【子供の矯正13】前歯の過剰歯にご注意ください!


【2017年10月23日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①閉じない前歯気にならないからそのままでいい?
②過剰歯って何?
③多くの過剰歯はタイミングを見て抜歯をします。
④早い段階で過剰歯があることに気づくことが大事です。
⑤他にも前歯が閉じない原因はたくさんあります。

 

①閉じない前歯気にならないからそのままでいい?

6~7歳で生えてきた前歯。「ハ」の字のように開いて生えてきてしまったということがあると思います。

 

「そのうち閉じるんじゃないかな?」

「ちょっと様子見よう・・」

「今のところは気にならないからいいや・・・」

 

ということでそのままにしてしまっている方も多いかもしれません。

 

上の前歯が開く正中離開

 

前歯が閉じない原因は様々あるのですがそのうちの一つが「過剰歯」という可能性があります。

 

②過剰歯って何?

過剰歯というのは親知らずまでいれた、上下左右32本の永久歯以外に作られた歯のことを言います。先天欠如歯といって永久歯がないお子さんもいますが、余計に多いお子さんもいます。

 

過剰歯って何?

 

確率的には4.5%、だいたい20人に1人のお子さんに出現します。そのうちの約70%は上の歯の真ん中に起こります。難しく言うと正中埋伏過剰歯というものになるのですが、これが上の歯の真ん中のところにできると邪魔をして前歯が閉じないことがあります。

 

過剰歯は自力で生えてくることで

「歯が多い!」

「なんか変な歯の形が生えてきた」

と気づく場合もありますが、多くはレントゲンを撮らないとわかりません。前歯が開いて生えてきて「もう少し様子を見よう」と思っても、過剰歯あった場合は様子を見ても閉じません。そのような時は過剰歯の抜歯をしなければ隙間は閉じてきません。

 

③多くの過剰歯はタイミングを見て抜歯をします。

どのタイミングで抜歯をするかは難しいところで実際に意見も分かれるところです。自然に出てくると一番いいのですが、そうでなければ歯ぐきを切って抜歯をするのでちょっと大変です。かといって過剰歯をそのままにして前歯を閉じると、骨の中で永久歯の根っこと過剰歯がぶつかって歯の根っこが正しく成長できないこともあります。

 

ただ歯科クリニックでは過剰歯が生えてきてる場合はこちらで抜歯をしますが、骨の中にある場合は大学の方や宮城こども病院の方に紹介をして抜歯をしてもらいます。最近はCTで3次元的な位置関係もわかるので、永久歯戸の位置も詳しくわかるようです。また永久歯の根っこができてくると過剰歯との距離が近くなりより抜歯が難しくなるのでできるだけ早めに抜歯をすることが多いようです。子供が大きくなったら過剰歯の抜歯をするというよりも早めに見つけて早目に対処をしたほうがいいと思います。

 

このように乳歯で前歯が開いている場合でも

過剰歯による正中理解

生え変わりの時に尖った変な歯が生えてきて過剰歯が原因だったなんてこともあります。

過剰歯

このように出てくれば抜歯がしやすいので麻酔さえ問題なければ大丈夫です。

 

④早い段階で過剰歯があることに気づくことが大事です

頭さえ出してくれれば抜歯はできますが、お子さんの場合抜歯そのものができるかどうかというより、麻酔が大丈夫かどうかです。多くの場合は上の前歯で問題が起きているので、先に下の歯での生え変わりが始まっています。できたらその時にグラグラのすぐ抜ける歯でいいので下の歯を抜歯して麻酔に一回慣れさせてから行うとお子さんも楽です。いきなり過剰歯の抜歯で麻酔をしてびっくりして、泣いたりしてしまうと治療ができなかったりできたとしてもトラウマになったりします。

 

早い段階で気づくとそういったワンクッションを置けるので大事です。

 

 

 

⑤他にも前歯が閉じない原因はたくさんあります

前歯が閉じない原因は他にもあります。

・上唇小帯というスジが歯と歯の間に入って閉じないケース
・舌が正しい動きをできない悪い癖で後ろから押してしまって閉じないケース
・歯がの大きさが小さいことでスペースができてしまった場合
・2ミリ程度の隙間なら自然位は閉じてくることもありますがそれを超えるような隙間、つまり位置異常として生えてきたケース

など過剰歯以外にも何らかの原因があって開いて閉じないことがあります。

 

なんとなく「自然に閉じるかもしれないから様子を見よう」と思う前にまずは歯科医院に相談されることをお勧めします。そしてそれ俺の原因に合わせた対処法が必要になります。

 

ただ歯科クリニックではほかにも

子供の前歯の生え変わりの様々なトラブルに対応します。

・歯がねじれて生えてきた

・生えてきたけどなかなか噛まない

・乳歯が抜けてからだいぶたつのに歯が生えてこない

・大人の歯がないといわれた

など前歯の生え変わりのころに何か気になったことがあればご相談ください

 

まずはご相談ください。

矯正の無料相談を行っています。(要予約)

電話:022-377-2350

メール予約:こちらをクリックしてください

お口の中を拝見していない状態でのメールや電話での問い合わせにはお答えしかねます。

無断でのキャンセル・何回も予約を変更するなどがあった場合お断りすることがあります。


ただ歯科クリニックの床矯正を行っています。6~7歳の前歯の生え変わりの時に治療を開始すると、お子さんの成長する力を利用できて歯を抜かずにスペースを作ります。取り外しの床矯正は学校生活に負担をかけないで、家にいるときと寝ているときに装置をつけてもらいます。9~10歳の犬歯の生え変わりが始まるまでにスペースを作って前歯を並べられるかが床矯正成功のポイントです。

6~7歳の前歯のガタガタ(叢生)は床矯正

ただ歯科クリニックは一般社団法人 日本床矯正研究会の会員です。


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




前へ:
次へ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



カテゴリ【不正咬合・悪い歯並びの種類について】の関連記事


Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る