【2023年11月1日 11:30 AM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日はよく「末っ子ぽいねー」とか
「長女っぽいねー」とか言われてしまうことについてのお話です。
もくじ
①末っ子体質とは?
②子供のキャラクターは集団の中で決まるもの
③キャラクターを使い分けるということは・・・?
④お父さんといる時、お母さんといる時で子供の顔が変わる
⑤親でキャラクターが違うのを子育てに利用する
⑥キャラクターのふり幅が狭い方が問題
①末っ子体質とは?
兄弟で一番下の末っ子はよく
「末っ子っぽいねー」と言われたり、似たような傾向を持ったりします。
よく言われるのが
1:甘え上手
2:愛されキャラ、世渡り上手
3:人に任せる
4:マイペース、おおらか
などなど。
当たり前ですが医学用語ではないので定義はあいまいです。話していると「末っ子ぽいねー」みたいに言われる、「わかるー」とかなる、血液型に近いところもあると思います。
家族の中で一番年下である末っ子は、できない時には周りが助けてくれたり、何かする時も末っ子の子供の意見が優先されたりするので、甘えるところは甘えて、任せることは任せる傾向になりやすかったりします。
また4人以上の家族の中でバランスを取ろうとしたり、そういった自分の要望を通りやすくするため、愛されキャラになったりします。一人っ子の場合親に対して子供が自分だけになるのでこのあたりの社会性、集団の中での立ち回りをする能力が大きく違ってくるかなと思います。
②子供のキャラクターは集団の中で決まるもの
このようにな末っ子キャラクターは遺伝的なものではなく、集団の中で自分のキャラクターを決めていく子供に備わった能力になります。
例えばよくあるのは
「ジャイアンの様なガキ大将でありながら、家ではかぁちゃんに頭が上がらない」ということが起こります。学校のキャラクターと家のキャラクターが違う。これは学校と家の集団の関係のなかで自分の立ち位置が変わればガキ大将にもなれるし、母親に頭が上がらなかったり、多数の「顔」を持つことが子供はできるということを意味します。
こういった適応能力があるということは、その場その場で与えられたことを理解て、それがやりやすい環境を自分で作る能力があるということで、悪ことではなくむしろいい事だったりします。
つまり末っ子体質というのは、遺伝的なものでなく環境的に末っ子が家族に適応するときにできる共通点みたいなものになります。つまり長女っぽい、長男っぽいというも同じになります。
③キャラクターを使い分けるということは・・・?
子供がその場その場でキャラクターを使い分けるということは
お父さんといる時
お母さんといる時
お父さんとお母さんといる時
でもキャラクターが変わってくるということになります。
犬のような家族に順位付けをするというものではなく、1対1のとき、お父さんお母さん両方と
いる時で自分の立ち振る舞いを変えていくのが子供です。その根拠が犬のような順位ではなく、どちらが怖い、優しい、とかこうするとほめられるとか、怒られるとかそういったことを頭で考えて自分の立ち振る舞いを変えていくということです。
学校でも同様です。集団の中でうまく立ち回るために子供たちは自分のストレスがかかりにくいキャラ
クターになっていきます。
④お父さんといる時、お母さんといる時で子供の顔が変わる
両親のどちらかが優しい、怖いで、一緒にいる時の子供の顔は変わることがあります。
歯医者で行けば
優しいお母さんと来た時は乳歯の抜歯で泣いてしまったのに
怖いお父さんと来た時だと泣かないでできた
とか
お母さんと来てた時に普通にお掃除できていたのに、お父さんときたらなぜか泣いてしまい、後で聞いたらやっぱりお父さんが娘に甘々だったとか
そういったことが起こります。
つまり子供を歯科医院に連れてくるときに、忙しかったり、いつも連れてくる方がぐわいが悪いとか色々あるのですが、いつもと違う人が連れてきた時にその人が子供が優しい方と認識すると、できてたことができなかったり、泣かないはずなのに泣き出したりということが起こるので注意です。
お母さんと来た時にできてたお掃除が、お父さんと来ると泣いちゃう子供は「お父さんの前では弱い自分を見せてあげないといけない」という判断でそうしているのです。小学校高学年でもこういったことが起こります。
だからできる限り歯科医院に連れてくる人は同じ人の方が子供の治療は安定しますね。
抜歯とか麻酔をしての虫歯の治療とかちょっと頑張る時は、お父さんお母さんの優しい方が連れてくるのも避けたほうがいいです。
ただこういったことは先ほどから言っているように、子供の持つ能力、集団の適応力なので、いつもできたことができなかったりしても家で怒ったり、ネチネチ言わない方がいいですね。そうなると子供の適応力がなくなります。
⑤親でキャラクターが違うのを子育てに利用する
こういった「集団や人でキャラクターを変える」のが子供に備わっている能力であるとするならば、子育てには利用したほうがいいものになります。
例えば自転車の練習をする、逆上がりの練習をするといったことをする時に
お父さんが怖ければ、子供とお父さんで行ってきた方ができる確率は上がります。
一方お母さんが優しいとできない確率が上がります。
休みだし一緒に教えようとお父さんお母さんが一緒についていくと、つらくなったら優しい方に甘えるし、怖い方はあまり言わなくなるのでやっぱりできない確率が上がりそうです。
そんな時は「怖い方」と二人で行かせて、「優しい方」は買い物でもしている方がいいということにな
ります。
例えば子どもはその日の気分での変動が大きいので、機嫌がいい日もあれば、悪い日もあります。悪いときはお父さんお母さんの優しい方が構っちゃうとより甘えてわがまま言ったりするので、そういったときは怖い方に任せるのも一つですね。
歯ブラシもどちらかの担当、曜日でどうとかあるかもしれませんが、機嫌悪い日は磨けないし、家族の怖い方にやってもらった方がいいです。
⑥キャラクターのふり幅が狭い方が問題
こういったかキャラクターのふり幅は、集団に入ったときの立ち回りに影響します。
仮に誰といても一つのキャラクターしか演じれなければ、その集団が合わなければもうダメとなってしまいます。
そういった意味では家と学校でキャラが違うジャイアンというのはそういった能力が高い子供なんですね。ただガキ大将になったときに、わがままが聞くというのが「俺のものは俺のもの お前のものも俺のもの」というようになったり、立ち振る舞いの中で困ってしまうと話での解決策がわからないので(家でかぁちゃんが自分にやるように)手が出たりしちゃうと。
逆にふり幅がない方が、集団に対して適応できない可能性が出てくるんですね。
自分のこれと決まったキャラクターに集団が合うかどうかになるので。
特に一人っ子はさっき話したような集団の認識を得る機会が少ないので、年齢的には同じ年齢都の場だけではなく、違う年齢、上の子、下の子と遊ぶ場を作ったりという必要があります。従妹とか、友達の子供とか、習い事もそうですね。個人スポーツや、一人でピアノみたいのよりは、集団のスポーツや集団で歌ったり演奏したりする音楽教室みたいなのが一つ習い事であるといいと思います。
⑦歯科医院に子供と来るときは、いつも同じ人がいいと思います。
子供の歯科治療、虫歯や矯正治療、お掃除等で来る場合できれば毎回同じ人が連れてくるのがいいと思います。その方が治療だけでなくフッ素を塗るだけでも毎回安定して子供が治療に協力してくれます。またその人が体調が悪い等があった場合、キャンセルする必要はないのですが、いつもと違う人と行ったときは、それまでできてたことができなかったり泣いたりすることがあります。そういった時は家に帰ってきてからも問い詰めたり怒ったりしないようにお願いします。
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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