【虫歯予防10】生活習慣の乱れとしての子供の虫歯


【2019年1月11日 6:00 PM更新】

こんにちは

仙台市泉区・富谷市からも近いただ歯科クリニックです。

初めての方はこのブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

 

初めての方はブログの簡単な注意事項こちらの記事に目を通してください。

もくじ
⓵子供に虫歯ができると・・・?
②虫歯は治療して「治る」のでしょうか?
③なんで虫歯になったのでしょうか?
④子供の虫歯は生活習慣の問題という側面があります。
⑤大事なことは新しい虫歯を作らないためにどうするか?

 

⓵子供に虫歯ができると・・・?

ある日突然子供の歯に虫歯ができると歯医者に来て治療をしないといけません。

削って詰めて一回で終わるのか?

むし歯が結構大きいので削ってお薬を置いて痛みが出ないか様子を見るのか?

むし歯がかなり大きいので神経を取らないといけないのか?

それに対してどんな治療をするのか?

そういったことをまずは話していきます。

 

 

こういった治療の話ももちろん大事なのですが、もっと大事なのはなんで虫歯ができたか?ということです。

 

②虫歯は治療して「治る」のでしょうか?

どんな病気でも治療をすると「治る」と思ってしまう方は多いようです。

例えば風邪をひく、熱が出る。何日かで熱が下がる。これを「風邪が治った」という人はたくさんいます。

 

一方でむし歯は一見削って詰めて穴をふさいでしまえば治療が終わったので「治った」と思ってしまう人が多いようです。しかし虫歯になった原因、歯ブラシの問題や甘いものの問題など様々な虫歯になった原因がそのままではまた新しい虫歯ができてしまいます。どんなに完ぺきな治療をしてもその後に、歯ブラシもしないで甘いものを食べ続ければ新しくその周りから虫歯になるだけです。

 

虫歯を治療をしても、原因がそのままでは、また新しい虫歯ができていくだけです。それは「治った」とは言いませんしそもそも治さなくてはいけないのは、虫歯の歯ではなく虫歯になってしまった原因です。

 

③なんで虫歯になったのでしょうか?

むし歯ってどうしてできるか知っていますか?と聞くと答えられないお母さんは結構います。

「甘いものが・・・」

甘いものの中に虫歯になるものが入っているんですか?となると違います。

「虫歯菌が・・・」

じゃあ甘い物を食べても菌の問題なんですか?

「歯ブラシが・・」

歯ブラシをしていれば甘いものを食べてもいいんですか?

と聞いていくと正解を出せるお母さんは結構いません。

 

何となく歯ブラシは必要だし、甘いものも悪そうだし、虫歯菌もいるようだ。という感じです。

 

むし歯は甘いものを食べた虫歯菌が出す酸で歯が溶けます。

 

つまり子供の虫歯はまず虫歯にならないためには甘いものをできるだけ摂取しないことが一番大事で、かつ歯ブラシをして虫歯菌がいるような環境も少なくすることが大事です。

 

よく街で

「後で歯ブラシしっかりしようね!」「はーい」といって子供に甘いものを上げている親子を見かけますが、甘いもの食べて虫歯菌が酸を出した後に、家に帰って完璧な歯ブラシをしても、もう遅いわけです。

 

虫歯の歯

 

④子供の虫歯は生活習慣の問題という側面があります。

そういった意味で子供の虫歯の予防は生活習慣の問題という側面を持ちます。

 

「甘いものを食べるな」と言っても、言われなくてもわかっているが・・というお母さんも多いとは思います。逆に甘いものを日常的に食べると虫歯以外にどんな問題があるのか?といったことを聞くと答えられないお母さんは多いように思います。

 

まず一日の中で何回も甘いものを摂取しているようだと、一つはおなかが減らない子供になります。甘いもので小腹が埋まると、ご飯の時におなかが減らなくなります。ご飯の時におなかがすいていないと、好きなものしか食べなくてもおなかがいっぱいになるので食べる量が少なくなり、好き嫌いが多くなります。

 

本来子供はしっかり運動をしておなかを減らせてしっかり食べるそして寝るということで生活のリズムを作っていきます。甘いものでおなかがいっぱいになったようになるのはあくまでも血糖値などの血液レベルの反応で実際の意の中は空っぽです。結局そうなると実際はお腹がいっぱいになっていないので寝れない、もしくは寝るころにまたおなかがすいてきてしまうというった事が起こってきます。

 

また食べる量が少ないということは、運動するときのエネルギーも少なくないので活動量も少なくなります。その結果またおなかが減らない。食べれない。といったサイクルになってしまいます。

 

砂糖などの甘いものから何かの栄養を取らないと病気になるとか栄養不足になるとか、お菓子を食べたほうが運動してくれるというならそれでもしょうがないのですが、そのような効果はないですしむしろ、食事の量が少なく、好き嫌いも多くなるとしっかりと本来食事でとるべき栄養が取れないようになることの方が問題です。

 

 

しっかりと運動ができない、しっかりと食べておなかがいっぱいになっていないというのに寝ようと思っても寝れませんし、そうなると毎日の生活がどんどん乱れていくわけです。

 

むし歯ができました。削って詰めて「治った」といっても、これだけではなくここから派生していく様々な生活習慣の問題が改善しなければ、また新しい虫歯ができます。

その時は甘いものをやめようと思っても、実際食べる量が少なければ次のご飯までにおなかが減ってしまうので子供は持ちません。

 

⑤大事なことは新しい虫歯を作らないためにどうするか?

虫歯の治療が上手にできても、虫歯になった原因がそのままであればまたすぐに新しい虫歯ができてしまいます。特に一生使っていく永久歯が生えてくる6歳前後には虫歯にならない生活習慣というのをできるようになっていなければいけません。

 

もう一つは小学校に入学をしたら小腹がすいたからお菓子というわけにはいきません。給食の時間までは我慢しないといけません。食べる量が足りなかったり好き嫌いが多ければ、給食を残してしまう量がどうしても多くなります。お弁当であれば好きなものだけ、食べれる量だけ入れればいいですが給食はそうはいきません。

 

 

むし歯ができてしまうともちろん治療が必要で低年齢の子供はトレーニングをしたり、泣いたり治療が大変なことがあります。しかしそういった治療よりも本当に大事なのは虫歯ができた原因に向き合ってそれを改善していくことだと思います。

 


ただ歯科クリニックでは矯正治療の無料相談をしています。

無料相談では費用や期間だけでなく、患者さんの現在の今の状態、なんでこうなってしまったのか?そういったことを話します。矯正の無料相談は、診療日のどの時間でも対応していますが、必ず予約して来院してください。

子供の歯並びのお悩み(小児矯正)

成人矯正・歯並びのお悩み


子供の虫歯はお母さんの正しい知識で大きく減らすことができます。

虫歯は砂糖を食べた虫歯菌が出す酸が歯を溶かします。いくら歯ブラシをしても、フッ素入りの歯磨き粉を使っても食生活管理ができていなければ子供は虫歯にないります。

小児の虫歯予防

【虫歯予防】妊娠中からできる生まれてくる子供のための虫歯予防

【虫歯予防】キシリトールの正しい使い方ガイド

【虫歯予防】フッ素入りの歯磨き粉を使えば虫歯にはなりませんか?

 

注意事項

*このページはただ歯科クリニックのブログです。あくまでも当院のの考えに基づいて書かれているもので、他院では診断・治療法・介入のタイミング等は違うことがありますのでご注意ください。

*このページの内容を無断で使用することは固くお断りいたします。

*医療法の改正に基づき術前術後の写真は掲載してません。無料相談時に類似症例を用いて説明をさせていただきます。




前へ:
次へ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



カテゴリ【お子さんが虫歯にならないための話(虫歯予防)】の関連記事


Blogメニュー


アーカイブ

▶Blogトップへ戻る