【2017年11月27日 6:00 PM更新】
こんにちは
仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。
初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。
今日はSH療法のお話です。
もくじ
①1日8~10時間の装着のSH療法
②日中装置は何も入ってはいませんが・・
③朝が噛みづらいのがSH療法の特徴
④治療期間が必要なのがデメリット
⑤まとめ
①1日8~10時間の装着のSH療法
SH療法は取り外しの装置を必ず上下に1日8~10時間装着しながら行う矯正です。
8時間であると夜10時から朝6時まで。
10時間とすると夜9時から朝7時まで。
食事や飲み物を飲む時に装置はは外します。
10時間の装着とすると学校や部活で忙しい中学生や高校生やお仕事をしている社会人、特に仕事であまり矯正器具をつけているのが難しい方にも受け入れやすい治療法です。
②日中装置は何も入ってはいませんが・・
療法は装着している時間も大事ですが装着していない時間も大切です。
1日16時間装着すると早く進むのではなくうまく進まなくなります。
8~10時間の装着と14~16時間の外している時間が大事な装置になります。
結果的に日中はお口の中に矯正装置がついていないので目立たない矯正装置になります。言わなければ矯正治療をしているのがわからないかもしれません。
目立たない矯正治療という事ですとマウスピース矯正もあります。しかし実際はマウスピースはお口の中に入っているのでまったく目立たないというわけではありません。一般的な金具を歯につける矯正治療と比べればもちろん目立ちませんが。
そういった意味でもSH療法の8~10時間の装置の装着、それ以外の時間は装置の装着がないというのは患者さんにとっても受け入れやすい治療法だと思います。
③朝が噛みづらいのがSH療法の特徴
SH療法は広がっている装置を寝ている間入れて、それに合わせて顎が広がります。
朝ご飯を食べるときには噛みづらいですがそれがそのまま続くわけではなく、夜ご飯を食べる頃には問題なく食事ができています。肉眼で見れるほどではないですが広がって、噛んでいく中で噛みやすい位置に戻ってを繰り返している治療です。
ワイヤーの矯正の痛みの出方には個人差がありますが、矯正治療中ずっと歯が痛くて咬めないのでおかゆを食べていたなんてことはありません。以前ワイヤーの矯正をして痛みで苦労されて途中で止めてしまった方などにも試してみる治療法だと思います。(ワイヤーの矯正よりは確実に痛みが出ませんが、絶対出ないわけではありません。)
④治療期間が必要なのがデメリット
SH療法のデメリットの一つは治療期間がある程度必要になります。
ゆっくり少しずつ萎縮した顎を戻すので期間がかかります。
年齢が若い10代の人と骨の反応が悪い30代から40代の人でも動き方は変わってきます。
最低3年ぐらいは見た方がいい治療です。
どうしても治療期間を短くしたいとか、この時期までに矯正を終わらせたいという方は、抜歯なども考慮して専門にの先生のところでのワイヤー矯正やセラミック矯正を考えられた方がいいと思います。
⑤まとめ
ある程度治療期間に余裕がある方で、あまり固定の矯正器具をつけて見た目が気になる方にはSH療法はお勧めの治療法です。日中は何もついていないので、お仕事で矯正治療をしているのが難しい方や部活などの出激しい運動をする中学生や高校生の方にも安心です。
すべての症例で適用できるわけではないのでまずは無料相談をご利用ください。
ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。
費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。診療日のどの時間でもできますが必ず予約して来院してください。
SH療法は狭窄した歯列を正常にする治療法です。歯列が狭窄していることで起こるかみ合わせや歯並びの問題を改善しする機能を重視した矯正治療です。1日8~10時間の装置の装着でいいので、学校が忙しい中学生や高校生、仕事がある社会人の方にも負担が少ない矯正治療です。
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