【2017年6月19日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日はよく聞かれる床矯正の間違った噂についてです。
もくじ
①床矯正とは?
②床矯正をして顎を広げるとゴリラみたいな顔になりませんか?
③広げるところはどこでしょうか?
④逆に言えば抜歯矯正をしたから小顔になるという事でもありません。
⑤口元の改善を抜歯なしで使用とするのであれば
①床矯正とは?
床矯正(しょうきょうせい)とは当院では小学生の低学年を中心に、取り外しのできる矯正装置を毎日14時間以上入れることで歯が並ぶスペースを作っていきます。取り外しができるので固定のワイヤーの矯正治療と違い、矯正治療をしていても食事も普通に食べれたり、学校生活の負担も少なくできます。
ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。
また床矯正研究会ではバイオファンクショナルセラピーと呼ばれる口腔機能へのアプローチも床矯正治療と同時に行い、より装置の力を生かし、その子の口の機能の発達を引き出すことも行っています。
②床矯正をして顎を広げるとゴリラみたいな顔になりませんか?
たまにネットとかで見て質問が来たりするのですが
床矯正治療といって顎を広げるとゴリラみたいな顔になりませんか?
という質問が来たりします。
あと同じような質問で「非抜歯治療はゴリラ顔になる」とか逆に「抜歯矯正をすると小顔になる」というお話。
「顎を広げる」と聞くと、こんな姿を想像してしまうのかもしれません。
結論から話すと
床矯正治療などで顎の拡大で「顔がゴリラ顔になる」というのはありません。
③広げるところはどこでしょうか?
床矯正研究会から借りた画像です。
歯の周りを支える骨は多少上下で違いますが、歯の周りの歯槽骨とその下に基底骨という顎の骨があります。便宜的に「顎を広げると」言っていますが床矯正やSH療法でも広げるために力を加えるのは歯槽骨の部分です。基底骨の部分を広げるのであれば例えば下顎なら首の方から下の顎を持った時の基底骨のそこのところまで装置が押さなければいけません。当たり前ですが口の中からそんなとこ触れません。
床矯正研究会のサイトでもそのことについては「小顔と顎の萎縮は違う」と書いています。
SH療法の言う「萎縮した顎」というのも小顔のことではなくこの歯の周りの歯槽骨と歯そのものが押し込まれて萎縮している状態のことを言います。顎の全体の骨を大きくする・しないではないんですね。
④逆に言えば抜歯矯正をしたから小顔になるという事でもありません。
ということは抜歯矯正をしても小顔にはなりません。
これも無料相談に来ていただくと、よく写真で説明できるのですが、ちょっとこういったブログで有名人の写真を出しながら説明はできないのですいません。顔は小さくなりませんが笑ったときに見える歯のアーチが小さくなります。
ただしこれも笑ったときに犬歯ぐらいまでしか見えない人もいれば、笑ったお口が大きくて犬歯より2本ぐらい奥の歯まで見える人もいます。唇の大きさや笑い方でも変わるので、抜歯だからいい非抜歯だからいいというわけではないようです。
成人で口元の出ている感じを取るのであれば抜歯が必要なこともありますが、あくまで口元の改善で、顔全体が小顔になるというのは別です。
⑤口元の改善を抜歯なしで矯正しようとするのであれば
成人もしくはほとんど大人の歯の子供が非抜歯で並べようとすると、スペースが足りないとアーチが前に出ざるを得ないケースが出てくるということはあります。
そういったことからもある程度早い時期から顎の成長を利用して本来はが並ぶスペースを作るのは大事かなと思います。
ほとんど大人になってからの場合、矯正をしてゴリラ顔になる原因は上の顎の鼻のあたりの骨の前方成長が足りない骨格の形成をしているからです。歯並びだけではなく骨格の前方への成長の不足が改善されないまま大人になってしまった場合、その下の上下の歯が正しい位置に並んでも出ているように見えます。それは抜歯・非抜歯、ただきれいに歯を並べるかどうか問題ではなく骨格を含めた全体を考えてどういった治療をするのかが必要になります。
顔そのものを小さくしたいのであれば美容外科で整形手術をするのが一番だと思います。
そもそも顔の輪郭が変わるくらい簡単に広がるのであればみんなそこまで大変な思いをしてスペースを作りませんよね。
まずはご相談ください。
矯正の無料相談を行っています。(要予約)
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
メール予約:こちらをクリックしてください
お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。
無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。
ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ります。取り外しの床矯正は学校生活に負担をかけないで、家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらいます。9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが床矯正成功のポイントです。
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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