【SH療法7】【床矯正治療11】ただ歯科クリニックでのSH療法と床矯正の使い分け


【2018年5月7日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項があります。こちらの記事に目を通してください。

 

ただ歯科クリニックではSH療法と床矯正という二つの取り外しの装置を使っています。

今日はその使い分けのお話です。

 

もくじ
①SH療法とは?
②床矯正とは?
③2つの装置を使用する時期
④SH療法と床矯正で費用や期間は違うの?
⑤最後はケースバイケースになります

 

①SH療法とは?

SH療法は取り外しの装置を上下に装着して行う矯正治療です。上下に入れた装置を1日8~10時間装着します。大体は夜9時ぐらいから寝ているとき、朝まで装着してもらうような感じです。

装置の中にスライデックスと呼ばれるばねが入っていてそれが力を加えることで顎を広げていきます。

 

 

②床矯正とは?

床矯正は、取り外しの装置を上下につけることもありますし、上下どちらか問題のある方につけたりします。1日14時間以上大装着が必要になるので、夕方4時くらいから寝ているとき、朝学校に行く時まで入れないといけません。SH療法の装置がバネであるのに対して床矯正はねじになります。

 

床矯正顎を広げる

 

 

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 

 

③2つの装置を使用する時期

この使用する時期に関しては「ただ歯科クリニックではこのようにしています」ということです。他の医院では変わってくる話ですので気を付けてください。

 

主にただ歯科クリニックでは

床矯正→小学校低学年

SH療法→小学校高学年

という形になります。

 

 

もう少し細かくいうと、SH療法は犬歯の後ろの歯の第一小臼歯を維持に使うのでその歯が生えてきてから装置をセットしたいです。なので何年生、何歳というよりはいつ上下左右の第一小臼歯が生えてくるかが大事になります。

 

 

 

第一小臼歯が生える前にSHを入れてはいけないというわけではないのですが、維持に使う乳歯が抜けてしまうので、どこかで修理や装置の新製が必要になってしまうということです。

 

床矯正の場合も高学年になってからダメというわけではないですが、装着時間が14時間必要なので、高学年になってくると装置の装着時間が作れなくてうまくいかないといった問題が起こってきてしまいます。

 

④SH療法と床矯正で費用や期間は違うの?

SH療法と床矯正の費用や治療期間の比較というのはちょっと難しくなります。

例えば6~7歳の前歯が生えてきてすぐのトラブルを片側だけの床矯正で9歳ぐらいまでに終わらせた場合とSH療法を比べたらたぶん早く治療を始めた床矯正の方が治療費用や治療期間も短くなると思います。

 

一方でほとんど大人の歯になった小学校高学年では、床矯正の場合1~2個の装置で終わらない、上下が必要になったり最後並べるときにワイヤーが必要になるので結局トータルの費用はSH療法と変わらなくなってくるのではないかと思います。期間も同じくらい必要になります。

 

一般的なワイヤー矯正

 

そうなったときに先ほども言いましたが装着時間がSH療法の場合8~10時間に対して、床矯正は14時間以上となります。高学年になって装着時間が守れないようになると床矯正はどんどん遅れていくので大変になると思います。

そういった学校生活なども考慮すると、中学生や高校生の場合では床矯正よりはSH療法のほうがいいのかなと思います。

 

ここでいう治療費の比較はあくまでただ歯科クリニック内での比較です。

 

⑤最後はケースバイケースになります

先ほどからも話しているように、全く同じ治療法ではないので長所や欠点があります。

 

例えば6~7歳でもかなりスペースがなかったり複雑な動きをどんどんするのであればSH療法から始める場合もあります。ただこの時期でSH療法が必要なケースというのは、これより前の時期、乳歯の時期から大きな問題があったのがほとんどです。となると乳歯のころから対処をしていれば床矯正で対応できたケースだったとも言えます。

 

逆に犬歯より奥の乳歯の生え変わりが始まってしまえば、床矯正ではなかなか広がりづらくなってきます。そういった時期ならば第一小臼歯が生えるのを待ってSH療法を行った方がいいと思います。しかし必要なスペースがそれほどたくさんではなく、14時間の装着もできるというのであれば床矯正を使ったりすることもあります。

 

 

成人の矯正治療は見た目が気になったときに治療を始めればいいですが、小児の矯正治療は適切な時期にスタートをしないと治療がうまくいかなかったり、複雑になってしまいます。そしてそれぞれのタイミング、歯の生え変わり、症状に合わせて装置が選択されていきます。

たまにいろいろネットで調べてくる方ですと「○○で治療をお願いします」といった装置の指定をしてくる方がいますが、矯正装置の選択は手段であって目的ではありません。

 

ただ歯科クリニックの矯正の初回は無料相談になっていますので、まずは今どういった状態かを知りましょう。

 

 

 

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

 


SH療法は狭窄した歯列を正常にする治療法です。歯列が狭窄していることで起こるかみ合わせや歯並びの問題を改善しする機能を重視した矯正治療です。1日8~10時間の装置の装着でいいので、学校が忙しい中学生や高校生、仕事がある社会人の方にも負担が少ない矯正治療です。

SH療法~中学生と高校生と成人の萎縮した顎を元に戻す


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




前へ:
次へ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



カテゴリ【中学生・高校生・成人のSH療法】の関連記事


Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る