【子供の歯並び予防26】シャボン玉を上手にふけるようになりましょう!


【2018年5月25日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区富谷市 ただ歯科クリニックです。

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

もくじ
①シャボン玉吹けますか?
②楽しくできる呼吸の練習
③誕生日のケーキのろうそく一息で消せますか?
④正しく吹くためには正しく吸えないといけません。
⑤口呼吸は悪い歯並びの原因の一つ

 

①シャボン玉吹けますか?

温かくなってきて外で遊ぶことも多いと思います。公園などでシャボン玉で遊んだりすると小さいお子さんもいいと思います。

 

シャボン玉を吹く

 

最近では吹かなくてもいいシャボン玉で遊べるのがあります。

 

吹けなくてもできるシャボン玉

 

たくさんシャボン玉を作れたり、大きいシャボン玉を作れたりします。

楽でいいんですが、自分で吹いてシャボン玉を作りましょうね。

 

②楽しくできる呼吸の練習

シャボン玉は子供も楽しくできる呼吸の練習になります。

 

正しい鼻呼吸の子供というか、本来は口にくわえて鼻で息を吸って口から息を吐きます。

鼻からすったときと口から吸った時では鼻から吸ったときの方がより深い呼吸をすることができます。

 

鼻から吸って深呼吸

 

深呼吸を口で吸って口で吐いてみるのと、鼻で吸って鼻で出してみればわかるように

鼻で吸った方がより多くの空気を吸っている感じがします。量的なものもそうなのですが

鼻で吸ったときは体の調節機能がより多くの息をすって酸素を取り入れようとします。

一方口で吸った時にはそういったそういったより多くの酸素を取り入れようとはしません。

 

長ーく息を吐いて大きなしゃぼんを作ったり、たくさん一気に作ったりするのも上手に吸って吐くことができないと作れません。

 

最近は自分で吹かなくてもできるシャボン玉がありますが、それでは呼吸の練習にもなりません。もちろん写真はきれいなものが取れますが、山にのぼるのか?リフトで上がるのか?の違いのようなものできれいな景色は見えますが、片方は全く運動にはならないです。

こういった自分で吹かないシャボン玉の一つに子供の誤飲の危険性というのもあると思います。しかし普段口呼吸で鼻で吸うことをできない子供が液を吸ってしまうのは何が問題なのでしょうか?鼻で息を吸えば液を飲み込んでしまうようなことはありません。

 

 

③誕生日のケーキのろうそく一息で消せますか?

同じように誕生日のケーキのろうそくも大事です。年齢ぶんのろうそくを一息で消せるかどうかはその年齢の肺活量を確認するのにとても分かりやすいです。6歳になって6本のろうそくを一個一個消していくのでは正しい肺活量がついているかどうかわかりません。中学生くらいになったら別に年齢ぶん一息で消せる必要はないですが。小学生の間くらいは誕生日のろうそくを一息で消せるようになりたいです。

 

誕生日のケーキのろうそくは一息で消そう

 

これもどれだけたくさんの息を吸ってどれだけ長ーく吹けるかが大事です。

やってみるわかりますがと口で吸った時と鼻で吸ったときでは大きく違うと思います。

鼻でたくさんの息を吸って口でゆっくり息を吐いていくのが大事になります。

1本1本のろうそくを、ふっふっふっと消していくのは呼吸が浅い証拠です。

 

④正しく吹くためには正しく吸えないといけません。

シャボン玉でくわえながら息を吸って吐くってことができないと、小学校でやるようなリコーダーや鍵盤ハーモニカみたいなものもできないようになります。あのようなものも同じようにいちいち口を開けて息を吸っていたらできないです。

プールとかもそうですね。息継ぎはもちろん必要ですが、ある程度の息継ぎの間隔までは呼吸を止められないといけませんし、吸うタイミングで一気に息を吸えないといけません。

リコーダーを吹く

 

普段口呼吸でもそういった時だけ突然鼻呼吸ができるということはないと思います。

こういった子供のうちの呼吸のトレーニングは大事ですし、大人になってから突然やってもすぐにできるようにはなりません。

 

⑤口呼吸は悪い歯並びの原因の一つ

口呼吸が原因の一つとなって歯並びに影響が出ます。

口呼吸で口が閉じない、いつも口が開いていることで唇の抑える力が弱ければ上の歯が前の方に出てきて出っ歯になります。

 

口が開いているときに必ず舌は下がっいます。本来口が閉じれる子供の場合閉じている口の中でベロは上の顎の歯ぐきにあたっています。写真の赤丸のところです。

正しい舌のポジション

仮に口は開いているが舌の位置が正しい上の上がっていると開いている口の中では舌の裏が常に見えていないといけません。でもそんな口呼吸の子供は一人も見たことがないです。みんな舌が下がっています。下がっている舌が下の歯を押せば反対咬合・受け口の原因になったり、開口といって上下の歯が噛まなくなったりします。

 

そもそも口呼吸では鼻呼吸の子供に比べて噛まないことが多いので上下の顎の成長の不足になったりします。

 

また鼻で呼吸をしないことで、鼻の空気が入るところの鼻腔が大きくならないといったことが起こります。口の上に鼻があるということは、鼻の中の下は口の中の天井です。鼻腔が正しく成長しなければ、上の顎も成長できません。正しい成長をしていない上の顎に合わせて下の顎も成長できなければ上下のスペースの問題になりますし、成長できていない上に対して、下が普通に成長したら反対口語受け口になります。

 

シャボン玉やケーキのろうそくだけでなく、口笛や簡単な風車とかもですが子供の遊びの中に吹いて遊ぶのが昔からたくさんあるのは正しい呼吸を覚えるということが大事ということだと思いますし、そういった遊びはどんどんするべきだと思います。

 

 

 

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お子さんの歯並びが悪くなる癖や呼吸、食事などの生活の問題があります。きれいな歯並びを願うお母さんの思いだけでは正しい発育はできません。問題は口がぽかんと空いている子供に「口を閉じなさい」といっても解決しない様々な間問題が絡み合った複雑なものです。

子供の歯並びを悪くする癖・生活・食事について考えてみませんか?

 


注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。

 

 




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