【床矯正治療12】いろいろ便利な閉鎖床


【2018年5月14日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①閉鎖床って何?
②前歯4本しか動かせないのがポイント
③しっかりスペースが作ることができたかどうか?
④閉鎖症だけが動かすのではなく噛むのも大事
⑤閉鎖症が使えるように早くスペースを作りましょう

 

①閉鎖床って何?

閉鎖床は床矯正の装置の種類のひとつになります。

 

床矯正がわからない方はまずこちらのページをご覧ください。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

 

床矯正(しょうきょうせい)とは当院では小学生の低学年を中心に、取り外しのできる矯正装置を毎日14時間以上入れることで歯が並ぶスペースを作っていきます。取り外しができるので固定のワイヤーの矯正治療と違い、矯正治療をしていても食事も普通に食べれたり、学校生活の負担も少なくできます。

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

また床矯正研究会ではバイオファンクショナルセラピーと呼ばれる口腔機能へのアプローチも床矯正治療と同時に行い、より装置の力を生かし、その子の口の機能の発達を引き出すことも行っています。

 

拡大をしてスペースを作った後に、前後のワイヤーで前歯4本を抑え込み並べていく装置です。スペースができた後の歯を並べるのはワイヤーなどが思いなりますが、閉鎖床であれば取り外しの装置なので日中何もつけないで歯を並べていくことができます。装着時間症矯正の14時間と同じです。

歯がねじれていたり、軸が傾いているような場合や、ものすごい移動量が大きいような場合は難しくなります。そこまで細かい動きができる装置ではありません。

様々な形の閉鎖床

ノーマルなタイプは番号の2みたいなタイプですが、大きさが気になるようだと28番みたいに短くしたり、82番のようにかなり小さくすることも可能です。ただし82番などは強度がちょっとないので小さければいいというわけでもないです。

 

②前歯4本しか動かせないのがポイント

閉鎖床は基本的に前歯4本しか動かせない装置です。つまり

成長期の子供の矯正であれば、9~10歳の犬歯が生えるころまでに前歯4本を並べる場合

成長が終わった成人の矯正では

犬歯の位置が問題がない場合で、スペースできて歯を並べる場合に使います。

 

特に小児の矯正では、6~7歳の前歯が生えてきてから歯並びの異常に気付いて矯正で始めた場合に、早くスペースの獲得ができれば閉鎖床で並べられますが、治療開始の時期が8歳前後で遅かったり、必要なスペースがかなりある場合、犬歯が生えてくるまでに時間がなければワイヤーを使って並べます。

 

ワイヤーになったら固定の装置なので学校に行っているときでも歯に装置がついてるので子供も大変になりますし、今までと違って歯ブラシも大変になります。また費用もただ歯科クリニックでは総額制ではなく装置ごとで小児矯正の場合は費用が決まるので、ワイヤーの方が閉鎖床よりも高額になります。

 

③しっかりスペースが作ることができたかどうか?

閉鎖床で歯が動く動かないというよりは、前歯4本のスペースを早く獲得することが大事です。

 

床矯正で早くスペースが獲得できたということは、しっかり装置を入れていてがんばっていた子供です。そういった子が次の装置として閉鎖床を入れても装着時間等は今までと変わらないのでうまくいきます。

 

床矯正顎を広げる

 

装置を時間通り入れなかったりしている子供が閉鎖床を使っても同じように装着時間の不足でうまくいかないのは目に見えていますし、床矯正の取り扱いが雑で破損や紛失を繰り返している子供も閉鎖床を使っても同じようにトラブルを抱えるだけです。

 

あくまでも床矯正でスペースを作った後に入れる装置なので、それまでどう治療が進んできたかというのもワイヤーか床矯正にする大きな判断基準です。

 

④閉鎖症だけが動かすのではなく噛むのも大事

もう一つ大事なのは歯の動き方です。ワイヤーの場合はそこまで動きに大きな違いはないですが、閉鎖床の場合は個人差がかなりあります。前後のワイヤーの挟み込みの力はそれほど強くもないですし、外している時間もあるの装置そのものに強い歯を動かす力があるわけではありません。

 

閉鎖床を入れたときといわず、床矯正を装着した時にただ歯科クリニックでは説明しますが、これらの装置は「噛んでいるか」どうかも歯の動きに大きく影響します。硬いものを噛むのではなく、「噛む」ということをしているかどうかということです。「噛む」というのはそれだけが単独で起こっているのではなく、呼吸や飲み込み、口の周りの筋肉などの機能が正しく獲得できているかどうかが大事になります。

 

正しく噛む

 

初回の歯並びの無料相談でお話しますが、「お子さんはこの年齢であるべき機能がないですよ」という話をしても、そんなことより歯並びが治ればいいというような感じであまり聞き入れないかたがいます。

 

しかし機能が正しく獲得できていない子は床矯正の場合、閉鎖床でも拡大をする場合でも反応は悪くなっていきます。仮に獲得できていなくてもこちらで話をしたことを実践しして正しいことを行っていく中で大きく変わっていきます。

 

きれいに並んだ歯を使えなければ意味がない

 

閉鎖症だけでなく、拡大で使う床矯正も「装置を入れているけど動きが悪い」というのはこういった正しい機能の問題があったりします。

 

⑤閉鎖症が使えるように早くスペースを作りましょう

閉鎖床は取り外しの装置で歯を配列できるのでとても便利ですが、小児矯正の場合犬歯が生えるまでに前歯4本を並べられるかの勝負です。

 

そのためには早くスペースを作らないとダメなので

・前歯の歯並びの問題があったときに早く治療を始める

・機能の問題、不足ははそれほど重度ではないもしくは過程で努力をして改善できる

・拡大で床矯正をしている時点で装着時間を守りしっかり使っている

といったことが大事になります。

 

床矯正と同じように、取り外しで学校では何も口の中に装着しないで矯正ができる閉鎖床は子供の矯正の負担を少なくすることができます。閉鎖床に移行できるような状況になるようにしていくことが大事

だと思います。

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは 一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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