは

味の好き嫌いではありませんし

偏食とか小食とかでもないです。

 

 

ポイントはその子の成長で変わる運動量は常に把握したほうがいいです。3か月前だとこのくらいの運動でよかった・・・のが大きく変わるのが成長期の子供です。

 

 

 

③まずは食材を触らせよう。

食べるという行為は食べ物の認知から始まります。

この時期の子供は目もあまり見えていないので、大人のように目で見て食べ物を判断するのではなく、触ることでそれが固いのか、柔らかいのか、熱いのか、冷たいのかを判断します。

お母さんが食べさせる行為も必要なのですが、いきなりお母さんが口の中に運んでも

それは目隠しされて食べ物が運ばれるような怖さです。

 

 

触ることで食べ物を知ることができます。

もちろん調査しているので落としたり色々するとは思いますが、それで「汚れるから」と触らないと初めてのものは中々食べてくれません。

 

早い段階で手が汚れるからとフォークやスプーンを使わせるお母さんもいますが、それも口入れなければわからないので、初めてのものに手が伸びづらくなります。

 

 

お母さんが食べさせて

口の中に入れてびっくりしたりすると「味が嫌だったのかな?」と思いがちですが

わからなくてびっくりしたのなら触らせればいいですし

毎日だと汚れて掃除が大変なら

週に1~2回曜日を決めてそういう日を作るだけでも違うと思います。

もちろんこれは味の好き嫌いではないので

改善できます。

 

④頭の安定は噛む力を作ります。

噛む力は、月齢や歯の数が増えたら出てくるものではありません。

首の筋肉、頭の安定しているかどうかです。

首をブルンブルンと左右に振って食事したら噛みにくいしおいしくないと思います。

首が座ってない、頭が安定しない子供の食事はそれです。

 

頭を安定させる首の筋肉はズリバイやハイハイをしないとつきません。これらが不足したり、つかまり立ちとかで立つのを覚えたり歩行器で立っても頭は安定しません。また実際にズリバイやハイハイするとわかりますが疲れます。つまり先ほどの運動して食べやすい状況にもしやすくなります。

 

 

でも「立っちゃったもん!」という子供は

段ボールでトンネル作るとか毛布被せて中で遊ばせるとか

そういった遊びをするといいと思います。

 

首の安定がないと、噛む力がないので

固いものは避けがちになるし

葉物、ほうれん草のおひたしやキャベツの火を通したのとかも

1歳半で食べれる子もいれば

3歳くらいになっても食べなかったり、食べてたとしても噛まないで食べれるようにお母さんが小さくしてるといった感じになります。

 

こういったので避けるのを「味の好き嫌い」とみてしまうとだめで

噛めないで本人が避けているのならば噛めるようにしていくべきですし

味じゃないから改善可能なものになります。

 

⑤食べる時両足ついていますか?

両足がつかないと噛む力も噛む回数も減ります。理想は足の位置を変えられる椅子を買うと一番いいと思います。

 

悪いのはこういった動かないから食べさせやすい椅子みたいのは足がつかないので噛みにくい椅子いです。さらに動いて余計なことをさせないのはお母さんには効率がいいですが、手で食べ物も触れないし、お母さんがどんどん入れるので、食べ物が入ったときにびっくりしやすくなります。

 

 

⑥大人の食べる姿を見せる

食べるのは子供が自然にできるようなるものではなく、誰かが食べているのを見てまねるのも大事になります。同じものを食べてなくても、食べている姿を見せることで「よし!やってみよう」と思わせることも大事です。

 

できるだけ食事中はテレビやスマホの様なほかに目がいかにようにしたり

たまには家族以外の人と一緒に食べたりすることで興味を持つこともあります。

外食なら個室ではなく、オープンな他の人が食べている姿が見えるようなところもいいですね。

 

それこそ食べないものとかを

お母さんが一口食べて「おいしー」とアピールしておくのも大事になります。といっても「おいしいから食べる?」では早いです。「触ってみる?」って触らせるだけで食べなくてもオッケーですね。その手の情報が大事です。手を出すことが興味なんですよね。それを止めるというのは食べる意欲をやめさせることです。

 

触らせるように興味を持たせる

興味を持たせたものを触ろうとしたら触らせる。

 

これをしないでご飯の時になったら何でもかんでも興味を持ってといわれても子供は困ります。

 

⑦良かれと思って難しい離乳食にしないのが大事

離乳食を始めるにあたりもちろん細かいことや、個人個人の発達に合わせたこともあるのですが、食べるための環境づくりをあまりしていないせいでその子が食べてくれないということが多いように感じます。

 

まずは頭を支える首の筋肉や体幹の発達をズリバイやハイハイでさせること、そういった運動をすることでお腹を減らしてそれから食事にすること、足をつかせて食事をすることこういったことはすぐできることです。一方で歩行器を使ったり、つかまり立ちでどんどん歩かせてしまう、ベビーカーで買い物や散歩をして時間だから食事、足のつかない座り方での食事

こういったことは食べにくいようにお母さんがしていることで離乳食を難しくしている可能性があります。

 

同様に「危ないから」「汚いから」「触っても遊ぶだけ」と手づかみ食べをさせないようでは、食べるもののバリエーションも増えていきません。手で触った感覚と口入れたものの感覚を合わせていく作業をさせないと、口の中で物を判別するようになるので過敏傾向になり、歯ブラシも嫌がりやすくなります。

 

食べることを覚えていくのは発達です。

発育であれば勝手に年齢が上がっていくとできるものですが

発達はトレーニングをしてトライ&エラーをしていかないとできるようになりません。

また積み木をどんどん積み上げていくように、やらなければいけないことを省略したからって上、上に積み上げようとしても積み上がりません。●か月だから、△才になったからではなく、一個一個積み上げるのが大事です。

 

 

 

⑧ただ歯科クリニックでは母親教室をしています。

ただ歯科クリニックの母親教室ではこういった話をしていきます。

もちろん個別の哺乳離乳での対応は必要になるのですが、多くのお母さんはまずはやってた方がいいことをしていなくて、やらない方がいいことをして問題を難しくしているようです。

そういったことをまずは整理するだけでも哺乳離乳はかなり楽になると思います。

 

母親教室の申し込みはwebで受け付けています。

母親教室のページ




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