【2019年4月4日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近い ただ歯科クリニックです。
初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は虫歯についてのお話です。歯医者=虫歯を削るというイメージがありますが、何でもかんでも削っているのか?ということです。
もくじ
①虫歯ができました、さてどうしますか?
②歯医者にどんな理由でいきますか?
③たくさん治療をしているのか?ほとんど治療をしていないのか?
④子供の場合虫歯の治療を協力的にできるかどうか?
⑤虫歯の治療とのうまい付き合い方
①虫歯ができました、さてどうしますか?
この写真のようにちょっと虫歯ができてしまったとき、虫歯ができたのですぐ削って詰めてとなるように思います。
もうどうしようもない大きな虫歯は別ですが、小さな初期の虫歯であれば対応は結構変わってきます。
今日はそういったことのお話です。
②歯医者にどんな理由でいきますか?
歯医者に行く理由は様々です。
虫歯に関してでも
痛くなってから行く人
まだ痛くはなっていないけど穴が開いているような気がするので来た人
虫歯の自覚はないが定期的に行って虫歯がないか見てもらう人
大きく分けてもこの3パターンがあります。
痛くなるまでは放置する人もいれば、全く虫歯がないのに歯医者に行く人もいます。もちろん忙しいといったことで時間がなかったり様々な要素はあると思いますが、まずはこの3つに分けてお話をします。
例えば先ほどの写真のような小さな虫歯であればいつも痛くなってから、虫歯が大きくなってからくる人であれば間違いなく治療をします。そのままにしておいても次に来るのがその歯の虫歯が大きくなってからじゃないと来ないので、そうなる前に治療をしたほうがいいからです。今の虫歯がこのようになってから来てしまうイメージです。
また、ある程度定期的に来ていて、管理ができる方の場合は一回様子を見るかもしれません。定期的に見ていく中でここから虫歯が大きくなったりしてくるようだと治療をします。またそういった様子を見ていた虫歯があるとき突然大きくなったり進行するときはその人の生活などで何らかの虫歯のリスクが上がることが起こっている可能性があります。そういった場合は生活面の変化での問題について話し合いをします。
別に常連さんは削らないということではなく、「次どのタイミングで来るのか?」ですぐ治療をしたほうがいいのか?また定期的に来ている人は逆に虫歯一つで自分の虫歯ができる原因についても考えることができます。虫歯ができるというは、基本的には歯磨きの問題や食生活、甘いものを食べる食べないといったことの何らかの原因があるわけで、そこが改善されるとその後新しい虫歯ができるリスクも減ります。一方痛くならないと来ない人は、そういったところまでのアプローチや改善は難しいままですので虫歯ができたリスクはそのままになります。
ただ削る削らないだけではなく、新しい虫歯ができるかどうかも変わってきます。
③たくさん治療をしているのか?ほとんど治療をしていないのか?
他にも同じように定期的に来ていても、その人の口の中であちこちに治療のしている場合は虫歯のリスクが高いので初期の段階でも治療をしたほうがいいのかもしれません。もしもあまり治療とかをしていない虫歯のリスクの低い人ならば1回様子を見るかもしれません。
ほとんどの歯が治療しているような虫歯のリスクの滝人であるならば、大きくならないうちに治療をしたほうが後で大変なことになる可能性は減ります。
④子供の場合虫歯の治療を協力的にできるかどうか?
さらに子供の場合は治療に協力的かどうか?といったことも考えます。つまり大人の場合は治療するとなったらほとんどの人はすぐにできますが、子供の場合はそうはいきません。子供によっては何度も通ってトレーニングをしたりして歯医者に慣れないと治療はできません。
また虫歯が小さければ麻酔なども使わないで、痛くないうちに治療ができるので協力的な子供であれば早いうちに削ったりするのも一つです。
また乳歯の場合はどこかで抜ける準備が始まると、中の神経が死んでしまうのでそこまでコントロールが可能であれば待ってから治療をすると痛みなく治療ができたりします。ただし虫歯のリスクが高い子供の場合そこまでの間に虫歯が大きくなって痛くなったら元も子もないのですぐに治療をする方向になります。
学校の歯科検診ではこういった個人の虫歯のリスクや治療の協力度などは加味することはできません。歯医者に全くいかない子供を前提に「怪しいところがあるので歯医者に一回行ってください」というのが歯科検診の趣旨になります。
定期的に来ていたり、当院では矯正をしている子供などは毎月来ているので、初期のコントロールできる虫歯であればそのまま様子を見ていますが、歯科検診ではチェックされることがよく起こります。
⑤虫歯の治療とのうまい付き合い方
虫歯の治療ということで考えるとまずはどのタイミングで行くかというのを考えたほうがいいと思います。痛くなってから、痛いときだけというのは治療するにも期間や費用が掛かってきます。また自分で歯に穴が開いているを気づいた時にも、実際はもう結構中で広がって、治療が大掛かりになることが多いです。
定期的に歯科医院行くというと無駄に歯医者に行くように思ってしまいますが、実際は虫歯を早く発見できるので虫歯の治療が1回で終わることが多かったり、自分での磨きにくいところなどをきれいにできたり、生活の変化などで虫歯のリスクが突然大きくなったりしたときに早く見つけて対処をしたりすることができるので中長期的にみると、歯医者に行く回数は減りますしそもそも自分の歯が大きな治療をされないことで残すことができます。
また虫歯の治療も大事ですが、虫歯が何でできたかも考えないといけません。虫歯ができる自分のリスクを把握して軽減するようにしないと、その歯の治療が終わってもまた新しい虫歯ができてしまいます。
今日話したように同じ虫歯であっても、その人の様々な条件や環境、リスク、またそういったことを先生がどう考えるかなどでどう治療するかは変わってきます。そして一つの虫歯から、そういった自分のリスクやどう通院するかを考えることで次の虫歯がすぐできるのかどうかも変わってきます。たとえば今日話した以外に忙しくてあまり来れないとなるとできるときに虫歯の治療をしたほうがよくなりますし、高齢で歯ブラシがしっかりできなくなった、歯医者に通院するのも大変といった場合でも早いタイミングでの介入のほうがよくなったりします。
あくまで最終的な判断はその人の様々なことを考慮した先生の診断によります。今日は様々なことを考慮するなかでの一部分の話をしましたのでご注意ください。
子供の虫歯はお母さんの正しい知識で大きく減らすことができます。
虫歯は砂糖を食べた虫歯菌が出す酸が歯を溶かします。いくら歯ブラシをしても、フッ素入りの歯磨き粉を使っても食生活管理ができていなければ子供は虫歯にないります。
【虫歯予防】妊娠中からできる生まれてくる子供のための虫歯予防
【虫歯予防】フッ素入りの歯磨き粉を使えば虫歯にはなりませんか?
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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