【子供の矯正21】歯が生えてくるときの力を利用する


【2018年1月12日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①歯が生えるときは動きやすい。
②奥歯は一回かみ合ってしまうと動かすのが大変
③前歯もかみ合ってしまう前なら動くことがあります。
④生え変わりの時期はこまめにチェック

 

①歯が生えるときは動きやすい。

前歯が生えてきた

 

歯は生える途中というのは、歯としてしっかりできているわけではなく、まだ根っこは半分くらいしかできていません。また生えている途中の歯は、元々動いている途中の歯なので、少しの刺激で動きます。いい刺激を与えるといい方向に動くのですが、悪い刺激を与えたら正しい位置に歯が並ばなくなる諸刃の剣です。

 

よく生えてきている途中で「いい方向に行くか行かないか?」見てしまうお母さんがいますが、怪しいならいい刺激を与えて動かした方がいいです。

 

②奥歯は一回かみ合ってしまうと動かすのが大変

6歳臼歯や12歳臼歯がしっかりかみ合わないでずれてしまうことを交叉咬合といいます。

 

生えてくる途中で分かってズレをなおすのはシンプルな装置で動きますが、一回かみ合ってしまうと動かすのが大変になります。そのまま放置して大人になってから治そうとすると一か所の歯のすれ違いであっても全体の歯を動かさないといけなくなってしまいます。頭が出てきたぐらいに気付くのであればいいですが、お母さんが見つけられないで歯が生えてしまうと動かすのが大変になります。

 

臼歯の交叉咬合

 

しっかり噛み合ってからの大人の歯ではたとえここ1本だけを動かしたくても全体を含めて矯正をしないといけなくなります。またしっかり噛み合っているのであればジャンプするときにすぐ動くように噛み合わせの調整のために歯を削らないといけません。

 

 

③前歯もかみ合ってしまう前なら動くことがあります。

パナスティック

 

前歯も一回かみ合ってしまうと動かすのが難しくなりますが生えてくる途中に刺激を与えると正しい方向に動いていくのがあります。特に一回上の歯が内側に入って、下の歯が前に出てしまうと動かすのは大変になります。

 

パナスティックという道具はこういった生えている途中の前歯のちょっとした前後的な動きを改善するのに有効な道具です。みんながみんな動くわけではないですが、動きやすいタイミングに頑張ってもらうといい動きをするお子さんもいます。もちろん1回かみ合ってしまったり、大人の人がしてもうまくはいきません。

 

④生え変わりの時期はこまめにチェック

当院では矯正治療の子供は基本1か月に1回でチェックしています。新しく生えてくる歯がいい位置に生えてきてくれるかどうかはまずは生えてこないとわかりません。すごい位置が悪い場合はレントゲンでもわかるので、事前にお話ししたりもできますが、レントゲンもCTのような3次元でなければそこまで細かい位置がわからないので生えてきてどうかになります。

 

生えている途中で分かると、その時に対処できることがありますが、もう生えてしまって噛み合ってからでは、動かすのが大変になります。生え変わりの期間中はこういったことをチェックしていかないといけないので「お母さんが気になったら来る」となってしまうと大体もう手遅れになっていることが多いです。

 

矯正治療の適切なタイミングを知りましょう

 

もちろんこういった1本単位の問題を対処するというのはそこまで生えてきた永久歯が問題がないということが大前提です。例えば犬歯より後ろの歯の生え変わりが始まるまでに前歯の永久歯の歯並びを改善することで、新しく発生する問題を1本単位の問題としてとらえることができます。

前歯の歯並びの問題が改善していないのに新しく生えてきた歯で問題ができるのは治療の対象が多くなって複雑になるだけです。まず大事なことは犬歯より後ろの乳歯の生え変わりが始まる前に前歯の問題を改善する、12歳臼歯が生えてくるまでに他の永久歯の歯並びの問題を改善することです。

 

 

 

 

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*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。

 


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。

6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。

床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。

 


SH療法は狭窄した歯列を正常にする治療法です。歯列が狭窄していることで起こるかみ合わせや歯並びの問題を改善しする機能を重視した矯正治療です。1日8~10時間の装置の装着でいいので、学校が忙しい中学生や高校生、仕事がある社会人の方にも負担が少ない矯正治療です。

SH療法~中学生と高校生と成人の萎縮した顎を元に戻す

「SH療法」HPのSH療法を受けられる歯科医院にただ歯科クリニックも掲載されています。

 




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