【子供の歯並び予防17】子供の歯ぎしりについて


【2018年2月2日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

今日は子供の歯ぎしりの話です。

もくじ
①子供の寝ているときの歯ぎしりが気になる・・・
②子供の歯ぎしりは何が違うのでしょうか?
③歯ぎしりはしているけれども噛んでない
④噛む位置が悪いのは早めに改善しましょう。
⑤歯ぎしりだけで他の問題はないのか?まずはご相談下さい。

 

①子供の寝ているときの歯ぎしりが気になる・・・

最近子供で寝ているときに歯ぎしりしている子供が多いようです。大人の歯ぎしりの場合保険治療ではないとガードと言ってマウスピースを作成して寝ているときにつけることができます。歯ぎしり自体は無くなりませんが、マウスピースが力を緩和して、音も軽減することができます。ただし成長中の子供にマウスピースをつけてしまうと顎の発育を止めてしまうので当院としては歯に合わせるマウスピースはあまりお勧めできません。

 

寝ているときの子供の歯ぎしりが気になる

 

②子供の寝ているときの歯ぎしりは何が違うのでしょうか?

大人の寝ているときの歯ぎしり

 

子供で寝ているときに歯ぎしりをしている子供は当院で見ているとかみ合わせが不安定な子供に多いように思われます。

何らかの理由で本人の本当に噛みたいかみ合わせと、そこでは歯がぶつからないのでずらしてかみ合う位置で噛んでいるような子供の問診票を見ると「歯ぎしり」のところにチェックがあります。

 

本当に噛みたい位置では1~2本の歯しかぶつからず、そこからずらしてかみ合うところに行く。ただしそのずらした位置は歯と歯がぶつかるのでいいのですが、呼吸や顎の位置は苦しい位置なんですね。だからまた正しいほうに行く。しかしそこは安定しないで動く。寝ている間にこの繰り返しの中で歯ぎしりが起こっている可能性があります。

 

また永久歯大人の歯でも歯ぎしりで歯は削れていきますが、乳歯は永久歯よりも柔らかいのですぐに削れていってしまいます。奥歯の乳歯がスパッとナイフで切ったような形になっている子供がたまにいるのは歯ぎしりが強いというより乳歯が削れやすいのでそのような形になったと思います。

 

顎の関節が完成していない子供ではこういった動きで噛み合わせの問題から逃げます。一方で顎の関節が完成した大人では間違った位置からもうまく動けないので顎に負担がかかり痛みが出たり、開かなくなったりします。

 

 

③歯ぎしりはしているけれども噛んでない

こういった噛みたい位置で噛めないために歯ぎしりをしている子供の場合、歯ぎしりはして柔らかい乳歯は削れているのですごい力で噛んでいるように見えますが、食事は噛まないで丸のみをしていたり、いつまでももぐもぐしていて飲み込まなくて食事に時間がかかったりしています。

噛むのが強くて歯ぎしりをしているのであれば、食べるときもしっかり噛んでいそうですがそうではありません。一時的なかみ合わせの力が強くでも噛む、咀嚼の能力が低い子供が多いです。

 

しっかり噛めていますか?

 

お母さんは歯ぎしりが気になっていても、ほかにも問題を抱えていて、実は噛む機能の問題によっておこる症状の一つが子供の歯ぎしりだったりします。

 

 

④噛む位置が悪いのは早めに改善しましょう。

機能の問題のひとつとして子供の歯ぎしりを考えると、歯ぎしりそのものを治すというより機能の改善が必要です。子供の歯ぎしりを治す・治さないという話ではないということです。

 

ただ歯科クリニックでは乳歯などの早い時期からプレオルソやT4Kなどの既製マウスピースを入れる足りします。これらは矯正治療の一環になるので自由診療です。

 

子供の歯ぎしりそのものの治療というよりは不安定なかみ合わせを本来の位置にする方がメインになります。ただしそれも力をかけてその位置に固定するというよりも、装置を入れることで筋肉に正しい位置を覚えてもらい噛めるようになっていくという形です。これらの装置は機能に問題がない子供の口の中を再現しています。装置を入れることで正しい機能の子供の口の中になり、毎日入れることで菌に鵜がついていきます。

 

プレオルソ・T4K・ムーシールド

 

噛み合わせの位置が悪かったり不安定なのは歯並びとはまた別な問題になります。永久歯が出てきたときに悪いほうのかみ合わせの位置に生えてしまうと、悪いかみ合わせのままならいいですが、かみ合わせが変わるならば歯を動かさないといけません。つまり矯正治療が必要になる可能性が高くなります。

永久歯がどんどん生えてくれば動かす歯が多くなるので治療も大変になります。

 

 

 

⑤歯ぎしりだけで他の問題はないのか?まずはご相談下さい。

子供の歯ぎしりはお母さんは歯ぎしりだけが気になっていても、実際は歯ぎしり以外の問題がありそれらの一つの症状としての歯ぎしりであることが多いです。機能などの問題により歯ぎしりが起こっているのであれば機能を改善するのがいいと思います。まずはご相談ください。

もちろん大人の歯ぎしりは全く違ったものになりますのでご注意ください。

 

 

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

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お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。

 


お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。

子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?


プレオルソやT4Kなどの既製マウスピース装置は寝ているときをメインに行う正しい機能を獲得する装置です。乳歯の歯並びの3~4歳前後のお子さんでも負担が少なく装着をすることができます。

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注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




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