【保定2】矯正治療後の保定について


【2018年5月8日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項があります。こちらの記事に目を通してください。

 

今日は矯正治療が終わった後のお話です。

 

もくじ
①矯正治療が終わって装置を外したら治療は終わり?
②歯並びがよくなっても悪くなった原因がそのままでは・・・?
③固定の装置、取り外しの装置の違い
④床矯正の場合閉鎖床をそのまま使用することがあります。
⑤保定装置の費用

 

①矯正治療が終わって装置を外したら治療は終わり?

矯正治療は装置を外したら終わりだと思っている方がいます。

しかし矯正治療が終わったら「保定」といって戻らないように何らかの装置をつける必要があります。

装置は固定だったり取り外しだったり様々なものがあります。

 

歯が動いた=歯並びが治ったと思う人がいますが、歯が動いたということは同じように元に戻る可能性があります。動けばすぐにそこで歯が固定されるのならばそもそもそんな簡単に歯は骨の中を動かにでしょう。

 

 

②歯並びがよくなっても悪くなった原因がそのままでは・・・?

歯並びが悪くなったのは偶然ではなく多くの方は何らかの原因があって悪くなっています。そういった原因が歯並びの改善とともによくなればいいのですが、そのまま残ってしまえばそれはせっかく並んだ歯並びをまた悪くさせる力になります。

 

そういったこともあるので矯正治療後には「保定」といって歯を動かないように抑えることが必要です。ある抜歯矯正の論文では動き方の大小(ちょっとだけ段差ができてきた、最初と同じところまで戻った)はありますが、矯正治療後に何もしなかった場合9割近くの人が歯の動きを経験したというのがあります。

 

テクニック的な問題というよりも、矯正をした後に悪い力がかかれば歯が動くという認識が必要です。

 

③固定の装置、取り外しの装置の違い

裏側を固定固定の装置での保定の場合裏側をワイヤーで止めるようになります。

ワイヤーの固定ははずれなければ、歯は動きません。

しかし裏側についているので舌が気になってダメだという方もいます。

またワイヤーで固定されているので歯と歯の間が磨きづらくなるので、虫歯のリスクが高い人には不向きだったりします。

 

 

 

一方取り外しの場合はリテーナーと呼ばれる床矯正に近い形のものやマウスピースなどがあります。

 

マウスピースタイプの保定装置 症矯正タイプの保定装置

 

どちらも取り外しの装置なので夜寝ているときを中心に入れてもらいます。

最初のころは毎日入れないといけないので、入れ忘れがあったりするようだと危険です。入れ忘れてしまうような人は固定の装置のほうがいいと思います。長期間つけてきたら2日1回とか時間を少なくするとかそういったことで装着時間が変わったりします。

 

マウスピースは素材の関係上、劣化するのである程度年月が経ったら作り直しが必要になります。

床装置タイプは入れ歯の素材と同じですのでマウスピースよりは長く使うことができますが、ある程度長く使ってくると臭いが付いてくるので注意が必要です。もちろん汚れが気になったりしたら新しく作るのも一つです。

 

当たり前ですが装置をつける前には歯ブラシをしっかりしてください。臭いのきついものを食べてそのまま装置を付けたら一晩で臭いがついてしまいます。

 

固定の装置と違い取り外しなので、歯ブラシはいつもと変わらないでできます。そういった意味では装置をつけて虫歯になりやすいとかはないです。

 

マウスピースで特に注意が必要なのは、全部の歯に合わせたものなので、大きな虫歯ができてしまい治療が必要だとマウスピースに合わせて虫歯を詰めたり、銀歯を作るのができないので注意が必要です。元々治療している歯が多くて銀歯が入っている人も外れたり、取れたりしないか注意をしないといけません。小さな虫歯であればマウスピースがそのままで治療できる場合があります。そういった意味で小さいうちに虫歯を見つけられるかどうかが大事です。

 

装置ごとで虫歯のリスクが高い人に向かなかったり、治療している歯が多い人には向かなかったりします。

 

④床矯正の場合閉鎖床をそのまま使用することがあります。

床矯正で、閉鎖床と呼ばれるもので前歯の並びを整えた子供の場合、保定装置としてそのまま閉鎖床を使うことがあります。

 

閉鎖床

 

同じようにSH療法でも保定に入ると何日かおきに装置を入れてもらって歯列を安定させます。

元々取り外しの装置で矯正をしている場合は装置によってはそのまま入れてもらうので新しく保定用の装置が必要ではありません。

 

SH療法の場合も矯正の時に使用していた装置をそのまま使いますが、装着している時間を少しずつ減らしながら徐々に外していくようにします。ばねで縮むので、外した時に多少戻っても装置は入ります。

閉鎖床はそこで固定をする装置なので、少しでも戻ると入らなくなるので基本的にはずっと同じ時間で入れ続けないとダメです。

 

⑤保定装置の費用

保定装置の費用は裏側を固定するタイプは5000円

マウスピース、床タイプ、閉鎖床などは30000円

これに消費税になります。

 

せっかくきれいにした歯並びなので自分の生活やリスクに合った装置を選択してその状態をキープしたいですね。

 

まずはご相談ください。

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6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

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ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 


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