【床矯正治療7】冬は床矯正をするにはいい季節


【2018年2月6日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は冬の今の時期が取り外しの床矯正にはいい季節というお話です。

 

もくじ
①床矯正は14時間の装着を守れるかどうか
②冬は床矯正がやりやすい季節
③1個の装置のねじは最短で半年で巻き終わります。
④14時間以上の装着を考えると・・・
⑤取り外しの装置はその装置のルールを守ることが大前提です。

 

①床矯正は14時間の装着を守れるかどうか大前提

床矯正顎を広げる

 

冬の今の時期は5時にはもう暗くなってきます。床矯正は取り外しの装置による矯正治療ですが、1日14時間以上の装着をお願いしています。14時間の装着というのは1日の半分(12時間)以上装置を入れてくださいという事です。1日の半分以上少し広がった装置を入れているので、顎がそれに合わせて広がるというメカニズムです。

 

逆に1日の装着時間が12時間を切ってくると、外している時間法が長くなるので戻ってしまって広がりません。寝ているときだけ入れている、8時間程度の装着だと14時間分の8時間で半分くらいのペースで広がってくれると思うお母さんがいますが、8時間の装着では外している時間が16時間なのでほとんど広がりません。

 

 

②冬は床矯正がやりやすい季節

床矯正は季節で骨の反応が変わるわけではないですが、冬はやりやすい季節です。

1日14時間の装着というのは、夕方5時に入れて、朝まで入れているという事です。食事の時は外しますが、7時に起きて外すのではなく、朝ごはんの時は外して投稿ギリギリまで入れていると7時ピッタリに外すこともないと思います。

 

取り外しの矯正装置

 

そうなると夏の場合6時過ぎても明るいので、遊びに行ったまま帰ってこない子供がいます。6時頃帰ってくると14時間が難しくなりま学校から帰ってきて遊びに行くときにつけていくといいのですが、話しづらかったりするのでつけていかなかったりします。

 

何時に帰ってくるというよりは暗くなったら帰るという感じだと夏は装着時間が足りなくなる子供が出てきます。そういった意味で冬は遊びに行っても帰ってくるのが早いので装着時間の確保がしやすいわけです。

 

 

③1個の装置のねじは最短で半年で巻き終わります。

1個の装置のねじは5ミリで、それを最短頑張ってしっかり装着すれば半年で巻き終わります。

暗くなってきた時期に14時間しっかり装着できるとトラブルがなければ1個目の装置のねじは巻き終わるという事です。

 

1個のネジが巻き終わったからといってスペースが全部できるわけではないです。しかし1個の装置でスペースがまだ足りないのは、歯の大きさ顎の成長不足が両方ある場合だったり、もう犬歯より後ろの歯が生えてきて必要なスペースがたくさんあるような場合だったりします。前者の場合も歯の大きさはしょうがないのですが、顎の成長不足は乳歯の頃からあった問題です。後者の犬歯より奥の歯の生え変わりが始まって必要なスペースが増えているのも治療開始のタイミングが遅いのが一番の原因と思われます。

 

つまりそういった治療の開始のタイミングの誤りがなければ、日が早く沈む冬の時期を中心に頑張ればある程度スペースが確保できるという事です。

 

④14時間以上の装着を考えると・・・

床矯正は小学校の高学年や中学生などでも治療ができるか?できないか?と聞かれたら、そういった小学校の高学年以降でも治療はできます。

 

ただし実際は小学校の高学年になると学校が終わったらすぐに遊びに行ったり、習い事などがあったり帰りが遅くなってきます。中学生になれば部活などで帰りが遅くなったり朝早かったりします。

そうなると14時間の装着が難しくなります。ここをお母さんと本人がどう考えるかです。

 

帰りが遅くなる子供

 

すべてにおいて矯正治療を最優先しろといっているわけではないですが、忙しいからといって装着時間が減ったからといって治療が進んでいくわけではありません。それならばもうほとんど大人の歯になったこういった時期には、永久歯の抜歯の必要が出てくるかもしれませんが上下の固定のワイヤーで矯正を行った方が確実になります。

 

 

⑤取り外しの装置はその装置のルールを守ることが大前提です。

取り外しの矯正装置は、床矯正だけでなく、プレオルソやT4K、SH療法や成人のマウスピース矯正であってもそれぞれの装置の装着時間やルールを守るのが大前提です。つけたい時につける矯正が取り外しの矯正装置ではありません。

 

床矯正の場合は14時間の装着時間を守らないと治療は進まなくなります。装着時間が守れないなら他の装置なりを検討するべきであって床矯正を寝ているときだけつけたり、毎日入れなかったりしてうまく動かないのを装置のせいにするのは筋違いです。

 

 

 

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ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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