【2019年1月26日 9:11 AM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
もくじ
①子育てで一番大事なのは・・・?
②食べれない子ども、食べる食べないの前に・・・?
③睡眠時間が一緒でも・・?
④小学校入学をを意識して
⑤虫歯も生活のリズムが大事
⑥朝の起きる時間は休みの日でもできるだけ変えないで
①子育てで一番大事なのは・・・?
2018年は様々な発育や発達についてのセミナーに行かせて勉強をさせてもらいました。その中で発育や発達の話、食育の話、呼吸の話など様々な話を聞いたのですが、どのセミナーの講師の先生も必ず一番大事と言っていたのが生活のリズム。
この生活のリズムを作るのがまず大事なことになります。
②食べれない子ども、食べる食べないの前に・・・?
例えば食事の時に食べれない子供。食べる量が少ない子供。
一つの原因として生活のリズムが作れていない可能性があります。
シンプルに子供が夜寝る時間が遅いとどうでしょうか?
朝が起きれなくなります。起きれてもしっかり頭まで起きていないのでぼーっとしていますし、そんな状態では朝ごはんを食べるのが難しくなります。朝ごはんを食べないと午前中の動くためのエネルギーがないので体を動かせません。しっかり動いていないのでお昼ごはんも少しでよくなります。もしくはエネルギーがないの動いてしまうとお昼まで持たないので「おやつ」が欲しくなります。
お昼ご飯を食べたか食べれてないかで、3時ごろにおやつを食べる量もかわります。午後もしっかり食べているかどうかで運動量が変わりますし、おやつを食べて小腹を埋めることはできてもそれは動くエネルギーになるわけではないので結局運動が足りない→お腹が減らないという流れになります。
夜ご飯もしっかり食べないと、眠くならないので眠れません。なかなか寝てくれない子供のすべてではないですが、食べる量が少なかったり起きる時間や朝からぼっとしているような子供はこう言ったことが考えられます。一つ歯車が狂うとこういった感じで様々な問題に広がります。
③睡眠時間が一緒でも・・?
睡眠時間だけで考えれば
毎日8時に寝て6時に起きた子供と
日によっては10時に寝て8時に起きたりする子供
同じように10時間寝ています。
でも睡眠の質という観点で行けば明らかに毎日8時に寝て6時に起きる子供が有利です。
人間の体内時計は25時間と言われています。
しかし地球で生活するためには24時間の生活をしなければいけません。この1時間時差をヒトは朝の光を浴びることでリセットします。毎日同じ時間に起きて朝の日を光を浴びることがとても大事になります。
例えば明日が休みの日だからと夜更かしを子供がしてしまう。いつもは8時に寝て6時に起きる子供が10時に寝て8時に起きる。この時には体では2時間の時差が発生するわけです。
ちょっとした海外旅行ですね。
寝ている時間が仮に一緒でも時差ぼけの状態を自ら作ってしまったことになり、明日から月曜日になっていつもの時間に起きても時差ぼけがなおるわけではないので、月曜だけではなく、火曜・水曜と生活のリズムは狂ったままになります。
昼まで寝てしまった日にはもう大変です。
④小学校入学をを意識して
生活のリズムを作っていくのは、寝る・起きるだけではなく食べる・運動するといったことも含めて作っていなかないといけません。
昼寝をしないのは、そこま運動に問題があり、じゃあなぜ動けないのか?といったことを考えないといけません。昼寝をしなくて夜ご飯の前に寝てしまったとかなったら、そのあと起きておなかもすいて、夜も寝れなくてとなったりします。
こういった毎日の生活のリズムは小学校の入学までにはしっかりしないといけません。
たとえお腹が減っても給食までは間食ができないのでお昼までには食べなくていい生活を作らにといけません。そのためには朝ごはんが食べれる環境にしないといけないし、そうなるといつ寝て起きるか?という話になります。日によって食べる量がばらつくのは週末とかで全く別なスタイルになってしまうと生活のリズムを戻すのが難しいのも一つだったりします。
しっかり早起きをして朝ごはんを食べれないと、日中の動くエネルギーもなければ、頭も働かないので授業もしっかり受けれません。小学校に入学したらその生活に合わせるように、毎日・休みの日も意識しないといけません。
⑤虫歯も生活のリズムが大事
そう考えると子供の虫歯も生活のリズムの問題によるところが大きかったりします。
3食でしっかり食べれない生活、しっかり運動をしていない生活の子供は小腹がすいてしまい「おやつ」が必要になります。甘いお菓子は血糖が変わるので小腹が埋まったような感覚になってしまうだけで実際はおなかはすいたままで、エネルギーにもなりません。
運動はしないままだし、結果頭だけがお腹が減っていない感覚になっているだけの状態です。それでご飯を食べても、あまり食べられません。結局量が足りていないのでどこかでまたおなかが減ります。夜ならお腹がいっぱいにはなっていないのでうまく寝れません。
甘いもの、砂糖の摂取をしなければそもそも虫歯になりませんが、子供の場合虫歯になる生活リズムにしていればお菓子を取らないといけなくなってしまいます。
砂糖を摂取しないと何らかの栄養不足になって発育に影響するなら100歩譲っていいですが、そんな話はどこにもありませんし、間食をすることでご飯の時におなかが減っていないと、好きなものしか食べなくなり好き嫌いが多くなったり食べる量が少なくなります。そうなることの方が必要な栄養を取れなくなってしまい栄養不足になってしまいます。
小学校入学までや、低学年の頃に虫歯がかなり多くできる子供が、高学年になってくると少し虫歯ができるのが安定してくることがありますがそのひとつに生活の安定午前中のお菓子がなく、給食食べた後も学校が午後もしっかりあってくるというのもあります。
⑥朝の起きる時間は休みの日でもできるだけ変えないで
こういった生活のリズムの獲得はとにもかくにも朝起きて日の光を浴びる。朝の起きる時間を休みの日でもできるだけ同じにして、朝の光を浴びる。そういった生活をしていけるようにしていくことがまず大事になります。
そして朝起きれないのであれば、その前段階、夜寝る時間、寝る前、食事は食べているか?運動しているか?そういってどんどん戻って何が問題かを考えるべきです。
お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。
子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?
子供の虫歯はお母さんの正しい知識で大きく減らすことができます。
虫歯は砂糖を食べた虫歯菌が出す酸が歯を溶かします。いくら歯ブラシをしても、フッ素入りの歯磨き粉を使っても食生活管理ができていなければ子供は虫歯にないります。
【虫歯予防】妊娠中からできる生まれてくる子供のための虫歯予防
【虫歯予防】フッ素入りの歯磨き粉を使えば虫歯にはなりませんか?
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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