【2023年5月16日 2:30 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は虫歯予防の面白いお話です。
もくじ
①睡眠時間が少ない・朝ご飯を食べない子供は虫歯になる!?
②大事なのは生活リズムが取れているか
③生活リズムの獲得を壊すのが砂糖
④6歳までは生活リズムの獲得が大事
①睡眠時間が少ない・朝ご飯を食べない子供は虫歯になる!?
富山大学地域連携推進機構が高岡市内の5つの小学校に通う1年生から6年生までの全児童2109名(有効回答数1651名)を対象として、2016年1月にアンケート調査を実施しました。
この中で
虫歯のある子は全体の9.2%いたのですが
朝食を食べない子
睡眠時間の少ない子供
に虫歯の割合が多かったことがわかりました。
これだけ見ると
朝食に虫歯予防効果が!?
寝ると虫歯の予防効果がある!?
となってしまいますがどういうことを示唆しているのでしょう?
②大事なのは生活リズムが取れているか
これ大事なことは「生活リズムが確立されているかどうか」
なんですね。
朝起きる
朝ご飯を食べる
午前中しっかり活動する
給食をしっかり食べる
午後もしっかり活動して放課後も遊ぶ
おなかが減るから夕ご飯もしっかり食べる
おなかがいっぱいになるから夜もすぐ寝る。
よく寝るから朝の目覚めもいい
目覚めがいいから朝ご飯も食べれる
・
・
・
という生活リズムの子供なんですね。
一方で
寝起きが悪い、ぼーっとしてる
朝ご飯を食べない
午前中の授業も、休み時間もぼーっとしている
あまり動いてないから給食食べない
こうなってくると
夕方ぐらいにおなかが減るのでおやつを食べる。
おやつを食べちゃったから夕ご飯おなか減ってないからあまり食べない。
あまり食べてないから寝るときになると寝れない。
睡眠時間が少なくて
寝起きが悪い、ぼーっとしてる
・
・
・
というサイクルの子供になります。
③生活リズムの獲得を壊すのが砂糖
子育てで大事なことは生活リズムの獲得になります。
よく動くからよく食べる、よく食べるからよく寝る、よく寝るからよく動く
赤ちゃんの頃からこれを繰り返して行くことが何より大事です。
虫歯になるならないと別に、おやつ、甘いものの問題の一つにこの生活リズムが獲得しにくくなるということがります。甘いものを食べると血糖値が上がるというのは聞いたことあると思いますが、甘いものを食べると血統が上昇し満腹中枢が刺激されます。子供の場合体が小さいので「ちょっとだけ」食べてもおなかがいっぱいになった感じになるんですね。
ご飯の前にちょっと食べたチョコやグミ。そういったので頭の中では「おなかがいっぱいになった風」の状態になってからいざご飯となってもあまり食べれないから
食べる量が少ない
好きなものしか食べなくてもよくなるから好き嫌いが多い
おなかが減ってるわけじゃないから遊び食べしたりしやすい
といった食べる問題が出てきます。
これらの症状は虫歯が多い子に出てくるものです。
でも「おなかがいっぱいになった風」なので実際の胃はご飯も食べてないからスカスカです。
スカスカだからさぁ寝ようとなっても寝れません。
小さいころから寝かしつけに時間がかかる子供ですね。
あとはこういった子どもにお風呂上りとかにアイスとかを上げると喜んで食べますし、一時的にまた頭の中は「おなかいっぱいになった風」になるので寝てはくれます。でもおなかの中はスカスカなのは変わらないので、夜中起きたりしてまた寝かしつけたりします。
夕方の買い物のスーパーで、お菓子コーナーの前で必死にお菓子を買おうとする子供。必死なんです。おなかが減っているから。あそこで「買う」「買わない」のけんかを親子でする前に、
「給食この子食べている?足りているの?」
をお母さんはまず考えないといけないんですね。
④6歳までは生活リズムの獲得が大事
よく「おすすめの育児書ってありますか?」って質問されることあるんですが
いい育児書ってこの生活リズムの獲得について必ず触れていますね。
子供が好き嫌いが多いと悩んでるお母さんは多いですが、
食べてくれるような料理がどう、味付けがどうといった話には皆さん興味がありますが
食べてくれるように食事前に運動させるといったことはあまり考えないようです。
そういった意味で勉強も大事ですが、小学校入学前の習い事は運動系は一つは入れたいですね。しっかり運動していればその日は他の日よりも食べてくれるはずです。
休みの日も同様に、どこかに車で行く→食事だと何も動いてないので食べないですね。
どこかに車で行く→途中の公園で遊ぶ→食事にすればいいということになります。
もちろん
どこかに車で行く→ソフトクリーム売ってたから食べる→レストランに入る
食べるわけないですね。虫歯なるならないとか、家帰ったら歯ブラシするとかじゃなくて、どーしてもそこでソフトクリーム食べたら、そこからめちゃめちゃ遊んでレストランに入らないとだめですね。
別に朝ご飯には虫歯の予防効果はないですし
寝てれば虫歯がなくなるわけでもありません。
でも赤ちゃんの頃から、遊ぶ→食べる→寝るという生活リズムの獲得を繰り返し繰り返していって獲得している子供は、間食があまりないので虫歯のリスクは減ります。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。
ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。
6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ることができます。取り外しの床矯正は家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらうので、学校での生活に負担をかけないで矯正治療をすることができます。
床矯正は9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが成功のポイントです。
ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。
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