【2017年10月30日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日は難しい話ではなくこんなに砂糖入ってますが、それでもお子さんに飲ませますか?というお話です。
もくじ
①飲料水にはこれだけ砂糖が入っています。
②虫歯にならなければいいのでしょうか
③薬も体の小さい子供には減らして飲んでもらいます。
④ご飯を食べてくれない、好き嫌いが多い・・食卓にジュースありませんか?
⑤成人の一日の砂糖の摂取量知ってますか?
①飲料水にはこれだけ砂糖が入っています。
この辺りは虫歯になりやすいのでおこさんにあげない、というお母さんも多いと思います。
大正解ですがどのくらい砂糖が入っているかわかりますか?
このくらいの量の砂糖が入っています。逆にお子さんに1日でこれだけの角砂糖を食べさせますかということです。こんなのをのどが渇いているからといってがぶがぶ飲ませたらもうというところです。
炭酸じゃなければいいというお母さんもいますが、
こういったものも大して変わりはないです。
子供で缶コーヒーを飲むことはないですが、量で考えると缶コーヒーの砂糖はかなり入っています。
缶コーヒーに砂糖が入っているのは何となくなんとなくイメージできる方も多いのですが
ミルクティーだけでなくレモンティーとかも砂糖はたくさん入ってます。
結局安全なのはお茶になります。
中学生や高校生で注意をしたいのはスポーツドリンクです。
運動の時の水分補給だから砂糖が入っていて構わないというわけではありません。特に夏などに小まめな水分補給といってこういったスポーツドリンクばかり飲んでいると虫歯が一気に広がったりします。後小学生まで全然虫歯がなかった子供が中学生になって運動部に入ったとたんに虫歯ができたりといったことが起こります。
最後にミネラルウォーターはもちろん砂糖は入っていませんが、味がついているミネラルウォーターは砂糖が入っていることがありますのでご注意ください。「いろは●」とかです。
②虫歯にならなければいいのでしょうか
さて歯医者のブログなので砂糖はもちろん虫歯の原因となるのでこういった飲み物を飲むのはやめましょうといった話になるのですが、逆に言うと虫歯いならなければこういった飲み物は飲まなくていいのでしょうか?
まして「後で歯ブラシするから・・」で飲んでもいいのでしょうか?
これだけ大量の砂糖を一気に摂取すると血糖値が上がり、血液が酸性に傾きます。それを抑えるために体が働くことで様々な症状が出ます。例えば血糖値を下げるために、低血糖状態になるとだるさやイライラ、のどが渇きやすいといったことが起こります。のどが渇きやすくなってまたジュースを飲めばもう手が付けられません。
ペットボトル症候群という、そういったソフトドリンクやスポーツドリンクの飲みすぎで発症する病気もあります。別名清涼飲料水ケトーシスと呼ばれています。
ソフトドリンクの飲みすぎで、10代から30代の若い人に発症します。小学生くらいでも症状が出ることがあります。
この病気も、清涼飲料水を飲む→血糖値が上がる→のどが渇いてしまう→また清涼飲料水を飲むということでどんどん悪循環になってしまうことです。
大事なことは虫歯よりも体に問題が出てくることがあるということです。
③薬も体の小さい子供には減らして飲んでもらいます。
お子さんにお薬を飲んでもらう時に、半分にしたり減らして飲むことがあると思います。体重によって薬の飲む量は減らします。という事は大人が1本飲んでも問題がある量のペットボトルの飲料水をお子さんにも同じように1本与えるのがいいのか?といった問題があります。
世界的にも砂糖の摂取は減らす傾向です。WHOでは「成人の1日の砂糖の摂取量は25g以下にする」という指針を出しています。先ほど出していた角砂糖だと「6個までで、7個だとアウト」になります。そうなると成人でもペットボトル1本でも飲みすぎになります。
もちろん子供ではそれよりも量を抑えないといけません。
これも虫歯のためだけではなく将来の生活習慣病や肥満からの疾患の予防などのための指針です。
さっきので行くと大人でもコーラのペットボトル1本を飲むのはダメですし、子供ならばほんとおちょこぐらいが限界になります。
④ご飯を食べてくれない、好き嫌いが多い・・食卓にジュースありませんか?
砂糖を摂取すると血糖値が上がるので満腹感が得られます。食事の時にジュースを飲むのはそれだけでお腹がいっぱいになってくるので
食事を食べてくれない
好きなものしか食べない→好き嫌いが多くなる
そういった原因の一つにもなります。
とくに食事の前にちょっと小腹を埋めるために食べるお菓子とかもですが、ちょっとの量でも体の小さな子供には影響が大きいです。そうなると食事の時に、食べられない、食べれても好きなものだけ食べればお腹がいっぱいになるので好き嫌いが多くなってしまいます。
好き嫌いが多くなった子供に食べてもらおうといろいろ料理の工夫をしてしまいますが、見た目でなければいかに素材の味を変えるか?ということになるのでそうなると結局濃い味付けや甘い味付けに変えないといけなくなります。そうなるとさらに食べれなくもなりますし、食べれる味の範囲が狭くなります。
こういったこと知っていれば
食事の前にもジュースを飲むとお腹が減っているのでどんどん飲めます。食後につまりお腹がいっぱいになってから飲むのであればそんなにたくさん飲めません。もちろん飲まない方がいいですけども。
⑤アイスを常温で食べる人はいません
アイスを常温で、溶けたアイスを食べる人はいません。
アイスはかなり砂糖が入っていますが、冷やすことで砂糖の甘みを消せるの食べれます。常温では甘すぎて食べれません。
これを利用するとジュースも常温ではけっこう飲むのが大変です。やっぱりキンキンに冷やして飲んだ方がごくごくいけます。そういったものは砂糖が多めに入っているということです。
つまり
子供に上げるときに冷やして出さないというのも大事になります。
麦茶は冷蔵庫に入れて、ジュースは常温にしておけばそのうちジュースに手が伸びなくなってきます。もちろんコップに氷を入れてなんて出す必要はありません。自販機などで買った時もすぐに飲ませないで何分か間をあけることで少し飲みづらくなります。
よく「注意しているんですが勝手に飲むんです」というお母さんがいますが
まずは買わない
次に買っても冷蔵庫に入れない
最後に氷も作っておかない
それでも飲みたくて冷凍庫に入れて冷えるのを待つ子供がいれば別ですが、そこまでやる子供の話は今のところ聞いたことがありません。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。診療日のどの時間でもできますが必ず予約して来院してください。
注意事項
*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。
*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。
*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。
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