【床矯正治療13】床矯正の取り扱いは丁寧に優しくお願いします。


【2018年5月18日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①床矯正とは?
②床矯正は壊れやすい?
③取り外しは必ず両手でしましょう
④そもそも壊れやすい細いワイヤーを使っています。
⑤どうしてもだめな場合は他の装置を進める場合もあります。

 

①床矯正とは?

床矯正(しょうきょうせい)とは当院では小学生の低学年を中心に、取り外しのできる矯正装置を毎日14時間以上入れることで歯が並ぶスペースを作っていきます。取り外しができるので固定のワイヤーの矯正治療と違い、矯正治療をしていても食事も普通に食べれたり、学校生活の負担も少なくできます。

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 

また床矯正研究会ではバイオファンクショナルセラピーと呼ばれる口腔機能へのアプローチも床矯正治療と同時に行い、より装置の力を生かし、その子の口の機能の発達を引き出すことも行っています。

 

 

 

②床矯正は壊れやすい?

床矯正はとても壊れやすいです。

ワイヤーの破損

このようにワイヤーの破損などがよく起こります。こうなると装置を新しくする必要はありませんが、ワイヤーを新しいのと交換しないといけなくなります。修理のために型取りをして、ワイヤーができるまでの間緩い装置を入れていることになります。その間拡大ができないので治療は先には進みません。また修理をしても緩い装置を入れている間に微妙にずれてきますので適合が合わなくなるので、またどこかでうまく進まなくなる原因にもなったりします。

 

よく無料相談で期間をきっちり聞きたがる人がいるんですが、こういった破損などが起こったら治療が遅れるし予定通りに行かなくなるんですよね。

 

③取り外しは必ず両手でしましょう

床矯正と言わず他の取り外しの矯正装置や入れ歯もそうですが取り外しは両手で行うのが基本です。

床矯正装置の取り外しは両手で片手で外したりしていると、もう片方の方に力がかかってしまうからです。

床矯正は子供でも取り外しができる装置なので、取り外しをお母さんがする必要はないのですが、両手で行っているかどうかは見ていないといけません。

また慣れてくると下の装置をベロで外したり、口の中に装置を入れて噛んで入れたりする子もいますがそれもダメです。

 

最初のころは子供も気を付けて行っていますし、お母さんもチェックしているので最初の1か月で装置音破損することはないですが、慣れてくると子供も雑に扱ったり、お母さんもチェックしないので半年近くなってくると装置の破損がよく起こります。

 

こういった本人や家族のモチベーションの低下が装置の破損というので現れるのは悪いことではないと思っています。モチベーションが低下しているのにこちらも気づけないし、なぁなぁでやっていても結果がついてこないからです。

 

④そもそも壊れやすい細いワイヤーを使っています。

床矯正のワイヤーは基本的に細いワイヤーを使っています。

(この場合の床矯正というのはただ歯科クリニックでは床矯正研究会の主幹の東京の鈴木先生のところで製作してもらっている装置のことです。床矯正研究会に所属をしていない先生や、他の技工所にお願いしている先生の装置については同様の細さのワイヤーではないことがあります。)

 

細いワイヤーを使うのは、太いワイヤーにすると破損などのトラブルは無くなりますが、締め付ける力が強くなるので子供が痛みや圧迫感を訴えることが出てきます。また成長期の子供はがっちり締め付けている装置よりもある程度遊びがある装置(緩いということではなくて)の方が成長の力を利用できたりもします。あくまでも床矯正は痛みなどなく子供に矯正してもらうのが大事になるのでこういった細いワイヤーを使っています。

 

乱暴に使っても壊れない代わりに痛い矯正。子供はしてくれますか?

 

⑤どうしてもだめな場合は他の装置を進める場合もあります。

あまりにも取り扱いが悪く破損を繰り返す場合、固定の装置やほかの装置に変更することもあります。ただしその場合は費用も掛かりますし、固定の場合学校にも装置をつけていくので負担も増えます。またそういった装置の変更で治療の効果や期間が変わることもあります。

 

何より装置を原因にしてしまうと取り扱いを雑にする、治療に協力をしない子供さんが悪くないことになってまい、子供さんに追っては次の装置でもまた何らかの問題を作ることも多いです。

 

100人いて100人装置が壊れるなら装置の責任ですが、壊す子供と壊さないに子供がいるのであれば壊す子供に何らかの問題があるということです。またそういった子供の場合、装置は雑に扱うけども他はしっかりしているということではなく、装着時間を守らなかったり他のトラブルもあったりします。

壊れる装置に責任が行くと、次は14時間も1日入れなくたっていい、毎日入れなくたっていいという風になっていきます。

 

またワイヤーを太くしたり、固定の装置にすればこういったトラブルは少なくなりますが、きつい装置が入るということは痛みが出やすくなったり、固定の装置はずっとつけてないといけないので学校でもつけていないといけなくなります。そもそも約束を守れないモチベーションであるならば他の装置に変更してもまた違うトラブルが出てくる場合があります。

 

雑に扱うようになってからでは改善が難しいです。最初からお母さんやお父さんが注意をしてあげることが何より大事です。そしてその緊張感を保っていくことがしっかり装置をつけることになり、治療そのものも効率的に進んでいきます。

 

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注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。

 




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